妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
にしんは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のにしんについて紹介致します。
妊娠中にしんは食べても良いの?
結論を言うと火が通っていればにしんは妊娠中のどの時期においても
食べて構いません。
例えば、にしんの刺身を食べると稀にアニサキスやリステリア菌の
食中毒になる可能性があり、
アニサキスは胎児に影響はないのですが、
リステリア菌は重症化すると胎児に影響が出る可能性があります。
稀とはいえ、可能性的には0%ではないため、
妊娠中は生魚は控えた方が良いです。
水銀は大丈夫なの?
にしんには水銀は少量しか含まれていませんので、
食べても問題はなく、量に関しても制限はありません。
妊娠中に食べる量を気にしなければいけない魚種は、
くじら、インドマグロ、クロマグロ、ゆめかさごなどになります。
これらは水銀を多く含む魚種になり、
厚生労働省では1週間に80gまでと制限されています。
どれくらいの量食べても良いの?
にしんの料理法によって変わってくるところではありますが、
基本的に1尾分程度は食べても問題ありません。
それ以上の量食べても構わないのですが、
料理法によっては食塩を多く使っている料理もあるため、
味付けが濃い料理の場合は、食べ過ぎに注意してください。
にしんの栄養は?
にしん1尾300gの可食部165gの栄養を見てみると、
エネルギー 324kcal
タンパク質 28.71g
脂質 24.92g
炭水化物 0.17g
ビタミンA 29.7μg
ビタミンD 36.3μg
ビタミンE 5.12mg
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.38mg
ナイアシン 6.6mg
ビタミンB6 0.69mg
ビタミンB12 28.05μg
葉酸 21.45μg
パントテン酸 1.75mg
ナトリウム 181.5mg
カリウム 557.5mg
カルシウム 44.55mg
マグネシウム 54.45mg
リン 396mg
鉄 1.65mg
亜鉛 1.82mg
銅 0.15mg
マンガン 0.03mg
食塩相当量 0.5g
このようになっています。
参照:カロリーSlism
この中で多い成分としては、
ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、
カリウム、リンなどの栄養が多く含まれています。
ビタミンB群が多く含まれていると言った感じです。
他に、タンパク質も多いため
良質な栄養摂取になるでしょう。
にしんの缶詰はおすすめ?
にしんの缶詰は骨まで食べることが出来るため、
カルシウム補給に持ってこいです。
さらに、にしんにはカルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富に
含まれていますので、栄養が必要な妊娠中にはおすすめと言えるでしょう。
また、メーカーによって異なるところではありますが、
塩分も1缶で1.0g程度と少ないため、塩分の摂り過ぎにもなりません。
にしんのおすすめレシピは?
にしんは様々な料理に合うため、洋風でも和風でもおすすめです。
- にしんの煮もの
- にしんの甘露煮
- にしん蕎麦
- にしんとナスの炊き合わせ
- にしんの塩焼き
- にしんの香り揚げ
- にしんのソテー フレッシュトマトソース
などが挙げられます。
他にもトマトスープなどににしんを入れても良いですし、
にしんの竜田揚げなども良いですね。
まとめ
にしんは加熱されていれば妊娠中のどの時期においても食べることができます。
にしんはタンパク質の他、EPA・DHAも豊富に含まれており、
ビタミンB群もバランス良く摂取できますし、
缶詰であれば骨ごと食べることができるため、カルシウムも摂取できます。
妊娠中は非妊娠時と比べて栄養が必要になりますので、
バランス良く栄養が含まれるにしんはおすすめの食材と言えます。