妊娠中は何かと気を遣わなければいけませんが、
妊娠中にきゅうりはおすすめなのでしょうか?
また、つわり時期に食べたくなるのは大丈夫なのでしょうか?食べ過ぎなども気になります。
こちらでは妊娠中のきゅうりについて紹介致します。

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妊娠中きゅうりはお勧め?

きゅうり

妊娠中にきゅうりを食べることはちゃんと洗っていれば問題はありません。
暑い夏場の野菜ですので、水分補給になりますので、返ってお勧めであります。

きゅうりの栄養は?

きゅうりの可食部100gあたりの栄養は
エネルギー 14kcal
水分 95.4g
タンパク質 1.0g
脂質 0.1g
炭水化物 3.0g
灰分 0.5g
飽和脂肪酸 0.01g
不飽和脂肪酸 0.01g
食物繊維 1.1g

カロテン 330μg
ビタミンE 0.3mg
ビタミンK 34μg
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 0.2mg
ビタミンB6 0.05mg
葉酸 25μg
パントテン酸 0.33mg
ビタミンC 14mg

ナトリウム 1mg
カリウム 200mg
カルシウム 26mg
マグネシウム 15mg
リン 36mg
鉄 0.3mg

このようになっています。
参照:foodslink

特に多い成分としては水分です。きゅうりの95%は水分で出来ているため、
良い水分補給になります。

他にカリウムも多く含んでおり、カリウムは
体内の塩分を体外に排出する働きがありますので、
妊娠中にお勧めの食材と言えるでしょう。

また、βカロテン(ビタミンA)も含まれていますので、
きゅうりを食べていれば、ビタミンA不足になることはないかと思います。

つわり時にきゅうりばかり食べるのは大丈夫?

つわり時にきゅうりが無性に食べたくなり、きゅうりばかりを食べているという妊婦さんがいますが、
きゅうりばかり食べていても特に問題になることはありません。

つわり時期は食べられるものを食べられる時に食べられるだけ食べるというのが、
基本的な考えですので、塩分や栄養のことはひとまず気にすることはありません。

ですので、きゅうりが生であっても漬物であっても
食べられるものを食べると良いので、問題にはなりません。

きゅうりだけで大丈夫なのか?と思われるかも知れませんが、
胎児はきゅうりだけしか食べていない母親からもしっかりと栄養を吸収していますので、
胎児の心配をする必要はありません。

ただし、つわりが終わり何でも食べられるようになったら、
塩分やカロリー、栄養のことを意識した食生活に戻してください。

きゅうりを食べ過ぎると身体が冷える?

きゅうりにはカリウムが含まれており、これには利尿作用があります。
体内の水分を外に排出し、この時に身体の熱も一緒に排出されます。
そうすると身体が冷えてしまいます。

特に胃腸が冷えてしまうと腹痛や下痢になることもありますので、
食べ過ぎには注意が必要です。

1日の摂取目安としては、つわり時期を除いて1日1本程度で抑えておいた方が良いでしょう。

きゅうりのビタミンAは摂りすぎても大丈夫?

きゅうりにはビタミンAが含まれていますが、
きゅうりの食べ過ぎでビタミンAの摂りすぎになるのではないかと心配される方もいると思いますが、
きゅうりに含まれているビタミンAは肉などのビタミンA(レチノール)とは異なり、
βカロテンとなります。

βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換され、
余ったカロテンは体外に排出されますので、
きゅうりを食べ過ぎたからと言ってビタミンAの摂り過ぎになることはありません。

きゅうりの漬物は大丈夫なのか?

つわり時期ではなく、妊娠中期などできゅうりの漬物をたくさん食べるというのは
避けた方が良いでしょう。

厚生労働省の食事摂取基準(2020年版)によると
成人女性の1日の塩分摂取目標量は6.5g未満とされており、
きゅうりの漬物は100gあたり5.3gの塩分が含まれています。
きゅうりの浅漬けの場合は、およそ2.5g程度となります。

きゅうり100gという量は、ちょうどきゅうり1本分程度になりますので、
それだけのきゅうりの漬物を食べるとなると塩分の摂り過ぎに当たってしまいます。

きゅうりの漬物の1切れの重さは6g程度で、
5切れ食べたとすると30g程度になります。
この塩分の量はぬか漬けの場合だと1.59g程度
塩漬け(浅漬け)の場合だと0.75g程度となります。

ぬか漬けであっても1日に5切れ程度なら食べても問題ないでしょう。
浅漬けの場合は、10切れ程度食べても問題はありません。

塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

塩

たまに摂り過ぎる分には特に問題はないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎているとむくみの原因、妊娠高血圧症の原因になります。
また、赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット

妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

人参

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

カリウムを摂るからといって塩分を多く摂取して良いというわけではありませんので、
塩分の過剰摂取には注意してください。

まとめ

妊娠中にきゅうりを食べることは水分補給になりますし、
カリウムの作用によって体内の塩分を体外に排出してくれますので、
妊娠中にはお勧めの食材と言えます。

つわり時期できゅうりしか食べられないと言う場合は、
ひとまずきゅうりを食べれる時に食べられるだけ食べるという生活を送っても問題はありません。

ただし、つわりが終わりなんでも食べられるようになったら
栄養やカロリー、塩分量を意識した食生活に戻してください。

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