妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
キッシュは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のキッシュについて紹介致します。
妊娠中キッシュは食べても良いの?
一般的なキッシュであれば妊娠中のどの時期においても食べて構いません。
作り方によっては半熟キッシュというものもあり、
卵が半熟の場合があります。
こちらはサルモネラ菌による食中毒を否定できないため、
気になる場合は食べるのを控えた方が良いでしょう。
どのくらいの量食べても良いの?
キッシュ8等分の1個(104.9g)あたりのカロリーを見てみると、
223kcalあります。
この量で塩分は0.78g含まれていますので、
量としては2個食べても問題はないでしょう。
タンパク質も摂取できますし、食物繊維も摂取できるため、
2個食べて他にサラダやパンなどを食べれば、
良い食事になるかと思います。
キッシュの栄養は?
キッシュ8等分の1個(104.9g)あたりの栄養を見てみると、
エネルギー 223kcal
タンパク質 7g
脂質 16.66g
炭水化物 13.34g
ビタミンA 216.14μg
ビタミンD 0.83μg
ビタミンE 1.03mg
ビタミンK 64.63μg
ビタミンB1 0.09mg
ビタミンB2 0.18mg
ナイアシン 0.61mg
ビタミンB6 0.08mg
ビタミンB12 0.42μg
葉酸 58.63μg
パントテン酸 0.5mg
ビオチン 6.03μg
ビタミンC 12.3mg
ナトリウム 305.8mg
カリウム 242.93mg
カルシウム 92.23mg
マグネシウム 23.22mg
リン 119.86mg
鉄 0.89mg
亜鉛 0.83mg
銅 0.06mg
マンガン 0.14mg
ヨウ素 13.11μg
セレン 7.46μg
クロム 0.88μg
モリブデン 6.25μg
食物繊維総量 1.02g
食塩相当量 0.78g
このようになっています。
参照:カロリーSlism
この中で多い成分としては、
ビタミンA、ビタミンK、葉酸、カルシウム、セレン、モリブデンになっています。
ビタミンAは1個で216.14μgありますので、2個食べると435.28μg摂取することになります。
例えば、毎食キッシュを食べると過程した場合、
1食につき3個たべたとします。
そうなると3食でキッシュを9個食べることになるわけですが、
ビタミンAは9個で1945μg程度摂取することになります。
ここで気をつけなければいけないのは妊娠初期の方です。
1日程度9個キッシュを食べても問題ないのですが、
この生活が続けば、ビタミンA(レチノール)の摂りすぎになる可能性があります。
妊娠初期のレチノール摂取量の制限は1日に1500μgとなっていますので、
これが続くと胎児に影響が出る可能性があります。
妊娠中期以降からは1500μgという制限はなくなりますので、
気にしなくても良いのですが、妊娠初期は注意した方が良いでしょう。
つわりでキッシュしか食べられない場合は?
つわりでキッシュしか食べられない場合、
つわり時期の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方になっていますので、
キッシュは食べられるときに食べると良いのですが、
上記で説明したように、キッシュを1食に3個食べ続けると
ビタミンA(レチノール)の摂りすぎに当たってしまいます。
厚生労働省の1日1500μgまでというのは
1日ではなく日常的に摂取し続けた場合の制限値になっていますので、
つわり時期にキッシュばかり食べ続けていると胎児に影響が出る可能性があります。
どのような影響があるのかというと、
妊娠3ヶ月までのビタミンAの過剰摂取により
赤ちゃんの耳の形成異常が増えると言われています。
ですので、つわり時期でキッシュしか食べることができなくても、
1日に6個程度で抑えておいた方が良いでしょう。
まとめ
キッシュが半熟でなければ妊娠中のどの時期においてもキッシュを食べることができます。
中には半熟キッシュというものもあり、
卵が半熟で可能性的にはとても低いですがサルモネラ菌による
食中毒になる可能性がありますので、気になる方は食べないようにしましょう。
キッシュは1食に2個程度食べても問題はなく、
葉酸やカルシウムに加えて、タンパク質や食物繊維も摂取できますので、
特に妊娠初期には葉酸をたくさん摂取しないといけないため、
積極的に摂り入れたい料理ではあります。
妊娠中期以降もカルシウムやタンパク質など栄養は豊富に含まれていますのでおすすめです。