妊娠中何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
アボカド丼は食べても良いのでしょうか?注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のアボカド丼について紹介致します。

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妊娠中アボカド丼は食べても良いの?

アボカド丼

結論から言うと、妊娠中のどの時期においてもアボカド丼は食べても構いません。
ただし、生卵を乗せたり、マグロやサーモンと絡めたりするアボカド丼の場合は、
食中毒のリスクが高まりますので、推奨はしません。

なぜ生ものを推奨しないのか?

生卵の場合ですと、確率的には低いのですがサルモネラ菌の食中毒のリスクがありますし、
マグロやサーモンなどは、アニサキスやリステリア菌の食中毒の可能性が低いながらもあります。

気にならない人は生ものも食べていますが、気になると言う場合は避けておいた方が無難でしょう。

生卵の食中毒については、卵が新鮮で冷蔵保存しており、ヒビなどが入っていない場合は、
ほとんどの確率で食中毒にはなりません。

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マグロやサーモンについては、-20℃で24時間以上冷凍していれば
アニサキスは死滅しますので、この場合はアニサキスの心配はいりません。
リステリア菌については、稀に感染する程度です。
感染したとしても侵襲型と呼ばれる重症化になる可能性は低く、
大抵は無症状か軽症で治まります。

重症化した場合に胎児に影響が出る可能性があるため注意は必要ですが、
リステリア菌の感染は日本で1年間で100件などのレベルなので、
こちらもあまり気にする必要はないのかもしれません。

しかし、加熱したものよりも食中毒になる確率は間違いなく高くなりますので、注意するに越したことはないです。

アボカドのリステリア菌は?

アボカドの表面にリステリア菌が付着している可能性があります。
これを洗わずに包丁で切った上、それを常温で長時間放置しているとリステリア菌が増殖して
感染する可能性が高まります。

ですので、アボカドを切る場合は、しっかりと水で洗ってから切るようにしてください。
また、調理したら常温で放置せずにすぐに食べるか冷蔵庫で保存するようにしてください。

リステリア菌はどこにでも存在する菌ですが、基本的に野菜などは洗えば
大抵の菌は流れていきますので、あまり気にする必要はないでしょう。

リステリア菌の感染率は?妊娠中は注意した方が良い?

アボカド丼の栄養は?

アボカド丼1杯分(402.5g)の栄養については

エネルギー 616kcal
タンパク質 24.79g
脂質 14.21g
炭水化物 104.17g

ビタミンA 66.21μg
ビタミンD 3.02μg
ビタミンE 2.82mg
ビタミンK 16.66μg
ビタミンB1 0.2mg
ビタミンB2 0.24mg
ナイアシン 10.38mg
ビタミンB6 0.79mg
ビタミンB12 1.09μg
葉酸 83.16μg
パントテン酸 2.01mg
ビオチン 7.45μg
ビタミンC 10.67mg

食物繊維 8.01g
食塩相当量 1.57g

ナトリウム 624.56mg
カリウム 771.91mg
カルシウム 22.26mg
マグネシウム 77.52mg
リン 307.27mg
鉄 1.61mg
亜鉛 242mg
銅 0.44mg
マンガン 1.17mg
ヨウ素 19μg
セレン 70.32μg
クロム 0.28μg
モリブデン 84.81μg

このようになっています。
参照:カロリーSlism

アボカドに含まれる脂質はオレイン酸から出来ており、
オレイン酸は善玉コレステロールを減らさずに、悪玉コレステロールだけを減らして、
血中コレステロールを適正に保つ働きがあります。

他の栄養としては、ビタミン類が豊富に含まれており、
葉酸も豊富に含まれているため妊娠中にはおすすめの食べ物といえます。
他に、ビタミンB1、B2、K、E、B6、B12などのビタミンも豊富に含まれているため
健康に良い食材になります。

特筆すべき栄養としてはセレンとモリブデンが挙げられます。
セレンは必須微量ミネラルとも呼ばれており、主に肝臓や腎臓に含まれ、甲状腺ホルモンの活性化に必須であり、抗酸化作用で組織細胞の酸化を防ぐ働きをします。

モリブデンは血液をつくるために必要な鉄が不足すると、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助けて、鉄の利用効率を上げ造血を促す働きがあります。
鉄の運搬を助けてくれるのは妊娠中の特に中期後期と鉄分が不足しやすい時期にはありがたい栄養となります。

おすすめ

どれくらいの量食べても良いの?

アボカド丼は1食に丼1杯程度は食べても構いません。
それ以上食べるとカロリーの摂りすぎになる可能性がありますので食べ過ぎには注意してください。

丼1杯で616kcalですので、妊娠中の適正カロリーよりも若干少ないため、
何か副菜などを付けて調節すると良いでしょう。

栄養についてはバランス良く栄養が含まれていますので、
毎日食べても問題にはなりません。

ただし、鉄分やカルシウムが不足する可能性がありますので、
何か他のもので補う必要があります。

まとめ

妊娠中のどの時期においてもアボカド丼は食べることができます。
栄養がバランス良く含まれていますので、
妊娠中にはおすすめの食事となるでしょう。

毎日食べても構いませんが、やはりアボカドだけでは補えない栄養がありますので、
他の物を付け足して栄養を補うようにしましょう。

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