妊娠中は何かと気を遣う時期ですが、ジョアは飲んでもいいのでしょうか?
また、飲めるとしたらどのくらいの量飲んでもいいのでしょうか?
こちらでは妊娠中のジョアについて紹介致します。

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妊娠中ジョアは飲んでもいいの?


結論から言うと、妊娠初期やつわり時期、妊娠中期、妊娠後期など
どの時期においてもジョアは飲んでも構いません。
ただし、砂糖が含まれていますので飲み過ぎには注意と言ったところです。

ジョアの原材料を見てみると、

脱脂粉乳(国内製造)、砂糖/リン酸Ca、香料、安定剤(スクシノグリカン)、ビタミンD

引用:Yakult

上記はプレーンタイプのジョアになりますが、
鉄&葉酸入りのジョアの場合は、

脱脂粉乳(国内製造)、マスカット果汁、還元麦芽糖水あめ/乳酸Ca、安定剤(ペクチン)、香料、ピロリン酸鉄、甘味料(スクラロース)、葉酸、ビタミンD

引用:Yakult

このようになっています。

この中にカフェインのように妊娠中に気をつけなければいけない成分は入っていませんので、
妊娠中に飲んでも問題ありません。

ただし、鉄&葉酸タイプのジョアには人工甘味料のスクラロースが含まれていますので、
少々気になるところではあります。
飲み過ぎなければおそらく問題はないでしょうが、人工甘味料については後述します。

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どのくらいの量飲んでもいいの?

プレーンタイプのジョアには1本(125ml)当たりに13.5gの糖類が含まれています。
鉄&葉酸マスカットのジョアは1本(125ml)当たりに9.1gの糖類が含まれています。

1日にどのくらいの糖類を摂取していいのかについてですが、
世界保健機関(WHO)では、次のように述べています。

成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する

引用:食品安全委員会

健康の増大を図るのであれば、1日の遊離糖類は25g以下に抑えなければなりませんが、
この数値は相当意識しないと実現出来ない数値なので、
こちらではWHOの推奨するエネルギー総摂取量の10%未満を用いて考えていきます。
となると、1日の遊離糖類摂取量は50g未満ということになります。
なお、遊離糖類というのは砂糖をはじめ、ショ糖、果糖、ぶどう糖、蜂蜜、果汁、シロップなどのことを指します。

となると、プレーンタイプのジョアだけで糖類を摂取するのであれば、
1日に3本は飲める計算になります。

しかし、おやつも食べるかと思います。
おやつに含まれている砂糖の量を一部ですが見てみると、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

このようになっています。
例えばプリンやアイスを食べただけで16gもの砂糖を摂取することになるため、
この場合だと、プレーンタイプのジョアは2本程度飲めるという計算になります。

これがケーキやコンビニで販売されているスイーツ(洋菓子系)の場合だと、
30g以上の砂糖が含まれていますので、この場合だとジョアは1本飲めると言う計算になります。

乳酸菌は摂取するだけ効果が出るというものでもないため、
ジョアは1日に1本程度で抑えた方が良いかと思います。

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糖類を過剰摂取するとどうなるの?

ジョアだけではありませんが、おやつの他にカルピスなどの清涼飲料を毎日飲み続けると
糖類の過剰摂取になってしまうことがあります。
その場合、ママの肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増大する可能性があります。

それだけでなく、ママの心臓病のリスクも増大する可能性があります。
参照:アスゲン製薬株式会社

さらに、生まれてくる赤ちゃんにも影響する可能性があるようです。
呼吸ケアクリニック東京を見てみると、

縦断的な親子研究では、幼児期の糖摂取量とは無関係に、妊娠中の母体の遊離糖摂取量は子供が7〜9歳に達した時点での、アトピーとアトピー性喘息のリスクの高さと関係していた。

引用:呼吸ケアクリニック東京

ジョアを1日1本飲んだからと言って糖類の過剰摂取にはならないでしょうが、
清涼飲料を毎日500mlなど摂取していると糖類の過剰摂取になる可能性が高いため、
清涼飲料には注意が必要です。

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人工甘味料を過剰に摂取し続けると?

