妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
牛丼は食べても良いのでしょうか?また、注意点などはあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の牛丼について紹介致します。
妊娠中牛丼は食べてもいいの?
結論からいうと妊娠中のどの時期であっても牛丼は食べても構いません。
また、たまに食べるということであればつゆだくでも紅生姜をたくさん載せても
問題ありません。
ただし、毎日食べるとなると、栄養の偏りが気になりますので、
毎日食べるというのは控えた方が良いかもしれません。
注意点はあるの?
牛丼の注意点としては塩分でしょう。
吉野家の牛丼並盛りに含まれる塩分は2.7gとなっています。
妊娠中に摂取しても良い塩分は厚生労働省によると1日に6.5g未満とされています。
1食で塩分を2.7g摂取すると、1日3食食べるとした場合、
残りの2食をかなり意識して塩分を抑えないといけません。
さらに、牛丼にプラスしてみそ汁を飲んでしまうと、
みそ汁1杯あたりに含まれる塩分は1.2g程度ですので、
その1食だけで3.9gもの塩分を摂取することになりますので、
注意が必要です。
たまに食べる分には多少塩分を摂り過ぎたとしても問題はないのですが、
これが毎日となると、妊娠高血圧やむくみなどを引き起こす可能性が高まります。
また、毎日牛丼だけとなると、つわり時期は食べられるものを食べられるときに
食べられるだけ食べるというのが基本的な考えですので問題はないのですが、
つわり時期が過ぎて何でも食べられるようになってからも、
牛丼だけを食べていると、ビタミンB群の不足など栄養の偏りが見られるようになるため、
栄養バランスを意識した食生活にするようにしてください。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに塩分を摂り過ぎたとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると、
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
塩分を摂り過ぎている場合は?
塩分を摂り過ぎている場合は、塩分摂取量に気をつける他に、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
紅生姜は食べても大丈夫?
妊娠中に紅生姜を食べても問題ありません。
紅生姜の栄養を見てみると、
カルシウム、マグネシウム、ビタミンC、鉄、カリウム、葉酸、食物繊維が含まれています。
辛み成分であるジンゲロールやショウガオール、ジンゲロンも
妊娠中には嬉しい働きをしてくれ、
殺菌作用や代謝促進、脂肪燃焼効果、血行促進効果、抗酸化作用などがあります。
食べ過ぎてしまうと、胃腸を荒らしてしまうため注意が必要ですが、
牛丼に載せる程度の量でしたら特に問題ありませんので、
気にしなくても良いです。
牛丼を頻繁に食べるなら栄養バランスを考えよう
牛丼を頻繁に食べるなら、栄養の偏りが気になりますので、
牛丼に副菜としてサラダを付け加えるなどすれば、
ビタミン類や食物繊維などを摂取できますので、
牛丼だけではなく、他に栄養のあるモノをセットで食べると良いでしょう。
まとめ
妊娠中に牛丼を食べても問題ありません。
たまに食べるということでしたら、紅生姜をたくさん載せても
つゆだくを食べても問題ありません。
ただし、毎日のように食べるということであれば、
塩分の摂り過ぎになる可能性や栄養バランスの偏りが見られるようになるため、
牛丼しか食べられないということではない限り、
毎日食べることは控えましょう。