妊娠中何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ビビンバは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のビビンバについて紹介致します。
妊娠中ビビンバは食べても良いの?
結論を言うとビビンバは食べても構いませんが、
生卵や温泉卵が気になる場合は控えた方が良いでしょう。
気にならないと言う場合は、食べても問題になることはほぼありません。
生卵や温泉卵は危険なのか?
妊娠中に生卵は食べない方が良いと言われたりしますが、
それはサルモネラ菌による食中毒のリスクがあるからです。
しかし、リスクといっても汚染されている卵は5000~2万個に1個の確率で
卵の内部にサルモネラ菌が存在しています。
そのような卵を汚染卵と呼ぶのですが、汚染卵に含まれる菌は
せいぜい10細胞程度で、卵が新鮮でヒビなどの入っていないもので、冷蔵保存されていれば、
食中毒になることはありません。
食中毒になる菌の数は一般的に1万個以上の菌が必要なため、
新鮮で冷蔵保存されていれば菌は増えませんので、そこまで心配する必要はないのです。
さきほども言いましたが、生卵を食べるのに抵抗がある場合は、食べないようにした方が
食べた後に不安になったりすることがありませんので、控えるようにしましょう。
キムチは大丈夫なの?
妊娠中は辛いものを控えるように言われたりしますが、
ピリ辛程度、キムチ程度の辛さであれば問題なく食べることができます。
問題になる可能性があるのは一般的に激辛と言われるほど辛いものを食べた場合に、
辛さに弱い人であれば下痢になる可能性がありますし、
激辛のものは痔になるリスクが高くなりますので、控えるように言われています。
なお、激辛のものを食べて下痢をしない限り胎児に影響が出るということはありません。
ビビンバはおすすめ?
アスリートにはおすすめとされています。
もちろん妊娠中にもおすすめで、簡単に栄養が摂れることもありますが、
ほうれん草や牛肉なども含まれていますので、
妊娠中に不足しがちな鉄分を補うことができます。
葉酸も豊富に含まれていますので、特に妊娠初期にはおすすめの料理と言って良いでしょう。
また、にんじんなども入っているため、βカロテン(ビタミンA)も摂取できますので、
バランス良く栄養を摂るには非常に良い料理となっています。
どれくらいの量食べても良いの?
1食にビビンバ1人前程度でしたらカロリー的にも問題なく食べることができます。
これが1食に2人前以上になるとカロリーの摂りすぎになりますので、
食べ過ぎには注意してください。
また、ビビンバは1食あたり塩分が6.81g程度含まれていますので、
食べるとしたら毎日ではなくたまに食べるにとどめておいた方が良いでしょう。
厚生労働省によると1日の塩分摂取目標量は6.5g未満とされていますので、
ビビンバ1食でその量を超えてしまいます。
日常的にビビンバを食べていると塩分の摂り過ぎにより
むくみやすくなったり、高血圧のリスクを高めてしまいます。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもビビンバは食べても構いませんが、
生卵や温泉卵が心配な場合は、卵を避けて食べるようにしましょう。
サルモネラ菌による食中毒になる確率は非常に低いため、
気にしないという妊婦さんも多いです。
心配ではない場合は、そのまま食べても良いでしょう。
ビビンバは栄養がバランス良く含まれているので、
一品で様々な栄養を摂取できるのが魅力的ですが、
塩分が多く含まれていますので、毎日食べるのではなく
たまに食べる程度にとどめておくことをおすすめします。