妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
銀杏は食べても良いのでしょうか?注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の銀杏について紹介致します。
妊娠中銀杏は食べても良いの?
結論から言うと、妊娠中のどの時期においても銀杏は食べても構いませんが、
食べ過ぎると中毒を起こす可能性がありますので、食べ過ぎには注意してください。
生でなければどんな料理でも食べて構いません。
中毒症状は?
銀杏に含まれているアンチビタミンB6物質である「MPN」という物質があるのですが、
摂取しすぎるとビタミンB6欠乏症と似た中毒症状を起こします。
症状としては、不整脈、顔面蒼白、呼吸困難、呼吸促迫、めまい、意識混濁、下肢の麻痺、便秘、発熱などが出ます。
最悪の場合死亡するといったケースもあります。
参照:dヘルスケア
食べすぎってどれくらいの量?
銀杏の経口中毒量は、子供は7~150個、大人は40~300個と言われていますので、
大人の場合、最低ラインである40個を1日に食べてしまうと中毒を起こす可能性があるということになります。
では、1日に食べる量の目安ですが、大人は1日10個程度
子供は1日5個以内にとどめた方が良いでしょう。
参照:dヘルスケア
では、胎児に影響があるのかというと、アスクドクターズに登録している産婦人科医の見解を見てみると、
「赤ちゃんに影響はまずないでしょう」と多くの医師が言っていることから胎児への影響は心配する必要はありません。
参照:アスクドクターズ
なお、毎日食べるのであれば、10個でとどめておいた方が良いようです。
毎日でなければ10個を越えたとしても問題はないようですが、
食べ過ぎると下痢などを起こしますので食べ過ぎには注意してください。
銀杏の栄養は?
まず銀杏の健康効果を見ていきましょう。
- 高血圧を予防する
- 美肌効果
- 夜尿症を改善する効果
- 喘息を予防する効果
があるようです。
参照:わかさ生活
これについて説明すると銀杏にはカリウムが豊富に含まれているため、
体内のナトリウムを排出することから高血圧予防になると言われています。
美肌効果についてはビタミンAの効果によるもので、皮膚の新陳代謝を促す作用があり、
ビタミンEやビタミンCには肌の老化を防ぐ作用があると言われています。
銀杏には様々なビタミンが含まれていることから美肌効果が期待できると言われているのです。
夜尿症と喘息に関しては割愛させていただくとして、
栄養を見ていきましょう。
銀杏可食部100g(約34個程度)あたりの栄養になりますが、
エネルギー 166kcal
水分 58.9g
タンパク質 4.1g
脂質 1.3g
炭水化物 34.5g
飽和脂肪酸 0.11g
不飽和脂肪酸 0.54g
食物繊維 2.2g
ビタミンA(βカロテン) 260μg
ビタミンE 1.6mg
ビタミンK 3μg
ビタミンB1 0.24mg
ビタミンB2 0.07mg
ナイアシン 1.0mg
ビタミンB6 0.02mg
葉酸 36μg
パントテン酸 0.97mg
ビタミンC 20mg
カリウム 580mg
カルシウム 8mg
マグネシウム 42mg
リン 83mg
鉄 1.1mg
このようになっています。
参照:foodslink
この中で特筆すべき栄養は
ビタミンC、カリウム、マグネシウム、リン、鉄となりますが、
食べる量が多くても1日10個程度なので、銀杏から栄養を摂るというのは
現実的ではありませんので、このような栄養が含まれているんだくらいでとどめてもらえればと思います。
銀杏のおすすめレシピは?
まず銀杏そのものを味わうのでしたら、
ただ加熱するだけの焼き銀杏がおすすめです。
塩を振っていただくととても美味しいです。
では、おすすめレシピについて紹介していきます。
えびとぎんなんの炒め物
寄せ卵のレンジ蒸し
栗とぎんなんの炊き込みご飯
ぎんなん入りかき揚げ
ぎんなんの炊き込みご飯
茶碗蒸し
このような料理が比較的簡単に作れるためおすすめとなります。
まとめ
妊娠中のどの時期においても銀杏は食べても構いませんが、
食べたとしても1日10個程度でとどめておきましょう。
食べ過ぎると中毒症状が出る可能性がありますので。
なお、銀杏を食べたからと言って胎児に影響が出るということは
まずありえないとのことなので、赤ちゃんについては心配する必要はありません。
銀杏を食べて季節を楽しんでください。