妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
もんじゃ焼きは食べても良いのでしょうか?また、明太子入りはどうなんでしょうか?
こちらでは妊娠中のもんじゃ焼きについて紹介致します。
妊娠中もんじゃ焼きは食べても良いの?
火がしっかりと通っていれば、どの種類のもんじゃ焼きでも食べて構いません。
ただし、明太子入りは明太子にしっかりと火が通ってからでないと、
リステリア菌が存在する可能性がありますので、
火を通してから食べるようにしてください。(中心部が75℃以上で1分以上加熱)
また、生焼けのものを食べると食中毒の可能性が出てきますので、
明太子だけでなく、全体に火が通ってから食べるようにしてください。
どのくらい食べてもいいの?
たまに食べるもんじゃ焼きでしたら、特にカロリーや塩分のことは気にせず食べても良いでしょう。
しかし、日常的にもんじゃ焼きを食べる場合、
1食分がおよそ510kcalありますので、例えばこれを1食に2食分食べてしまうと
カロリーの摂りすぎになる可能性がありますし、
もんじゃ焼きの種類にもよりますが、1食分の塩分は3.4g程度ありますので、
これを1回に2食分とか1日に2食など食べると塩分の摂り過ぎになります。
また、日常的に1食もんじゃ焼きを食べたとしても塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、注意が必要です。
なお、妊娠中の1日に摂取しても良い塩分量は厚生労働省によると6.5g未満となっていますので、
もんじゃ焼きを食べるだけで、3.4gもの塩分を摂取してしまいますので、
残り2食を3gの塩分で抑えなければいけなくなります。
そういった意味でも1日に1食分で、また日常的にもんじゃ焼きは食べない方が良いでしょう。
食べるとしたらたまに食べるようにしましょう。
ただし、つわり時期でもんじゃ焼きしか食べれないと言う場合は、
食べられる時に食べられるだけ食べるというのが基本的な考えですので、
つわり時期は気にせず食べても構いません。
ですが、つわりが終わって何でも食べられるようになったら、
カロリーや塩分のことを意識した食生活に戻してください。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに塩分を摂り過ぎたとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると、
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
塩分を摂り過ぎている場合は?
塩分を摂り過ぎている場合は、塩分摂取量に気をつける他に、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
まとめ
もんじゃ焼きにしっかりと火が通っていれば
妊娠中のどの時期においてももんじゃ焼きを食べても構いません。
ただし、生の部分が残っている場合は、菌が存在する可能性がありますので、
生の部分が残らないように中心部が75℃以上で1分以上加熱してから食べるようにすると安心です。
たまにもんじゃ焼きを食べるのは全然構いませんが、
日常的にもんじゃ焼きを食べると塩分が割と多いため、
塩分の摂り過ぎになる可能性があり、
その状態が続くと妊娠高血圧症になる可能性が高まりますので、
食べるとしたら毎日ではなく、たまに食べる分にとどめておいた方が良いでしょう。