妊娠中何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
マーガリンは食べても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のマーガリンについて紹介致します。

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妊娠中マーガリンは食べても良いの?

マーガリン

結論から言うと妊娠中のどの時期であっても
マーガリンを食べても構いません。

トーストに塗る程度でしたら全然問題ありません。

ただし、マーガリンは脂質ですので食べ過ぎると
カロリーの摂りすぎになる可能性がありますので、
食べ過ぎには注意してください。

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1日にどのくらいの量食べても良いの?

マーガリンのカロリーを見てみると、
100gあたり757.9kcalあります。
トーストに塗る量が大さじ1杯(12g)で2枚ほどは塗れますので、
12gのカロリーを見てみると約91kcalとなります。

大さじ2杯となるとご飯大盛り程度のカロリーを摂取することになりますので、
1日に摂取しても良いマーガリンは12g程度で抑えておいた方が良いでしょう。

リステリア菌は大丈夫なの?

マーガリンには乳が含まれていますので、リステリア菌が気になる方もいるかと思いますが、
日本製のマーガリン(バターも含めて)は、乳の段階で加熱殺菌することが義務づけられていますので、
その段階でリステリア菌は殺菌されますので、マーガリンにはリステリア菌は存在しません。

トランス脂肪酸は大丈夫なの?

トランス脂肪酸は植物油を高温にして脱臭する工程で生じます。
ですので、植物油を使用しているマーガリンにはトランス脂肪酸が含まれているのですが、
これはマーガリンに限ったことではなく、牛などの反すう動物に由来する乳製品や肉に含まれているものなので、
マーガリンの他に肉類や乳製品を多く摂取していなければ、
マーガリン程度のトランス脂肪酸は問題ありません。

現在では、トランス脂肪酸を減らしたマーガリンなども販売されており、
バターよりもトランス脂肪酸が少ないマーガリンもあります。

トランス脂肪酸を摂取しすぎるとどうなるの?

トランス脂肪酸は摂りすぎると、心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高くなります。
また、肥満やアレルギー性疾患についても関連が認められているそうです。
参照:厚生労働省

アメリカの食生活のように日常的に肉をたくさん食べるということでなければ、
トランス脂肪酸は摂りすぎにはほぼならないため、あまり気にする必要はありません。

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マーガリンにはビタミンA(レチノール)も含まれている

マーガリンにはビタミンA(レチノール)も含まれています。
100gあたり25μg含まれており、これはバターよりも相当量が少ないので気にする必要はありません。
参照:文部科学省

ちなみに、妊娠中に1日に必要なビタミンAは
1日に2000IU(600μg)必要なのですが、
上限も定められており、1日5000IU(1500μg)までとされています。
レチノールを過剰に摂取すると特に妊娠3ヶ月までの過剰摂取により
赤ちゃんの耳の形態異常が増えることがわかっています。
参照:にしのはら歯科医院

なお、バターには100gあたり有塩のものでレチノールが520μg、無塩のもので790μg含まれており、
レチノールを多く含む食材を挙げると、
豚レバー 17000μg
鶏レバー 14000μg
牛レバー 1100μg
うなぎの蒲焼き 1500μg
ぎんだら 1500μg
ほたるいか 1500μg
※可食部100g換算

このようになっています。
これらレチノールが多く含まれている食材は極力控えるようにしましょう。

なお、野菜や果実に含まれているβカロテンは、体内に入ると
必要な分だけビタミンAに変換されますので、緑黄色野菜を摂取していると、
ビタミンA不足にはなりません。

マーガリンの栄養は?

マーガリンに含まれる栄養は、100gあたり
カリウム 27mg
カルシウム 27mg
マグネシウム 2mg
リン 17mg
亜鉛 0.1mg
βカロテン 290μg
ビタミンD 11μg
ビタミンK 53μg
ビタミンB1 0.01mg
ビタミンB2 0.03mg

このようになっているのですが、
マーガリンの摂取量は少量ですので、
マーガリンから栄養を摂取しようとは考えない方が良いです。

ですので、マーガリンはトーストを美味しく食べたり、
バターの代わりに炒め物などに使用して美味しくする程度のものと思っていただいた方が良いでしょう。

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マーガリン以外に注意したい食べ物は?

妊娠中に注意したい食べ物がいくつかありますので、紹介します。
生魚(刺身や寿司など)
ローストビーフ
レアステーキ(生の部分が残っている肉)
外国産ナチュラルチーズ
生ハム
アルコール
カフェイン
ポリフェノール
レチノール

生魚など生で食べる食べ物には菌が存在している可能性があり、
食中毒になる可能性があります。
有名なところを挙げれば、トキソプラズマやリステリア菌が存在します。
これらは母体に影響があるだけでなく、胎児にも影響が出る可能性があるため
注意しなければいけません。

ナチュラルチーズも日本産のものであれば加熱殺菌されているのですが、
外国産のものは加熱殺菌されていない可能性があり、
リステリア菌が存在する可能性があるので、必ず加熱してから食べるようにしましょう。

アルコール、カフェイン、ポリフェノールも摂りすぎると胎児に影響が出る可能性がありますので、
注意が必要な成分となります。

まとめ

妊娠中のどの時期においてもマーガリンは摂取しても良いですが、
摂りすぎるとカロリーの摂りすぎになりますので、注意してください。
1日に摂取しても良いマーガリンの量に基準はありませんが、
カロリーのことを考えるとマーガリンは1日に12g(大さじ1杯)程度でとどめておいた方が良いでしょう。

なお、トランス脂肪酸については、日本人の食生活では
あまり気にする必要はありません。
気にしなければいけない状況というのは、アメリカ人のように
日常的に肉を多量に食べるような食生活の場合のみです。

トーストにバターの代わりマーガリンを塗っても美味しくいただけますので、
トーストに塗ったり、油の代わりとして使う程度なら気にせず使って大丈夫です。

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