妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ザクロ酢は飲んでも良いのでしょうか?また、飲めるとしたら量はどれくらい飲んでも良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のザクロ酢について紹介致します。

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妊娠中ザクロ酢は飲んでも良いの?

ザクロ

結論から言うとザクロ酢は妊娠中のどの時期に飲んでも良いです。
むしろ身体に良い成分が含まれていますので、お勧めできる飲み物です。

毎日摂取しても問題ありません。
ただし、1日に多量に飲むと大体のものに砂糖が含まれていますので、
糖分の摂り過ぎになる可能性がありますので、多量に飲むことは避けてください。

どのくらいの量飲んでも良いの?

ザクロ酢はそのまま飲めるストレートタイプのものもありますが、
水や炭酸などで希釈するタイプがほとんどだと思います。

どちらにおいても1日に摂取しても良い量としては、
コップ1杯程度でとどめておいた方が良いでしょう。

摂りすぎると糖分やカロリーの摂り過ぎになる可能性が出てきます。

有名なザクロ酢を挙げると「ミチョ」という飲み物がありますので、
これを元にどれくらいの糖分が含まれているのか見てみると、
コップ1杯分50ml当たり(200ml/1杯、4杯希釈時)で
14.4g程度の糖類が含まれており、カロリーは58kcalとなっています。
参照:CJ FOODS

普段おやつを食べないと言う場合は、
ザクロ酢を1日に2~3杯程度飲んでも糖類やカロリーの摂りすぎには当たらないのですが、
おやつを食べると言う場合は、上記でも書きましたが1日1杯程度でとどめておいた方が良いです。

なお、飲めば飲むほど健康に良いというものでもありませんので、
ほどほどに飲むようにしましょう。

美酢(ミチョ)は妊娠中飲んでもいいの?量はどれくらい?

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ザクロ酢の栄養は?

ポリフェノール

ザクロには、アントシアニンやタンニンなどのポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、老化の原因となる身体の酸化を防いでくれるだけでなく、
肌のハリやツヤなどを保つ効果が期待できます。

酢酸

ザクロ酢の中には、内臓脂肪が気になる方に向けた機能性表示食品のものがありますが、
これは酢酸に肥満気味の方の内臓脂肪を減らす働きが期待されているためです。

クエン酸

ザクロ酢にはクエン酸が含まれており、疲労感を軽減させる効果が期待できます。
妊娠中は疲れやすいという方もいますので、そういう方にはよりお勧めと言えます。

クエン酸は他にも、レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類に含まれています。

その他の栄養

ザクロ酢には、上記の他にもビタミンCやカリウム、葉酸などが含まれており、
葉酸については特に妊娠初期には積極的に摂取したい成分となっています。

カリウムは体内の塩分を排出する働きがありますので、
塩分を摂りがちな日本人にとっては非常にありがたい成分となっています。

ビタミンCは抗酸化作用があるほか、免疫力を高めたり、ストレスを和らげる効果、
そして、鉄分の吸収をサポートしてくれる働きがありますので、
こちらの成分も積極的に摂取していきたい成分となっています。

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ザクロ酢でカロリーが極端に少ないものは控えて!

ザクロ酢の中には100mlあたり、1kcalなどのようにカロリーが少ないものがあります。
これは砂糖の代わりに人工甘味料が使用されています。

人工甘味料は胎盤を通して胎児に移行することがわかっており、
多量に摂取することにより胎児に影響が出る可能性があります。

具体的に説明すると、
ベイクの国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所(NIDDK)の研究チームというところが実験を行なっており、

妊娠・授乳中の母マウスに人工甘味料スクラロースとアセスルファムKを摂取させたところ、子マウスの代謝に対して悪影響を及ぼし、マイクロバイオーム(細菌叢9))が変化したと発表しました(Frontiers in Microbiology 2019年6月)。

研究チームは、妊娠・授乳中の母マウスにスクラロースとアセスルファムKの混合液を、ヒトにおける1日摂取許容量に相当する量、その2倍量、水の3群に分けて投与し健康影響を検証した。母マウス(n=31)は血液、母乳、糞便、尿、子マウス(n=226)は血液、糞便、尿を解析した。子マウスを解析したところ、スクラロース、アセスルファムKは共に胎盤と母乳を通してマウスに移行することが確認された。これは以前より報告されていたことではある。

人工甘味料を1日摂取許容量の2倍量摂取した母マウスは、人工甘味料の摂取量が1日摂取許容量である母マウスと比べ、代謝変化が非常に大きかった。また、子マウスの肝機能も影響を受け、血液中の毒素を分解する働きは衰え、腸内の細菌代謝物が劇的に変化した。腸内細菌の変化は2型糖尿病や肥満に類似し、インスリン分泌、炎症、腸内細菌の変化を引き起こす糖の影響が拡大し、脂肪の蓄積を促し、2型糖尿病を誘発することが認められた。

引用:くにちか内科クリニック

この研究では、マウスを使っており、人工甘味料を1日の許容摂取量の2倍という
多量の人工甘味料を投与させているので、参考程度にしかなりませんが、
仔マウスの腸内細菌の変化が認められ、肥満や2型糖尿病を誘発することが認められたとあります。

少なくとも、人工甘味料は胎盤を通して胎児に移行するため、
注意に超したことはありせん。

この研究では動物を使っており、人間には当てはめることはできませんが、
継続して人工甘味料を摂取することは人間であっても控えた方が良さそうな結果が出ています。

人工甘味料はスクラロース、アセスルファムK以外にもアスパルテームやL-フェニルアラニン化合物などがありますが、
他の研究では、カルガリー大学のライマー教授の研究によるマウス実験があります。

実験では妊娠中のラットにアスパルテーム、ステビア、または普通の水を与え、出産後に仔の体重を測定しするとともに腸内微生物叢を調査した。

驚くべきことに、甘味料はラットの母親に対する影響はごくわずかだったものの、仔には有意な影響があった。甘味料を与えられた母親から生まれた仔は、体重が多く、体脂肪率が高くなっていた。腸内微生物に重要な変化が見られ、具体的には、プロピオン酸と酪酸を生成する微生物が増加し、乳糖を発酵させる種は減少していた。腸内細菌叢におけるこれらの変化は、仔の体重増加を引き起こした可能性があるという。

引用:LINK de DIET

この研究ではどのくらいの人工甘味料を摂取させたかわかりませんが、
仔マウスの腸内細菌の変化による体重増加を引き起こした可能性があると言っています。

これら二つの研究は人工甘味料の種類は違えど、
体重増加を示すであろう結果が出ているため、
いずれの人工甘味料も妊娠中は摂取を控えた方が良いと考えます。

まとめ

妊娠中のどの時期においてもザクロ酢は飲むことができます。
栄養価も高いため、毎日でも摂取したい飲み物です。
ですが、多量に飲むと糖分やカロリーの摂りすぎになる可能性がありますので、
おやつを食べる方は1日1杯程度で、おやつを食べないという方は1日2~3杯程度で
とどめておいた方が良いでしょう。

なお、ザクロ酢の中で極端にカロリーが少ないものがありますが、
これは人工甘味料が使われていることが多く、
人工甘味料は多量に摂取することにより胎児に影響が出る可能性が否定できないため、
妊娠中は極力避けた方が良い成分となっています。

ミチョのように少量の人工甘味料が使われているものは
これといって心配する必要はないでしょう。

極端に摂りすぎることが問題となる可能性がありますので、
少し意識してください。

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