妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
わさびは食べても良いのでしょうか?また、注意点などはあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のわさびについて紹介致します。
妊娠中わさびは食べても良いの?
妊娠中のどの時期においてもわさびは食べても構いません。
妊娠中は辛いモノを控えるように言われたりしますが、
これは、末梢血管に作用してうっ血や充血を引き起こしたり、
下痢や痔になるリスクが高まるためなのですが、
激辛のものを食べた場合にリスクが上がることですので、
わさび程度のピリッと辛いものでしたら適量であれば
何の問題もありません。
ただし、食べ過ぎには注意してください。
薬味程度なら何の心配もいりません。
食べ過ぎるとどうなるの?
わさびの1日の適量は3~5g程度と言われていますが、
一度に多量に食べると、人によっては腹痛や下痢を引き起こしてしまいます。
妊娠中にひどい下痢になると
子宮が収縮しますので、胎児にとって良いことではありません。
わさびの栄養は?
わさびの一番の効果と言えば、抗菌作用があげられます。
黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオなどの菌の増殖を抑制する働きがあります。
他に、血栓予防効果や消臭効果、食欲増進などの効果があり、
暑い時期に食欲がない場合、わさびなどのピリ辛なものを食べると
ご飯が食べられると言う方も多いです。
では、栄養を見ていくと
βカロテン、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、B2、ナイアシン、
ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビタミンCなどのビタミン類が含まれる他、
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラルも含まれています。
妊娠中に嬉しい成分としては、妊娠初期の葉酸
βカロテンによりビタミンAが補給できる、
カリウムによる体内の塩分の排出作用などは、
妊娠中には嬉しい作用です。
とはいえ、わさびだけをバクバクと食べるわけではありませんので、
栄養といっても微々たるものですが、
食欲増進や抗菌作用などの効果はありがたいですね。
わさびが合う料理は?
わさびはピリッとしたアクセントを付けたいときに活躍する薬味で、
和風パスタに良く合いますし、お茶漬けにわさびを入れるのも美味しいです。
夏場にはとろろにわさびを入れて食べるのも良いですし、
とろろそばにわさびを入れるというのも良いでしょう。
また、マヨネーズとわさびを和えるだけでも、
様々な料理に使用することができます。
豚丼などにも薬味として少量乗せるのも良いでしょう。
わさびといえば、刺身やお寿司を思い浮かべる人は多いと思いますが、
刺身や寿司などの生魚にはリステリア菌が存在する可能性がありますので、
生魚は妊娠中にはあまりおすすめできません。
また、魚だけでなくたこやイカなど魚介類の生ものにも
リステリア菌が存在する可能性がありますので、
妊娠中は生ものは極力控えるようにしましょう。
辛いものは赤ちゃんに害はあるのか?
激辛のものを食べるとひどい下痢になり、
子宮収縮を招く可能性はありますが、
それ以外で、辛いものが赤ちゃんに害があるのかというと、
特に害はありません。
ですが、激辛のものは上記でも挙げましたが、
末梢血管に作用してうっ血や充血を引き起こすリスク、
痔になる可能性を高めます。
いずれも赤ちゃんには影響はないのですが、
妊娠中に痔になると使用出来る薬が限られますので、
激辛のものは極力避けた方が良いでしょう。
これは激辛のものが好きな場合であっても、
痔などになるリスクは高まりますので注意してください。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもわさびは適量であれば
摂取しても問題ありません。
ただし、食べ過ぎると腹痛や下痢になる可能性が出てきますので、
食べ過ぎには注意してください。あくまでも薬味として使用してください。
わさびは様々な栄養が含まれているのですが、
食べる量が微々たるものなので、栄養補給には向いていませんが、
抗菌作用や消臭作用、特に食欲増進は
夏ばてなどを起こしたときに強い味方になってくれますので、
様々な料理に薬味として入れてみてください。