ノンアルコールビールはメーカーにもよると思いますが、アルコール0.00%のものが一般的です。
これらは炭酸飲料になるのですが、妊娠中に飲むと赤ちゃんに影響が出る可能性があるというのです。
こちらでは妊娠中のノンアルコールビールについて紹介致します。

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妊娠中ノンアルコールビールを飲むと危険?


まずノンアルコールビールの原材料を見てみましょう。
アサヒドライゼロの原材料は

食物繊維(米国製造又は仏国製造又は国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)

引用:Asahi

次にキリン零ICHIを見てみると

麦芽(外国製造)、水あめ、食物繊維、米発酵エキス、ホップ/炭酸、香料、酸味料、調味料(アミノ酸)、乳化剤

引用:KIRIN

次にサントリーのオールフリーを見てみると、

麦芽(外国製造)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムK)

引用:SUNTORY

このようになっています。
零ICHI以外のものは、ゼロやフリーなどの文言が付いており、糖質が0のものなどがノンアルコールビールには多く目立ちます。

ここで気になるのが、人工甘味料です。
ざっと調べた感じ人工甘味料としてアセスルファムKが使用されています。

これを妊娠中に飲むと赤ちゃんに影響が出る可能性があるのです。

ベイクの国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所(NIDDK)の研究チームの実験では、

妊娠・授乳中の母マウスに人工甘味料スクラロースとアセスルファムKを摂取させたところ、子マウスの代謝に対して悪影響を及ぼし、マイクロバイオーム(細菌叢9))が変化したと発表しました(Frontiers in Microbiology 2019年6月)。

研究チームは、妊娠・授乳中の母マウスにスクラロースとアセスルファムKの混合液を、ヒトにおける1日摂取許容量に相当する量、その2倍量、水の3群に分けて投与し健康影響を検証した。母マウス(n=31)は血液、母乳、糞便、尿、子マウス(n=226)は血液、糞便、尿を解析した。子マウスを解析したところ、スクラロース、アセスルファムKは共に胎盤と母乳を通してマウスに移行することが確認された。これは以前より報告されていたことではある。

人工甘味料を1日摂取許容量の2倍量摂取した母マウスは、人工甘味料の摂取量が1日摂取許容量である母マウスと比べ、代謝変化が非常に大きかった。また、子マウスの肝機能も影響を受け、血液中の毒素を分解する働きは衰え、腸内の細菌代謝物が劇的に変化した。腸内細菌の変化は2型糖尿病や肥満に類似し、インスリン分泌、炎症、腸内細菌の変化を引き起こす糖の影響が拡大し、脂肪の蓄積を促し、2型糖尿病を誘発することが認められた。

引用:くにちか内科クリニック

この研究では、マウスを使っており、人工甘味料を1日の許容摂取量の2倍という
多量の人工甘味料を投与させているので、参考程度にしかなりませんが、
仔マウスの腸内細菌の変化が認められ、肥満や2型糖尿病を誘発することが認められたとあります。

少なくとも、人工甘味料は胎盤を通して胎児に移行するため、
注意に超したことはありせん。

この研究では動物を使っており、人間には当てはめることはできませんが、
継続して人工甘味料を摂取することは人間であっても控えた方が良さそうな結果が出ています。

人工甘味料はスクラロース、アセスルファムK以外にもアスパルテームやL-フェニルアラニン化合物などがありますが、
他の研究では、カルガリー大学のライマー教授の研究によるマウス実験があります。

実験では妊娠中のラットにアスパルテーム、ステビア、または普通の水を与え、出産後に仔の体重を測定しするとともに腸内微生物叢を調査した。

驚くべきことに、甘味料はラットの母親に対する影響はごくわずかだったものの、仔には有意な影響があった。甘味料を与えられた母親から生まれた仔は、体重が多く、体脂肪率が高くなっていた。腸内微生物に重要な変化が見られ、具体的には、プロピオン酸と酪酸を生成する微生物が増加し、乳糖を発酵させる種は減少していた。腸内細菌叢におけるこれらの変化は、仔の体重増加を引き起こした可能性があるという。

引用:LINK de DIET

この研究ではどのくらいの人工甘味料を摂取させたかわかりませんが、
仔マウスの腸内細菌の変化による体重増加を引き起こした可能性があると言っています。

これら二つの研究は人工甘味料の種類は違えど、
体重増加を示すであろう結果が出ているため、
いずれの人工甘味料も妊娠中は摂取を控えた方が良いと考えます。

人工甘味料が使われていないノンアルコールビールは?

人工甘味料は生まれてくる赤ちゃんに影響するかもしれないということがわかりました。
動物実験だけで人間の結果とは異なりますが、人工甘味料は胎盤を通して赤ちゃんに移行することがわかっています。

では、零ICHIなどのような人工甘味料の含まれていないノンアルコールビールはどうでしょう。

零ICHIは100mlあたり9calであり、糖質も2gとなっています。

ですので、基本的には妊娠中に飲んでも問題がないことになります。

キリンのFAQを見てみても、

アルコール0.00%を実現しておりますので、妊娠・授乳期間にお召しあがりになっても、アルコールを摂取することにはなりません。ご安心ください。

原材料・栄養成分は容器に記載しておりますので、ご心配なことがありましたら、あらかじめかかりつけのお医者様にご相談ください。

引用:KIRIN

と言っていますので、問題がないことがわかるでしょう。

例え、飲み過ぎたとしても低カロリーで糖質もそれほど含まれていませんので、
砂糖の含まれた清涼飲料を飲むよりよほど健康的と言えます。

ただし、注意したいのが、ノンアルコールビールを飲んだがために、本物のビールが飲みたくならないかということでしょう。
妊娠中はアルコールの摂取が厳禁とされていますので、本物のビールは飲まないでください。

また、人工甘味料入りのノンアルコールビールは1日に何本も飲んでしまうと
人工甘味料の多量摂取に繋がる可能性がありますので、こちらは多量に飲むことは控えてください。

なお、こちらでは妊娠中のアルコール摂取についての危険性については割愛させていただきます。

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他のサイトはノンアルコールビールを飲んでも問題ないと言っているが

他のサイトを見てみると、人工甘味料については一切触れていません。
ノンアルコールビールをひとくくりにして飲んでも構わないとしています。

上記でも人工甘味料について説明しましたが、
人工甘味料は胎盤を通して胎児に移行します。
人間の胎児に影響が出るかどうかは不明ですが、
胎児に移行するとなると、飲まない方が良いと判断します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
多くのサイトでは妊娠中にノンアルコールビールを飲んでも問題ないと言っていますが、
人工甘味料についての記載がありません。

私が調べた結果、マウス実験とはいえ、生まれてくる赤ちゃんに影響が出ているので、
人間に影響が出るかはわからないものの、妊娠中にそのような影響が出るか出ないかわからないものをがぶがぶと飲むべきではないと考えます。

もしノンアルコールビールを飲まれる場合は、人工甘味料が入っていないか確認した方が良いでしょう。

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