妊娠中何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
鮎は食べても良いのでしょうか?水銀など注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の鮎について紹介致します。

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妊娠中鮎は食べても良いの?

鮎

結論を言うと、刺身など生で食べる以外は加熱してあれば問題なく食べることができます。
生ものは寄生虫や食中毒のリスクが高いため、妊娠中は避けた方が良いでしょう。

中心部が75度以上で1分以上加熱してあれば、
寄生虫や菌などは死滅しますので、安心して食べることができます。
鮎の塩焼きや味噌焼き、鮎ご飯などがそれにあたります。

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鮎の栄養は?実はおすすめ?

鮎の可食部100gあたりの栄養は、
養殖物と天然物で違いはありますが、養殖物で見てみると、

エネルギー 152kcal
水分 72g
タンパク質 17.8g
脂質 7.9g
炭水化物 0.6g
飽和脂肪酸 2.44g
不飽和脂肪酸 3.88g
コレステロール 110mg

ビタミンA(レチノール) 55μg
ビタミンE 5.2mg
ビタミンD 8.0μg
ビタミンB1 0.15mg
ビタミンB2 0.14mg
ナイアシン 3.5mg
ビタミンB6 0.28mg
ビタミンB12 2.6μg
葉酸 28μg
パントテン酸 1.22mg
ビタミンC 2mg

ナトリウム 55mg
カリウム 360mg
カルシウム 250mg
マグネシウム 24mg
リン 320mg
鉄 0.8mg

このようになっています。
参照:foodslink

天然物よりも養殖物の方がカロリーが高く、
天然物の方がビタミンB12が多く含まれているのが特徴です。

全体的にバランス良く栄養が含まれており、6月から8月頃までの鮎ならば、
骨は比較的柔らかく食べることができますので、骨も食べればカルシウムを多く摂取することができます。

妊娠中におすすめかというと、旬の食べ物ですので妊娠がどうこうと言うよりも
多くの方におすすめ出来る魚と言えます。

一つ注意しなければいけないのは、
鮎の内臓です。

特に妊娠初期の方は1日のレチノール摂取量が1500μgまでと上限が定められています。
鮎の内臓は天然物で100gあたり2000μg養殖物だと100gあたり6000μgものビタミンA(レチノール)が含まれているため、
妊娠初期の方は内臓は食べないようにした方が良いでしょう。
食べるとしても天然物の鮎の内臓1匹分程度で抑えた方が良いでしょう。

妊娠中期後期になれば、過剰に食べるということでなければ、特に問題はありません。
妊娠初期にレチノールを摂りすぎると胎児に影響があるため、上限が定められています。

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どれくらいの量食べても良いの?

一般的な量であれば、量のことはあまり気にすることはありませんが、
1匹およそ30g程度なので、3~6匹程度は食べても問題になりません。

鮎のコースなどで食べることもあると思いますが、
刺身など生もの以外であれば、コース料理を食べても問題ないでしょう。
ただし、内臓に関しては妊娠初期の場合は食べるのを控えた方が良いでしょう。

水銀は大丈夫なの?

鮎には水銀があまり含まれていませんので気にする必要はありません。
気にしなければいけないのは、インドマグロ(ミナミマグロ)、本マグロ(クロマグロ)、
メカジキ、マカジキ、金目鯛などの魚になります。
これらは、1週間に80gほどで抑えるようにと厚生労働省から制限が設けられています。

鮎に関しては気にする必要はありません。

まとめ

妊娠中のどの時期でも鮎は加熱してあれば食べても構いません。
ただし、鮎の内臓に関してはレチノールが多く含まれているため、
妊娠初期の場合は、食べない方が無難です。
妊娠中期後期になれば、非妊娠時と同じ量レチノールを摂取してもよくなりますので、
内臓だけを過剰に食べるということがない限り問題にはなりません。

季節のものですので、妊娠中も楽しむことができるでしょう。

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