妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
メロンパンは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のメロンパンについて紹介致します。
妊娠中メロンパンは食べても良いの?
結論を言うと妊娠中のどの時期においてもメロンパンは食べても構いませんが、
毎日食べていると栄養が偏る可能性がありますので、
食べるとしても週に1~2回程度で抑えておきましょう。
どのくらいの量食べても良いの?
妊娠中の1日の摂取カロリー目標を見てみると、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
メロンパンのカロリーは一般的なもので
100gあたり300kcal前後となっています。
ですので、カロリーだけを見ると仮に朝食に食べるとすると
メロンパンは2個食べても良い計算になります。
しかし、メロンパンの大部分は炭水化物で出来ていますので、
これだと栄養が偏ってしまいます。
ビタミン類もミネラル類もタンパク質も足りていないため、
メロンパンは1個にして、サラダに目玉焼きなどの卵料理や
ベーコンなどの肉類の料理で栄養を補う必要があります。
メロンパンの中には1個で400kcalを越えるものもありますので、
そういったものはできるだけ避けた方が栄養の偏りはなくなります。
メロンパンの栄養は?
メロンパン1個(81.6g)あたりの栄養は、
エネルギー 261kcal
タンパク質 6.41g
脂質 5.81g
炭水化物 47.25g
ビタミンA 42.4μg
ビタミンD 0.29μg
ビタミンE 0.31mg
ビタミンK 1.77μg
ビタミンB1 0.08mg
ビタミンB2 0.07mg
ナイアシン 0.44mg
ビタミンB6 0.03mg
ビタミンB12 0.1μg
葉酸 21.44μg
パントテン酸 0.48mg
ビオチン 3.33μg
ビタミンC 0.11mg
ナトリウム 167.46mg
カリウム 78.2mg
カルシウム 23.84mg
マグネシウム 11.33mg
リン 53.97mg
鉄 0.51mg
亜鉛 0.42mg
銅 0.07mg
マンガン 0.19mg
ヨウ素 3.69μg
セレン 14.25μg
クロム 0.76μg
モリブデン 10.99μg
食物繊維総量 1.41g
食塩相当量 0.43g
このようになっています。
参照:カロリーSlism
この中で多く含まれている成分は
セレンとモリブデンくらいなもので、
栄養に関してはビタミン類もミネラル類も不足しています。
糖類が多く含まれていますので炭水化物は多くなっています。
ですので、メロンパンを毎日食べると炭水化物くらいしか摂取できず
栄養の偏りが見られますので、週に1回程度、多くて週に2回程度で抑えておいた方が無難です。
ほとんどの栄養が足りていないため、
メロンパン以外にサラダやフルーツ、ヨーグルト、肉や魚などからタンパク質を補う必要があります。
量としても妊娠初期で1食633kcal、中期で700kcalですので、
これを越えないようにうまく組み合わせて調節する必要があります。
つわりでメロンパンしか食べられない場合は?
つわりでメロンパンしか食べられない場合、
つわり時の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べるというのが基本的な考え方ですので、
メロンパンを食べられる時に食べれば良いです。
メロンパンしか食べていなくてお腹の赤ちゃんが心配になるかと思いますが、
赤ちゃんはママが元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので問題ありません。
ただし、つわりが終わって何でも食べられるようになったら
栄養やカロリーを意識した食生活に戻してください。
まとめ
妊娠中にメロンパンは食べても構いませんが、
毎日食べていると栄養が偏ってしまうため、
できれば週に1度や2度程度で抑えて、栄養のあるものをメインに食べた方が良いです。
メロンパンは多くが炭水化物で出来ていますので、
メロンパンだけではなく、サラダや果物を食べてミネラル類やビタミン類を補う必要がありますし、
肉類や魚類、大豆などからタンパク質を補う必要もあります。
また、牛乳やヨーグルトなどからカルシウムも補った方が良いでしょう。
メロンパンのような菓子パンだけですと糖類を多く摂取してしまうことになりますし、
栄養もあまり摂取できませんので、
栄養バランスを考えた食事に切り替えた方が良いです。
理想としては
卵料理、サラダ、牛乳、食パンなどのパン系の食事か
ご飯、みそ汁、魚、海苔などの和食系の食事を摂ることが好ましいです。
簡単に栄養が摂取できるものとして「グラノーラ」などは
ビタミン類やミネラル類が多く含まれていますのでおすすめと言えます。
ただし、タンパク質が足りないので卵料理などで補うようにしましょう。