これは動物実験の結果になるのですが、
ベイクの国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所(NIDDK)の研究チームの実験では、

妊娠・授乳中の母マウスに人工甘味料スクラロースとアセスルファムKを摂取させたところ、子マウスの代謝に対して悪影響を及ぼし、マイクロバイオーム(細菌叢9))が変化したと発表しました(Frontiers in Microbiology 2019年6月)。

研究チームは、妊娠・授乳中の母マウスにスクラロースとアセスルファムKの混合液を、ヒトにおける1日摂取許容量に相当する量、その2倍量、水の3群に分けて投与し健康影響を検証した。母マウス(n=31)は血液、母乳、糞便、尿、子マウス(n=226)は血液、糞便、尿を解析した。子マウスを解析したところ、スクラロース、アセスルファムKは共に胎盤と母乳を通してマウスに移行することが確認された。これは以前より報告されていたことではある。

人工甘味料を1日摂取許容量の2倍量摂取した母マウスは、人工甘味料の摂取量が1日摂取許容量である母マウスと比べ、代謝変化が非常に大きかった。また、子マウスの肝機能も影響を受け、血液中の毒素を分解する働きは衰え、腸内の細菌代謝物が劇的に変化した。腸内細菌の変化は2型糖尿病や肥満に類似し、インスリン分泌、炎症、腸内細菌の変化を引き起こす糖の影響が拡大し、脂肪の蓄積を促し、2型糖尿病を誘発することが認められた。

引用:くにちか内科クリニック

この研究では、マウスを使っており、人工甘味料を1日の許容摂取量の2倍という
多量の人工甘味料を投与させているので、参考程度にしかなりませんが、
仔マウスの腸内細菌の変化が認められ、肥満や2型糖尿病を誘発することが認められたとあります。

少なくとも、人工甘味料は胎盤を通して胎児に移行するため、
注意に超したことはありせん。

また、これは動物実験であり、この結果を人間に当てはめることは出来ませんが、
ジョアの鉄&葉酸に含まれているスクラロースが実験で使用されています。

実験ではスクラロースとアセスルファムKを同時に使用しているため、
どちらの人工甘味料なのか、あるいは両方が影響しているのかわかりませんが、

次のような実験もありますので、紹介しておきます。

他の研究では、カルガリー大学のライマー教授の研究によるマウス実験があります。

実験では妊娠中のラットにアスパルテーム、ステビア、または普通の水を与え、出産後に仔の体重を測定しするとともに腸内微生物叢を調査した。

驚くべきことに、甘味料はラットの母親に対する影響はごくわずかだったものの、仔には有意な影響があった。甘味料を与えられた母親から生まれた仔は、体重が多く、体脂肪率が高くなっていた。腸内微生物に重要な変化が見られ、具体的には、プロピオン酸と酪酸を生成する微生物が増加し、乳糖を発酵させる種は減少していた。腸内細菌叢におけるこれらの変化は、仔の体重増加を引き起こした可能性があるという。

引用:LINK de DIET

この研究ではどのくらいの人工甘味料を摂取させたかわかりませんが、
仔マウスの腸内細菌の変化による体重増加を引き起こした可能性があると言っています。

これら二つの研究は人工甘味料の種類は違えど、
体重増加を示すであろう結果が出ているため、
いずれの人工甘味料も妊娠中は摂取を控えた方が良いと考えます。

妊娠中の人工甘味料については問題視する研究者と安全であるという研究者がいるため、
どちらが正しいのかは正直わかりません。
ですが、大事な時期でもありますので、意見が分かれるような成分は摂取すべきではないと考えます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
ジョアは飲んでも構わないが多量に摂取するということは避けた方が良いことがわかりました。
1日1本程度なら砂糖の量も問題がありませんので、飲まれるのなら1日1本を心がけて飲まれると、
乳酸菌による整腸作用も期待できるかと思いますし、
妊娠中に大切なカルシウムやビタミンDなども補えますので、
個人的には1日1本飲むことを推奨します。

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