妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
海苔の佃煮は食べても良いのでしょうか?ヨウ素量や塩分量が気になるところです。
こちらでは妊娠中の海苔の佃煮について紹介致します。

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妊娠中海苔の佃煮は食べても良いの?

海苔の佃煮

結論から言うと妊娠中のどの時期においても海苔の佃煮は食べて構いません。
後述しますが多少食べ過ぎてもヨウ素の摂りすぎにはなりませんのでヨウ素の心配はいりません。
多量に食べると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、摂りすぎには注意が必要です。

海苔の佃煮のヨウ素量は?

海苔の佃煮小さじ1杯(約5g)のヨウ素量は18.1μgとなります。

まず1日に摂取すべきヨウ素量を見てみると、
推定平均必要量は1日0.095mg、推奨量が1日0.13mgとされています。
参照:環境省

1日の摂取上限量としては非妊娠時および妊娠時は2.2mgになります。
参照:厚生労働省

1日の摂取上限が2.2mgなので、海苔の佃煮をたくさん食べたとしても
ヨウ素の摂りすぎにならないことがわかります。

どれくらい食べても良いの?

海苔の佃煮の塩分量を見てみると、
小さじ1杯(約5g)で塩分が0.3gとなっています。

厚生労働省を見てみると18歳以上の女性の1日の塩分摂取目標量は6.5g未満となっていますので、
1食で表すと2.1g程度の塩分を摂って良いことになります。

料理には塩を使いますので、この量は相当意識しないと難しい量になりますので、
海苔の佃煮は食べたとしても小さじ1杯程度の量でとどめておいた方が良いでしょう。

塩分に気をつけている場合は1日に小さじ1杯で抑え、
特に気をつけていない場合は、1食に小さじ1杯食べても良いかと思います。

食べすぎたらどうなるの?

海苔の佃煮を食べ過ぎた場合塩分の摂り過ぎになる可能性が高いです。

1日程度塩分を摂り過ぎたからといって特に問題になることはないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット

妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

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海苔の佃煮の栄養は?

海苔の佃煮小さじ1杯(約5g)の栄養を見てみると、

エネルギー 7kcal
タンパク質 0.7g
脂質 0.1g
炭水化物 1.1g
塩分 0.3g

ビタミンA 1μg
ビタミンE 0mg
ビタミンB1 0mg
ビタミンB2 0.01mg
ビタミンC 0mg

カルシウム 1mg
鉄 0.2mg

食物繊維 0.01g

このようになっています。
参照:あすけん

食べる量が小さじ1杯程度なので、
ここから摂取できる栄養は少ないため、
栄養に関してはあまり意識する必要はありませんが、
海苔には鉄分が多く含まれていますので、
小さじ1杯でも鉄分補給の足しにはなるでしょう。

特に妊娠中期後期からは鉄分を多く摂取しなければいけませんので、
海苔の佃煮だけでなく、鉄分の多い焼き海苔やレバーなどの肉類も積極的に摂取していった方が良いでしょう。
なお、レバーに関しては妊娠初期はできるだけ避けてください。

まとめ

妊娠中のどの時期においても海苔の佃煮は食べても構いません。
たくさん食べたとしてもヨウ素の摂りすぎにはならないのでヨウ素の心配はいりませんが、
塩分を多く含むため、食べたとしても小さじ1杯程度で抑えておきましょう。

食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになってしまいます。

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