妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ハーゲンダッツは食べても良いのでしょうか?バニラに含まれている卵や
ショコララムなどが気になります。
こちらでは妊娠中のハーゲンダッツについて紹介致します。
妊娠中ハーゲンダッツは食べても良いの?
結論から言うと、妊娠中のどの時期でもハーゲンダッツのどの種類を食べても構いません。
原材料に含まれている卵はしっかりと火の通った物ではありませんが、
卵が変異しない程度に殺菌はされていますので、サルモネラ菌の心配はありません。
ただし、食べ過ぎるとカロリーの摂り過ぎになりますし、
お腹が冷えてしまいますので、一度に過剰に食べないようにしてください。
ショコララムのお酒は大丈夫なの?
ショコララムはほんのりとラムが香るアイスとなっており、
アルコールも0.3%含まれています。
しかし、これくらいのアルコールを摂取しても胎児には何の影響もありませんので、
心配する必要はありません。
ただし、一度に10個など過剰に食べればアルコールの影響を受けるかも知れません。
ですので一度に過剰に摂取しないようにしましょう。
そうなるとアルコールよりも糖類の方が心配になります。
微量でもアルコールが気になる場合は食べないに越したことはありません。
ラムレーズンは大丈夫なの?
ハーゲンダッツのラムレーズン味にはラム酒が含まれており、
アルコール度数は1.6%となっています。
1個程度食べたからといってママが酔っ払うなんてことはないかと思いますので、
基本的には食べても問題はないでしょうが、気になる方は避けた方が良いでしょう。
仮に、10個など一度に食べてしまうと酔っ払う可能性が出てきて、胎児にも少ない確率ですが影響が出る可能性はあります。
ハーゲンダッツグリーンティーは大丈夫なの?
グリーンティー味には抹茶が含まれており、抹茶にはカフェインが含まれていますが、
ハーゲンダッツ1個程度のカフェイン量であれば胎児に影響することはありません。
妊娠中に摂取しても良いカフェインの量は、
世界保健機関(WHO)では300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)まで
英国食品基準庁では200mgまで
カナダ保健省では300mgまでと制限が設けられております。
参照:厚生労働省
日本には海外のような制限はありませんが、
医師によればコーヒーを1~2杯程度なら飲んでも良いという医師は多くおられます。
このコーヒーの種類はわかりませんが、
一般的なコーヒーだとすると1杯あたり100mg程度のカフェインが含まれていますので、
それを2杯ということですから、1日のカフェインは200mgまでは問題なく摂取できるということになります。
仮にハーゲンダッツグリーンティーの全てが乳成分と抹茶でできていたとしても、
容量が110mlですので、この量の抹茶に含まれているカフェイン量は濃くても128mg程度ですので、
問題はありません。
当然ハーゲンダッツは他の原材料も使われていますので、カフェイン量はもっと少ないです。
どれくらいの量食べても良いの?
妊娠中のおやつで摂取しても良いカロリーは厚生労働省の食事バランスガイドによると200kcal以下とされています。
ハーゲンダッツ(バニラ)のカロリーは1個あたり244kcalとなっています。
1個食べるとちょっとオーバーしてしまいますが、
たまに食べる分には何の問題もありませんし、
毎日食べたとしても他からの摂取カロリーを少し減らせば太ることもないでしょう。
なお、妊娠中の1日の摂取カロリーは普通の生活を送っている場合
妊娠初期 2100kcal程度
妊娠中期 2300kcal程度
妊娠後期 2550kcal程度
となっています。
参照:厚生労働省
食べすぎるとどうなるの?
食べ過ぎると、例えば1日に2個も3個も食べた場合、
1日程度でしたらあまり問題にはなりませんが、
日常的に食べ過ぎていたら肥満のリスクが大幅に高くなります。
肥満になると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症などのリスクも高くなりますので注意してください。
また、冷えた物を食べ過ぎるとお腹が冷えて下痢になる可能性も出てきます。
つわり時期でハーゲンダッツのようなアイスクリームしか食べられない場合は?
つわり時期でアイスクリームしか食べられない場合、
つわり時期の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べるというのが
基本的な考え方ですので、栄養やカロリーについてはひとまず考えなくても良いです。
食べられる物を食べましょう。
栄養の偏りで赤ちゃんが心配になるかも知れませんが、
赤ちゃんはママが蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長していきますので心配する必要はありません。
ただし、つわりが終わり何でも食べられるようになったら、
栄養やカロリーを意識した食生活に戻して下さい。
妊娠中期後期で無性にアイスや氷が食べたくなるのはサイン
妊娠中期や後期で無性にアイスクリームや氷が食べたくなるのは
「氷食症」という症状かも知れません。
これは鉄分が不足すると出てくる症状ですので、
鉄分をしっかりと補えば無性に食べたくなるということはなくなります。
なお、妊娠中の1日の必要な鉄分は、
妊娠初期 9.0mg
妊娠中期 16.0mg
妊娠後期 16.0mg
となっており、中期後期から摂取量が大幅に上がっていますので、
鉄分不足に陥りやすいのです。
普段の食事から鉄分摂取を意識して摂取していきましょう。
ちなみに、鉄分の多い食材としては、
レバー(妊娠初期のみ注意)
ほうれん草
小松菜
枝豆
納豆
卵
などが挙げられます。
サジージュースなどからも鉄分は補えますので一応紹介しておきます。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもどの種類のハーゲンダッツでも食べて構いません。
原材料に含まれている卵が気になると思いますが、殺菌はされていますし、
冷凍食品ですので万が一菌が残っていたとしても(そんなことはありませんが)、繁殖できませんので安心して食べることができます。
また、ラム系の洋酒の入ったハーゲンダッツもアルコールが入っている量が極微量ですので
胎児に影響が出ることはまずありえません。
ハーゲンダッツはカロリーや糖質が多いため、
食べ過ぎには注意してください。