妊娠中は何かと気をつけなければいけない時期ですが、
麻婆豆腐は食べても良いのでしょうか？注意点はあるのでしょうか？
こちらでは妊娠中の麻婆豆腐について紹介致します。
妊娠中麻婆豆腐は食べても良いの？
妊娠中のどの時期においても麻婆豆腐は食べても構いませんが、
激辛麻婆豆腐はお勧めできません。
食べたとしてもピリ辛の麻婆豆腐にとどめることをお勧めします。
なぜ激辛の麻婆豆腐はおすすめできないのか？
妊娠中は辛いものを控えるように言われたりしますが、
その理由は、胃腸の働きが弱くなったり、抹消血管に作用してうっ血、充血、
痔になる可能性があるからです。
参照：母子健康手帳アプリ
これは辛さが増せば増すほど作用してしまうため、
蒙古タンメンなどのように非常に辛いものは避けるようにしましょう。
また、胃腸にダメージを受けてしまい、
下痢や胸焼けのリスクを高めてしまいます。
妊娠中に痔になると治療法はあるものの使える薬が限られてしまいますので、
妊娠中の激辛は避けた方が良いでしょう。
なお、わさびなどのピリ辛のものでしたら、
問題なく食べることができます。
辛いものを食べると赤ちゃんに影響あるの？
ひどい下痢をした場合、その下痢により子宮が収縮されて
赤ちゃんに影響があることがありますが、
それくらいで、辛いものを食べたからといって赤ちゃんに影響することはありません。
とはいえ、痔になるリスクは高まりますので、妊娠中にしんどい思いをする可能性があるため、激辛のものは控えましょう。
激辛に耐性がある人はどうなの？
激辛に耐性があり、激辛麻婆豆腐を美味しく食べれたとしても、
強い香辛料は痔になる可能性を高めてしまいますので、
妊娠中はできるだけ避けた方が良いです。
甘口あるいはピリ辛の麻婆豆腐はどうなの？
永谷園などから麻婆豆腐の甘口や中辛などの麻婆豆腐の素が販売されていますが、
こういったものは辛みがない、あるいはピリ辛程度の辛さなので、
末梢血管のうっ血や充血になることはありませんし、
痔になるリスクもありませんし、下痢になることもないので、
通常の食事として食べることができます。
ただし、食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになる可能性があるため、
食べ過ぎには注意してください。
一般常識範囲の量でしたら特に気にしなくても問題ありません。
麻婆豆腐の栄養は？
麻婆豆腐1人前あたりの栄養ですが、
エネルギー 140～200kcal程度
タンパク質 5～10g程度
脂質 14g程度
糖質5g程度
食物繊維 0.8g程度
塩分量 2.1g程度
カルシウム 75mg程度
鉄 1.5mg程度
カリウム 275mg程度
亜鉛 1.3mg程度
ビタミンE 0.5mg程度
ビタミンB1 0.25mg程度
ビタミンC 2mg程度
ビタミンB6 0.19mg程度
ビタミンB12 0.4μg程度
葉酸 22μg程度
参考までになりますが、このようになっています。
豆腐と挽肉が入っていますので、タンパク質が豊富に含まれているのが特徴で、
糖質が少ないため体重を気にされている方にもお勧めです。
他にも、カルシウムや鉄分、カリウムも摂取できるため、
妊娠中にはありがたい成分が豊富に含まれているといっても良いでしょう。
カルシウムは丈夫な骨を作るのに必要な栄養ですし、
鉄分は血液を作るのに必要なミネラル、
カリウムは体内の塩分を体外に排出する作用があるミネラルとなっています。
ただ、塩分が1人前あたりに2g以上含まれていますので、
食べ過ぎると上記にも書きましたが、塩分の摂り過ぎになる可能性があります。
とはいえ、毎日食べる人も少ないと思いますので、
塩分についてはそこまで気にする必要はないでしょうが、
つわり時期で麻婆豆腐しか食べられないと言う場合は、
食べられるものを食べられる時に食べられるだけ食べるというのが、基本的な考え方ですので、
塩分のことは気にする必要はありません。
ただし、つわりが終わり何でも食べられるようになったら
栄養やカロリー、塩分などを意識した食生活に戻すようにしてください。
イソフラボン量は大丈夫なのか？
食べ過ぎると、例えば毎食麻婆豆腐に納豆など
大豆製品ばかりを極端に食べている場合に限りますが、
イソフラボンを摂りすぎると内因性ホルモンのホメオスタシスを
狂わせることにより胎児の発生に影響を与えることが懸念されていますので、
過剰に摂取することはよくありませんが、
一般常識の範囲であれば、気にすることはないでしょう。
参照：亀田メディカルセンター
気にしなければいけないのは、イソフラボン含有サプリメントなどを
摂取すると摂り過ぎになる可能性があるため、
摂取する場合は、かかりつけの医師に相談することをお勧めします。
まとめ
妊娠中のどの時期においても麻婆豆腐は食べても構いませんが、
激辛麻婆豆腐はできれば控えるようにした方が良いでしょう。
激辛のものは痔になるリスクを高めてしまいますので、
妊娠中はあまりお勧めできません。
ピリ辛程度の麻婆豆腐であれば全然問題ありませんので、
麻婆豆腐を楽しんで食べてください。
ただし、食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、
食べ過ぎには注意してくださいね。
