妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
生チョコは食べても良いのでしょうか?注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の生チョコについて紹介致します。

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妊娠中生チョコは食べても良いの?

生チョコ

結論からいうと妊娠中のどの時期であっても生チョコは食べても構いません。
もちろんチョコレートなのでカフェインは含まれていますが、
妊娠中の1日のカフェイン摂取上限としては200mg程度は摂取しても問題ないとされていますので、
チョコレートに含まれるカフェイン程度でしたら特に問題ありません。

ちなみにチョコレート(50g)に含まれるカフェイン量は、コーヒー1杯150mlのおよそ1/6と言われており、
コーヒー1杯が約100mgのカフェインが含まれていますので、チョコレートには約16mgのカフェインが含まれていることになります。

どれくらいの量食べても良いの?

妊娠中の1日のおやつで摂取しても良いカロリーは厚生労働省の食事バランスガイドによると
200kcal以下とされています。

生チョコのカロリーを見てみると、大きさにもよりますが1個(10.3g)あたり52kcalとなっています。
ですので、1日に食べても良い生チョコの量は4個までとなります。

食べすぎるとどうなるの?

1日程度食べ過ぎたからと言って特に問題になるわけではないですが、
日常的に食べ過ぎているとカロリー過多になってしまいます。
そのような生活を送っていると肥満の原因になり、肥満になると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症のリスクが
高まりますので注意が必要です。

さらに生チョコ100gあたりにはカカオポリフェノールが540mg含まれており、
チョコレートを日常的に100~200g食べていると、ポリフェノールの摂りすぎになります。
妊娠後期にポリフェノールを1日500~1000mg摂取し続けると
胎児動脈管早期収縮を起こす可能性があります。
極めて稀なケースではありますが、胎児が心不全になったという報告もあるため、
ポリフェノールの過剰摂取には注意しなければなりません。
参照:うしじまクリニック

その前に1日に生チョコを100gも200gも食べているとそれだけでカロリーが500~1000kcal摂取してしまうことになるので、
カロリーの摂りすぎになり肥満まっしぐらです。

妊娠中チョコレートはちょっと待って!ポリフェノールに注意が必要?

ポリフェノールは他の物にも含まれている

生チョコやチョコレートだけでなくポリフェノールは他の物にも含まれていますので紹介しておきます。

緑茶や紅茶など茶葉を使用しているお茶にはカテキンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれていますし、
ノンカフェインであるルイボスティーにもポリフェノールは含まれています。

コーヒーにはコーヒーポリフェノールが含まれていますし、
ココアにはカカオポリフェノールが含まれています。

その他、ぶどうの皮にも多く含まれていたり、
ブルーベリーにはアントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれています。

特に気をつけたいのがノンカフェインだからと
飲まれるルイボスティーは1日に1.5Lほど飲むと飲み過ぎに当たる可能性があります。
特に妊娠後期には注意が必要です。

つわり時期で生チョコしか食べられない場合は?

つわり時期で生チョコしか食べられない場合、
つわり時期の考え方としては食べられる時に食べられるものを食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、食べられる時に食べていて問題ありません。

生チョコのカフェインは気にする必要はないですし、
高カロリーですので、カロリー面でも心配する必要はありません。

生チョコしか食べていなくてお腹の赤ちゃんが心配になる方もおられると思いますが、
赤ちゃんはママの元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので心配する必要はありません。

ただし、つわりが終わって何でも食べられるようになったら
カロリーや栄養などを意識した食生活に戻してください。

洋酒入りには注意が必要

生チョコの中には洋酒などのお酒が入っている物もあります。
食べる前にパッケージを見ると何%アルコールが含まれているなどの記載がありますので、
そういった生チョコは極力避けた方が良いです。

微量なのでママが酔わない限り基本的には問題ないのですが、
稀に胎児性アルコール症候群という胎児に悪い影響を及ぼしてしまうことがありますので、
避けれるなら避けた方が良い
でしょう。

特に記載がなくて原材料に洋酒などのアルコール名が書かれているものは
アルコールが1%未満ですので、食べても問題にはなりませんが気になる場合は控えておいた方が良いでしょう。

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まとめ

妊娠中のどの時期においても生チョコは食べても構いませんが、
生チョコの中にはお酒が含まれる物もあるので、そういったものは避けるようにしてください。

1日に食べても良い生チョコの量としては4個までは問題なく食べることができます。
ただし、清涼飲料は糖類やカロリーが多く含まれていますので
生チョコを4個食べるのであれば清涼飲料は避けてください。

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