妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ポン酢は食べても良いのでしょうか?昆布は大丈夫なのでしょうか?
こちらでは妊娠中のポン酢について紹介致します。
妊娠中ポン酢は食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもポン酢は食べても構いません。
ただし、1日大さじ1杯(18g)程度でとどめておいてください。
たまに大さじ2杯摂取するということであれば問題はないのですが、
毎日大さじ2杯分のポン酢を摂取すると摂り過ぎにあたる可能性が出てきます。
ヨウ素は大丈夫?
ポン酢大さじ1杯(18g)に含まれるヨウ素は1260.35μg(1.26mg)になります。
参照:カロリーSlism
妊娠中のヨウ素摂取推奨量としては、1日200μgとされています。
参照:食品安全委員会
耐容上限としては、1日2.2mgとされています。
なお、過剰摂取すると新生児に甲状腺機能低下が生じることがあり、
甲状腺機能低下をきたした乳児に関しては耐容上限を超える2.28~3.18mg/日であると推定されています。
参照:厚生労働省
仮にポン酢を大さじ2杯摂取したとすると、2.52mg程度のヨウ素を摂取することになります。
ただし、甲状腺機能低下が生じるのは1回上限を超えただけでなるのではなく、
日常的に越えていた場合に生じるとされていますので、
1日程度越えたからといって問題になることはないでしょう。
ですので、大さじ1杯程度であれば、耐容上限である2.2mgを越えることはありませんので、
これくらいの量であれば毎日摂取しても問題ないでしょう。
塩分は大丈夫?
ポン酢大さじ1杯(18g)に含まれる塩分量は、0.92gとなっています。
18歳以上の女性が1日に摂取しても良い塩分量は厚生労働省によると
6.5g未満が望ましいとされています。
ですので、大さじ1杯程度のポン酢であれば、塩分の摂り過ぎには当たらないでしょう。
しかし、塩分が多いことには変わりがないので、
ポン酢を飲むということは極力控えた方が良いです。
余ったポン酢はもったいないですが捨てましょう。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに塩分を摂り過ぎたとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると、
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
塩分を摂り過ぎている場合は?
塩分を摂り過ぎている場合は、塩分摂取量に気をつける他に、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
まとめ
妊娠中のどの時期であってもポン酢は食べても良いですが、
1日大さじ1杯程度で抑えておきましょう。
それ以上、例えば1日にポン酢大さじ2杯など摂取すると
塩分の摂り過ぎに当たる可能性があるのと、
ヨウ素の摂りすぎに当たる可能性が出てきます。
たまになら問題ないですが、日常的に摂りすぎていると胎児に影響が出る可能性がありますので注意が必要です。