妊娠中、特につわり時期にパイナップルにハマる人は多くおられます。
中にはパイナップルしか食べられないと言う人も。
では、パイナップルを食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?
また、食べ過ぎの量はどれくらいなのでしょうか?

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妊娠中パイナップルを食べ過ぎるとどうなるの?

パイナップル

パイナップルを食べ過ぎると腹痛や下痢、嘔吐という症状が現れることがあります。
特にひどい下痢になった場合、子宮が収縮するため胎児には良い影響は与えません。
ただし、このような症状が出る多くはアレルギーが原因と考えられていますので、
たくさん食べたからと言って腹痛や下痢などになる人とならない人がいます。

もし、その他の症状として皮膚のかゆみや赤み、じんましん、喘息発作や結膜炎、鼻炎などの
症状が出た場合はアレルギーを疑ってみてください。

なお、パイナップルを食べ過ぎたからと言って生まれてくる赤ちゃんがパイナップルのアレルギーに
なる確率が高くなるなんてことはありませんので、このあたりは心配しなくても良いでしょう。

次にパイナップルをたくさん食べることで
舌や口の中がピリピリすることがあります。
これはパイナップルに含まれている「プロメリン」と呼ばれるタンパク質分解酵素により、
そのような症状が出ます。
出たからと言って特に問題になるわけではありません。

次に気をつけたいのが、肥満になる可能性があるということです。
パイナップルには糖が多く含まれていますので、
日常的に食べ過ぎているとカロリーの摂りすぎになり
太る可能性があります。

ただし、つわり時でパイナップルなら食べられるという場合は、
主食がパイナップルとなりますので、肥満になる可能性は低いでしょう。

最後にパイナップルにはカリウムが多く含まれていますので、
食べ過ぎるとトイレが近くなることがあります。
トイレが近くなって仕事時などに困るということはあるでしょうが、
おしっこがたくさん出るのは健康には良いです。

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食べすぎの量はどのくらい?

では、食べ過ぎがどのくらいの量なのかについて見ていくと、
気になる栄養としてはカロリーと食物繊維となります。

まずカロリーについてですが、
パイナップル1個の重さが1.5kgとした場合
1/4カットの可食部は206g程度になります。
その量のカロリーは112kcalとなります。

普段食事を摂っていて食後のデザートやおやつとして
パイナップルを1/2個あるいは1個以上食べているとカロリーの摂りすぎになってしまいます。
※つわり時でパイナップルしか食べられない場合は話が変わります。

次に食物繊維ですが1/4カットの可食部に2.47gの食物繊維が含まれています。
1日の食物繊維の推奨摂取量は女性は18g以上となっていますので、
パイナップルだけでこの量を摂取しようと思うと、
パイナップルを2個食べなければなりません。

ですので、食物繊維の摂りすぎにはなかなかならないので、
食物繊維の摂りすぎによる腹痛や下痢などは心配しなくても良いです。

どのくらいの量が適量?

厚生労働省によると1日に200gの果物を食べるようになっており、
この量は様々な病気の発症リスクや重症化のリスクを下げる値となっています。

ですので、適量は200g程度ですので、
パイナップル1/4カット分がちょうど良い量となります。

パイナップルしか食べられないけど赤ちゃんは大丈夫なの?

つわり時でパイナップルしか食べられないと言う場合、
つわり時の考え方としては食べられるものを食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方になっていますので、食べられる時にパイナップルを食べましょう。

栄養が偏りお腹の赤ちゃんが心配かと思いますが、
赤ちゃんはママが元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので、
心配する必要はありません。

つわりが終わり何でも食べられるようになったら
栄養やカロリーのことを意識した食生活に戻しましょう。

食べづわりでパイナップルを食べるとつわりが軽減するという場合、
この場合は、普段の食事も摂るわけですから無制限に食べると
肥満になる可能性があります。

ですので、あらかじめ1日に食べるパイナップルの量を決めておいて
間隔を空けて少しずつ食べるように工夫してみましょう。

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パイナップルの栄養は?妊婦におすすめ?

パイナップルの可食部206gあたりの栄養を見てみると、

エネルギー 112kcal
タンパク質 1.24g
脂質 0.21g
炭水化物 28.22g

ビタミンA 6.18μg
ビタミンK 2.06μg
ビタミンB1 0.19mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 0.41mg
ビタミンB6 0.21mg
葉酸 24.72μg
パントテン酸 0.47mg
ビオチン 0.41μg
ビタミンC 72.1mg

カリウム 309mg
カルシウム 22.66mg
マグネシウム 28.84mg
リン 18.54mg
鉄 0.41mg
亜鉛 0.21mg
銅 0.23mg
マンガン 2.74mg

食物繊維総量 2.47g

このようになっています。
参照:カロリーSlism

この中で多い栄養はビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンC、銅、マンガンとなっています。
他にも食物繊維やカリウム、マグネシウムも比較的多く含まれています。

特にビタミンCが豊富に含まれており、
ビタミンCは免疫力を高める作用があるため、
免疫力の低下する妊娠中にはおすすめとなります。

また、カリウムには体内の塩分を体外に排出する働きがあるため、
塩分に気をつけないといけない妊娠中にこちらもおすすめとなります。

食物繊維は便秘予防になるため、積極的に摂り入れていきましょう。

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まとめ

パイナップルを食べ過ぎると口の中や舌がピリピリとする症状が
一般的な症状になります。
その他、食べ過ぎることによりアレルギーを発症するリスクは高くなります。
その場合の症状としては腹痛や下痢、嘔吐、皮膚のかゆみ、赤みなど
食物アレルギーの症状が出ます。
その場合はかかりつけの医師に相談することをお勧めします。

食べ過ぎとなる量は、つわり時以外となりますが、
パイナップル1/2カット分以上を1日で食べるとカロリーの摂りすぎになる可能性があり
日常的に食べ過ぎていると肥満になる可能性が高くなります。

適量としては1/4カット分で厚生労働省の言う適量となりますので、
つわり時以外では1/4カット分程度で抑えておきましょう。

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