妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
あさりは食べても良いのでしょうか?あさりのみそ汁や酒蒸しはどうなんでしょう?
こちらでは妊娠中のあさりについて紹介致します。

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妊娠中あさりは食べても良いの?

あさり

結論から言うと、妊娠中のどの時期においても
しっかりと火が通っていればあさりは食べても問題ありません。

※潮干狩りで獲ってきたあさりは貝毒が存在する可能性があるため注意が必要です。
スーパーなどで市場に出回っているあさりについては心配ありません。

また、あさりのみそ汁やあさりの酒蒸しも食べても良いです。

むしろ鉄分が豊富に含まれているため、
妊娠中は積極的に摂り入れたい食材です。

あさりの栄養は?

あさり100gあたりに
カルシウム 66mg
カリウム 140mg
亜鉛 1.0mg
鉄 3.8mg
ビタミンB12 52.4μg
エネルギー 30kcal
タンパク質 6.0g
脂質 0.3g
炭水化物 0.4g
タウリン 664mg
塩分 2.2mg

このようになっています。

鉄分ですが、あさりを100g食べることによって1日に必要な鉄分の2.5割程度摂取できます。

タウリンは疲労回復効果がありますので、
疲れやすい妊娠中にはお勧めの栄養素の一つになります。

ビタミンB12はあさりは食材の中でもトップクラスの含有量を誇り、
背血球を合成するのに必要な栄養素で、不足すると貧血や不眠、肩こり、腰痛などを伴う神経障害に
なりやすくなるので、こちらも欠かせない栄養素の一つとなっています。

あさりのみそ汁は毎食飲まないで!

みそ汁自体に塩分が含まれており、1杯あたりおよそ1.2g程度の塩分が含まれています。
それに加えてあさりにも塩分が含まれていますので、
毎食飲むと塩分の摂り過ぎになりますので、
飲んだとしても1日1杯程度で抑えてください。

あさりの酒蒸しのお酒は大丈夫?

加熱した段階で多くのアルコールは飛びますので、
少々残っていたとしても問題にはなりませんので、
気にせず食べてもらって大丈夫です。

塩分はあさりに含まれていますので、
味見などして調節していってください。

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塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

塩

たまに塩分を過剰摂取したとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に過剰摂取していると、
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット

妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

人参

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

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あさりの中の砂は食べても問題ない?

あさりの中に時々砂が入っており、じゃりっという食感が気持ち悪いかと思いますが、
砂も加熱しておりますので、腸炎ビブリオやリステリア菌、トキソプラズマなどは
死滅していますので、身体に影響はありません

ですが、食感が気持ち悪いので砂抜きは十分に行なった方が良いでしょう。

あさりはどれくらい食べても良いの?

1日に100g程度(可食部)をメインの食材として食べるのであれば、
問題ありません。

それ以上摂取すると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので注意が必要です。

なお、塩分さえ気をつけていれば毎日食べても問題ありません。

あさりのおすすめの料理は?

あさりの佃煮
あさりのみそ汁
あさりの炊き込みご飯
あさりの酒蒸し
あさりのパスタ(ボンゴレロッソ、ボンゴレビアンコなど)
クラムチャウダー
あさりのトマト煮

などがお勧めになります。

特にボンゴレロッソやトマト煮などトマトと一緒に食べることによって
トマトに含まれるビタミンCが鉄分の吸収を助けてくれるので、お勧めです。

あさりのレシピ一覧を下記に載せておきます。

オレンジページnet

まとめ

あさりは鉄分、ビタミンB12、タウリンが豊富に含まれていますので、
妊娠中だけではないですが女性には嬉しい食材と言えます。
しっかりと火が通っていれば(加熱して蓋が開けば)食べても問題ありません。

仮に砂が入っていたとしても食べても砂は排出されますし、
菌類も加熱して死滅していますので、何の影響もありません。
ですが、食べるとじゃりっという食感が非常に気持ち悪いため、
砂抜きはしっかりと行ないましょう。

あさりには塩分が多く含まれていますので、
例えばお吸い物を作る場合など、何か調理する際には
塩を通常量入れると塩っぱい味になりますので、調整してください。

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