妊娠中は何かと気をつけなければいけない時期ですが、
パスタが食べたくなるという方は少なくありません。
パスタのおすすめや注意点、またパスタばかり食べているのは大丈夫なのでしょうか?
こちらでは妊娠中のパスタについて紹介致します。

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妊娠中パスタが食べたくなるのはなぜ?

パスタ

なぜ、パスタを食べたくなるのかというと、
妊娠中は体内のホルモンバランスが大きく変化して、
プロゲステロンという女性ホルモンが多くなります。
このホルモンバランスの変化によって食の好みにも影響し、
妊娠中にパスタが食べたくなったという方は少なくありません。

他にも、油っこい物が食べたくなったり、塩っぱい物が食べたくなったり、アイスがたべたくなったりと、
食の変化は様々です。

その中にパスタを食べたくなるという食の変化があるという感じになります。

パスタの注意点は?

パスタの種類によっては控えた方が良いものもあります。

明太子パスタ
カルボナーラ
生ハムパスタ

この3つでしょうか。
明太子パスタやたらこパスタに混ざっている明太子やたらこは
生になりますので、リステリア菌による食中毒になる可能性が稀にですがあります。
しっかりと火が通っていれば問題ないのですが、生の状態だと菌が繁殖して食中毒になる可能性がありますので、注意が必要です。

妊娠中明太子は食べてもいいの?明太子パスタはどう?

リステリア菌の感染率は?妊娠中は注意した方が良い?

次にカルボナーラですが、生卵を使用していますので、サルモネラ菌による食中毒になる可能性がこちらも稀にですがあります。
日本の卵は生で食べることを前提に出荷していますので、
殻の部分に菌が付着しているということはありませんが、
5000~1万個に1個程度の確率で卵の内部にサルモネラ菌が存在する汚染卵というものがあります。
といっても、1つの汚染卵に存在するサルモネラ菌は10細胞程度で
食中毒を引き起こす菌の数は1万以上とも言われていますので、
冷蔵保存している卵でひびなど入っていない卵であれば、基本的にサルモネラ菌の食中毒になることはありませんが、
気になるのであれば控えておいた方が良いでしょう。

妊娠中カルボナーラは食べてもいい?注意点はあるの?

次に生ハムパスタですが、自家製生ハムや海外産の生ハムを使用している場合、
トキソプラズマに感染する可能性があります。
日本の大手企業から出ている例えば丸大の生ハムですと、感染の心配はないのですが、
その他の企業については確認を取っていないので、基本的に生ハムは控えた方が良いでしょう。

アラビアータなどの辛いパスタについては、
ピリ辛程度の辛さですので、問題なく食べることが出来るのですが、
これが激辛になると、辛い物に強い方であっても、痔のリスクが高まりますので、
妊娠中は使用できる薬なども限られますので、激辛料理は避けた方が良いでしょう。

ボンゴレロッソやボンゴレビアンコなどワインを使用するパスタがありますが、
こちらは加熱する時点でアルコールはほぼ飛びますので、
食べても問題ありません。

ジェノベーゼに関しては、バジルには子宮収縮作用があるのですが、
多量に食べるわけではありませんので、1人前程度なら食べても問題ありません。

ジョリーパスタで販売されているウニのパスタで、ウニが生で乗っているものは、
リステリア菌に感染する可能性が稀にですがあるので、妊娠中は避けておいた方が良いかも知れません。

全ての食材に火が通っていれば、基本的に食中毒の心配をする必要はありません。

おすすめのパスタは?

たまに食べるパスタであれば、特に栄養面を気にせず食べても構いませんが、
日常的にパスタを食べるとなると、栄養面のことも意識しないといけません。

栄養面を考慮すると、
おすすめのパスタとしては、
ペスカトーレで魚介類を摂取する
ボロネーゼやミートスパでタンパク質を摂取する
サラダスパで野菜を摂取する

ということが言えるでしょうか。
栄養と言えば、様々なものがありますが、大きく分けると炭水化物、タンパク質、脂質に分かれます。
他にビタミン類やミネラル類があります。

パスタだけではミネラル類やビタミン類全てを補うことは
おそらく難しいので、パスタに副菜としてサラダを付け加えたり、フルーツを付け加えるなど
工夫すると良いでしょう。

パスタばかり食べて大丈夫?

例えば、1日に2~3食パスタとなると
栄養の偏りが見られますので、つわり時期でパスタしか食べられないという場合は別として
何でも食べられる状態でパスタばかりを食べたくなるという場合は、
1日1食はパスタにしても構いませんが、他の2食でパスタでは摂りづらい栄養を補うようにすれば、
毎日パスタを食べても問題はないでしょう。

ただし、パスタは1食で種類によって異なりますが、1人前で2g程度の塩分はあるかと思いますので、
他からの塩分摂取には注意が必要です。
塩分を摂り過ぎるとむくみや高血圧症のリスクを高めてしまいます。

なお、厚生労働省が定める1日の塩分摂取目標量は女性の場合、6.5g未満とされています。

おすすめ

まとめ

妊娠中にパスタを食べるのは構いませんが、
カルボナーラや明太子パスタ、生ハムやスモークサーモン、生魚が乗っているようなものは
加熱がされていませんので、低い確率ではありますが、食中毒になる可能性がありますので、
気になる場合は、これらのパスタは避けた方が良いでしょう。

おすすめのパスタとしてはたまに食べるパスタでしたら、
食べたいパスタを食べると良いですが、毎日食べるとなると
タンパク質や野菜(ビタミン類やミネラル類)などの摂れるパスタ、
ミートソースやペスカトーレ、ボンゴレ、ボロネーゼ、サラダパスタなど
様々な種類のパスタを食べた方が特定のパスタを食べ続けるよりも健康的でしょう。

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