妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
フルーツグラノーラは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のフルーツグラノーラについて紹介致します。
妊娠中フルーツグラノーラは食べても良いの?
フルーツグラノーラの原材料を見てみると、
オーツ麦(オーストラリア又はフィンランド又はその他)、ライ麦粉、砂糖、乾燥果物(パパイヤ、レーズン、りんご、いちご)、小麦粉、ココナッツ、マルトデキストリン、 植物油、米粉、水溶性食物繊維、コーンフラワー、かぼちゃの種、アーモンドパウダー、食塩、小麦ふすま、玄米粉、りんご果汁、乳糖
グリセリン、クエン酸鉄Na、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、加工デンプン、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB1、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12
引用:食材デポ
このようになっており、
この中で注意しなければいけない原材料はありません。
ですので、妊娠中のどの時期においても食べて構いません。
ただし、食べ過ぎるとカロリーの摂りすぎになり肥満になる可能性がでてきますので
食べ過ぎには注意してください。
どれくらいの量食べても良いの?
妊娠中の1日の摂取カロリー目標を見てみると、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
フルーツグラノーラ1食分(50g)のカロリーは219kcalで
ここに牛乳を200mlかけたとすると、牛乳で126kcalありますので、
合わせて345kcalとなります。
これが1人前の量になるのですが、
妊娠初期の場合でも1食あたり633kcal摂取しなければいけないため、
これだけでは足りません。
ですので、ここにウインナーやゆで卵、スクランブルエッグやベーコンなどの
タンパク質系の食材を合わせれば、ちょうど良い食事となるでしょう。
フルーツグラノーラの栄養は?
フルーツグラノーラはグラノーラ生地にドライフルーツやナッツなどを配合しているため、
食物繊維や鉄分、ビタミン類もしっかりと摂取できるのがメリットとなります。
フルーツグラノーラ50gの栄養としては、
エネルギー 219kcal
タンパク質 4.1g
脂質 7.5g
炭水化物 36.0g
食塩相当量 0.2g
となっており、
ビタミン類やミネラル類の詳細はわかりませんが、
通常のグラノーラと比べると確実に栄養は多く含まれています。
その分、若干カロリーも多くなりますが1人前でしたら大差ありません。
食べすぎるとどうなるの?
フルーツグラノーラを食事として食べるのであれば、
仮に2人前食べたとしてもカロリーは690kcalですので、
妊娠初期では若干カロリーの摂りすぎになるものの
妊娠中期以降でしたら少し足りない程度になります。
ここに、サラダやタンパク質を持ってくると
カロリーの摂りすぎになってしまいますが、
フルーツグラノーラ1人前にサラダやタンパク質を持ってくると
ちょうど良い量になりますので、問題ありません。
食べ過ぎになる量としては3人前以上1食で食べると食べ過ぎになります。
フルーツグラノーラをおやつとして摂取する場合、
1人前食べただけでカロリーの摂りすぎになってしまいます。
妊娠中の1日のおやつの量は厚生労働省の食事バランスガイドによると
200kcal以下となっていますので、
フルーツグラノーラに何もかけずに1人前食べたとしてもカロリーはちょっとオーバーすることになります。
牛乳をかけると約150kcalオーバーしてしまいますので、
おやつとして毎日食べているとカロリーの摂りすぎが続き、
肥満の原因になります。
肥満になると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症のリスクが高まりますので、
おやつとしてフルーツグラノーラは食べない方が良いでしょう。
フルーツグラノーラは太るのか?
フルーツグラノーラだけではなく何でもそうですが、
食べ過ぎると太ります。
フルーツグラノーラを毎朝1人前食べるのであれば、
それだけでは摂取カロリーが足りていないため、
痩せていく可能性すらあります。
例えドライフルーツに糖類が付いていたとしてもです。
ですので、食べ過ぎなければ問題ありません。
1食につき妊娠初期では633kcal以下で、
妊娠中では700kcal以下で抑えておけば基本的に太ることはありません。
フルーツグラノーラはNGと書いてあるサイトもありますが、
過剰に食べ過ぎなければ問題ありませんし、
普通に食パンなどを食べるよりも栄養が摂れるため、
おすすめの食事と言っても良いくらいです。
ダイエット中の場合は、牛乳ではなく豆乳を入れると
カロリーは抑えられます。
フルーツグラノーラは健康に良い?
フルーツグラノーラには1食分あたりに
食物繊維が4.5g、鉄分が5.0mg、そこにビタミン類やミネラル類、牛乳のカルシウムなどが摂取できますので、
食パンや菓子パンを食べるよりも健康に良いです。
毎朝食べ続けることで、食物繊維の効果で便秘が解消されたり、
鉄分も豊富に含まれていますので、貧血予防にもなります。
足りていない栄養としてはタンパク質が足りていませんので、
フルーツグラノーラに加えて、先ほども書きましたがスクランブルエッグやゆで卵、目玉焼き、
ベーコンなどのタンパク質を摂取することをおすすめします。
また、葉酸もあまり含まれていませんので
妊娠初期の場合は特にですが葉酸が含まれる
ブロッコリーや枝豆、芽キャベツ、ほうれん草、焼き海苔、きなこなどと合わせて食事をすることをおすすめします。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもフルーツグラノーラは食べても構いません。
フルーツグラノーラは太りやすいという意見もありますが、
食べ過ぎなければ太る心配はありません。
1食で摂取しても良いカロリーは
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となっており、おやつはどの時期も200kcal以下となっています。
この量に基づいて摂取していれば基本的に太ることはありません。
太るとするとフルーツグラノーラではなく、
おやつの摂りすぎ、清涼飲料の飲み過ぎ、菓子パンの食べ過ぎなどが
主な太る要因になりますので、これらには注意してください。
糖質が気になる場合は、糖質オフのフルーツグラノーラも販売されていますし、
通常のグラノーラも糖質は少なめになっていますので、
そういったものも試してみると良いでしょう。