妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
鰹節は食べても良いのでしょうか?そのまま食べるとどうなるのでしょうか?
リステリア菌などが気になるところです。
こちらでは妊娠中の鰹節について紹介致します。

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妊娠中鰹節は食べてもいいの?

鰹節

妊娠中のどの時期においても鰹節は食べても構いません。
鰹節をだしに使うのではなく、例えばほうれん草のおひたしなどに乗せて食べる場合もあると思いますが、基本的にそのまま食べても問題ありません。

塩分量も少ないため、特に量を気にすることもありません。

リステリア菌は大丈夫なのか?

生の魚介類にはリステリア菌が存在する可能性があるのですが、
鰹節はどうなのかというと、製造方法を見てみると
鰹をおろして、煮熟という工程で2時間ほどかけて一度釜ゆでにします。

その後「焙乾」と呼ばれる燻す工程が入ります。
参照:指宿鰹節

というように二度も加熱しておりますので、
リステリア菌などの菌は死滅しますので、食中毒になることはありません。

どれくらいの量食べてもいいの?

常識範囲内であれば、多少食べ過ぎたとしても問題ありません。
鰹節は痛風の原因となるプリン体を多く含んでいる食品に分類されるのですが、
鰹節1g当たりに含まれるプリン体は4.933mgで、
1日当たりのプリン体の適量は400mg以下とされています。

プリン体を全て鰹節から摂取するとなると、
鰹節を81.1g食べなければいけません。

スーパーなどで販売されている鰹節の小パックは最大でも5g程度なので、
小パックを16パックも食べなければいけない計算になりますが、
せいぜい食べたとしても毎食食べたとしても3パック程度でしょう。
参照:小林食品

ですので、プリン体についても気にする必要がないのです。

鰹節には水銀は含まれている?

魚介類には多かれ少なかれ水銀は含まれています。
注意しなければいけないのは、厚生労働省に書いてある
クジラやイルカ、インドマグロ、金目鯛などで、
これらは週に摂取しても良い量が定められています。
参照:厚生労働省

鰹は厚生労働省の提示しているリストに載っていませんし、
ましてや鰹節となると食べる量は食べたとしても数十グラム程度だと思いますので、
水銀のことは全く気にする必要はありません。

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鰹節の栄養は?

鰹節の栄養をざっと書き上げると100gあたり
カロリー 356kcal
タンパク質 77.1g
脂質 2.9g
炭水化物 0.8g
ビタミンD 6μg
ビタミンE 1.2mg
ビタミンB1 0.55mg
ビタミンB2 0.35mg
ナイアシン 45mg
ビタミンB6 0.53mg
ビタミンB12 14.8μg
葉酸 11μg
パントテン酸 0.82mg
ビオチン 14.9μg
ナトリウム 130mg
カリウム 940mg
カルシウム 28mg
マグネシウム 70mg
リン 790mg
鉄 5.5mg
亜鉛 2.8mg
銅 0.27mg
ヨウ素 45μg
セレン 320μg
イノシン酸 600mg
コレステロール 180mg
食塩 0.3g
DHA 560mg
EPA 99mg

このようになっています。
参照:にんべん

食塩は少なく、ビタミン類が豊富に含まれており、
カリウムも多く含まれています。
カリウムは体内の塩分を排出する働きがあるため、
妊娠時には嬉しい栄養となります。

他にも、鉄分、カルシウムなどのミネラル分も豊富に含まれており、
手軽にタンパク質が摂取できるのも特徴ですし、DHAやEPAも摂取できます。
旨み成分であるイノシン酸も豊富に含まれているため、
美味しく栄養が摂取できるのです。

鰹節は様々な料理に付け加えることができ、
例えば、土佐煮やおひたしに振りかける、だしとしても重宝されますし、
あつあつのご飯の上にかけて食べることもできます。

いろんな料理に合わせてみてください。

まとめ

妊娠中のどの時期においても鰹節は食べて構いません。
水銀の心配もありませんし、塩分も少ないため
常識範囲内であれば、量を気にすることなく食べても問題ありません。

それでいて、豊富なビタミン類にミネラルが摂取でき、
手軽にタンパク質やDHA、EPAなどが摂取できますので、
様々な料理に付け加えてみてはいかがでしょうか。

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