妊娠中は何かと気を遣う時期ですので、ハンバーガー一つにしても食べても良いのかどうか
迷う方はおられます。では、妊娠中にハンバーガーは食べても良いのでしょうか?
また、種類によって注意すべきものはあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のハンバーガーについて紹介致します。
妊娠中にハンバーガーは食べてもいいの?
妊娠中のどの時期においてもハンバーガーは食べても構いませんが、
毎日のように食べるということは避けましょう。
なぜかというと、毎日のように食べると塩分の摂り過ぎやカロリーの摂りすぎが懸念されるからです。
また、チーズの入ったものでも日本のマクドナルドの場合は避けなくても問題ありません。
なぜチーズの入ったハンバーガーは避けた方がいいの?
マクドナルドになりますが、チーズバーガーなどに使われているチーズは
プロセスチーズになります。
プロセスチーズはナチュラルチーズを加熱して発酵などを抑えていますし、殺菌されているので、リステリア菌に感染する心配はないのです。
なおマクドナルドのチーズは原産国がニュージーランド、オーストラリア、米国、ヨーロッパ、日本となっています。
参照:マクドナルド
海外のマクドナルドの場合はどうかわかりませんが、
日本のマクドナルドでは入ってきたチーズを一度X線に通して問題がないものだけを使用し、
大きなかまどでチーズが液状になるまで加熱(少なくとも75度以上はある)してから、
四角い形にしていくため、リステリア菌も殺菌されているので、問題ありません。
※マクドナルドに電話で問い合わせをしました(2023年1月3日)
妊娠中にリステリア菌に感染した場合、胎盤を通して胎児にも感染する可能性があるため、
国産ではないナチュラルチーズ(非加熱)は避けた方が良いのです。
リステリア菌に感染するとどうなるの?
リステリア菌に感染すると、母体は無症状の場合もありますが、
症状としては軽いインフルエンザのような症状が現われます。
また、リステリアの菌血症になると、急激な発熱に筋肉痛、関節痛、頭痛、背部痛などを伴うこともあります。
参照:横浜市
問題なのは胎児に感染することで、
胎児に感染すると20%程度の確立で流産もしくは子宮内胎児死亡があったという研究データがあります。
また、生存し分娩に至った児のうち68%に新生児リステリア感染症が認められ、
肺炎、敗血症、髄膜炎が主な症状であり、治療しても24%が脂肪、12%に神経学的後遺症を認めたとあります。
参照:佐野産婦人科
もし知らずに海外のナチュラルチーズを食べてしまったら?
もし知らずに海外のナチュラルチーズを食べてしまったら
リステリアに感染する可能性を否定することができなくなります。
その場合、かかりつけの産婦人科に相談することをお勧めします。
リステリアに感染した場合、抗生剤を投与するなどして治療が行なわれます。
参照:nishijima clinic
ポテトやシェイクは問題ない?
こちらも問題はありませんが、毎日のように食べたり飲んだりしていると
カロリーの摂りすぎにより、太る可能性が出てきますので、
こちらもたまに食べるようにしましょう。
月見バーガーなどの卵を使ったハンバーガーは問題ない?
月見バーガーなどの卵を使ったハンバーガーがありますが、
卵は国産のため、例え黄身の部分が半熟であったとしても
サルモネラ菌に感染する可能性は0%に近いくらい極めて低いため、
食べても問題になることはありません。
一部注意喚起している記事も見かけますが、国産のものですので、
食中毒に当たる心配もほぼないでしょう。
まとめ
妊娠中のどの時期であってもハンバーガーは食べても構いませんし、
ポテトもシェイクも食べても飲んでも構いません。
ただし、日常的に食べたり飲んだりすると、塩分の摂り過ぎやカロリーの摂りすぎ、
糖分の摂り過ぎなどに当たりますので、食べたとしてもたまに食べる程度にとどめておいてください。
また、チーズバーガーなどのようにチーズが入ったものでも日本のマクドナルドの場合は問題ありません。
海外のマクドナルドの場合は、チーズを殺菌しているかどうかがわかりませんので、
海外でチーズの入ったハンバーガーを食べるのは一応控えてください。
リステリア菌が存在する可能性があります。
リステリアに感染した場合、胎児にも感染する可能性があり
その場合、流産などを引き起こす可能性がありますので、十分に注意が必要です。