妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ちくわは食べても良いのでしょうか?注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のちくわについて紹介致します。

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妊娠中ちくわは食べても良いの?

ちくわ

妊娠中のどの時期でもちくわは食べることができます。
また、袋から出してそのまま食べることもできます。

ただし、塩分が多く含まれていますので食べ過ぎには注意してください。

どれくらいの量食べても良いの?

18歳以上の女性が1日に摂取しても良い塩分量は
厚生労働省の食事バランスガイドによると6.5g未満を推奨しています。

これに照らし合わせて考えると
ちくわ35gサイズのもので塩分が約0.8g
70gサイズのもので塩分が約1.6g含まれていますので、
1食で食べても良いちくわの量としては35g前後の量でとどめておいた方が良いでしょう。

1袋に4~5本入っている大きくはないちくわ1本の重さは30g程度で、
これだと塩分量が0.6g程度になります。

この場合食べたとしても1日2本程度でとどめておいた方が良いでしょう。
というのも他からの塩分摂取もあるため、ちくわが副食と考えると
このくらいの量が妥当と考えます。

ちくわはメインのおかずの場合、1食あたり塩分量は2g程度で抑えた方が良いため、
1食で食べられるちくわの量はサイズにもよりますが、先ほど紹介した1本30gのちくわの場合は、
3~4本程度で抑えておいた方が良いでしょう。

つわり時期でちくわしか食べられない場合は、
食べられるものを食べられる時に食べられるだけ食べるというのが基本的な考え方ですので、
ひとまず塩分のことは考えず食べてもらって構いません。

ただし、つわりが終わって何でも食べられるようになったら
栄養バランスやカロリー、塩分のことを考えた食生活に戻すようにしてください。

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塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

塩

たまに塩分を過剰摂取したとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に過剰摂取していると、
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット

妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

人参

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

ちくわはなぜ袋から出して生の状態で食べることが出来るのか?

ちくわの製造工程は、
魚のすり身を卵白などの材料と混ぜて竹串などに形を作って巻いていき、
焼いて加熱します。

ですので、この加熱の時点でリステリア菌などの菌は死滅しますので、
袋から出してそのまま食べることができるのです。

一部、ちくわやかまぼこなどの練り物製品はリステリア菌を懸念して
加熱してから食べるように促しているサイトがありますが、
製造工程で加熱していますので、そのまま食べても問題ありません。

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ちくわの水銀は大丈夫なの?

魚介類には少なからず水銀が含まれています。
厚生労働省によると、クジラやイルカ、インドマグロ、金目鯛などは
水銀が多く含まれているため、1週間で食べる量が定められていますが、
ちくわの原料となるスケソウダラ、イトヨリダイ、ホッケ、エソなどの
魚は厚生労働省のリストには載っていませんので、
水銀のことは気にせず食べて構いません。
参照:厚生労働省

まとめ

妊娠中のどの時期においてもちくわは食べることができます。
ただし、ちくわは塩分が多く含まれていますので、食べ過ぎには注意してください。

日常的にちくわを食べ過ぎていると妊娠高血圧症のリスクを高めてしまいます。

ちくわは製造工程で加熱しておりますので、様々な菌はその時点で死滅しておりますので、
袋から出して生のまま食べることができます。

ちくわをメインのおかずとして食べると
栄養バランスが偏る可能性がありますので、
副食のひと品として出す、あるいは何かの料理に入れるなどして
食べると良いでしょう。

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