妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
チャプチェは食べても良いのでしょうか？何か注意点はあるのでしょうか？
こちらでは妊娠中のチャプチェについて紹介致します。
妊娠中チャプチェは食べても良いの？
チャプチェは春雨や薄切り牛肉、にんじんやたけのこなどの野菜を炒めてあえた韓国料理で、
甘辛く味付けをしてごま油で風味をつけたものになります。
麻婆春雨に似た食べ物になります。
辛さもピリ辛程度ですので、妊娠中のどの時期においても食べて構いません。
ただし、激辛チャプチェとなると腹痛や下痢を起こす可能性が出てくるのと、
辛さに強い人でも痔になる確率が高くなりますので、
激辛は控えてください。
どれくらいの量食べても良いの？
妊娠中の1日の摂取カロリー目標を見てみると、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
チャプチェ1人前（163.95g）あたりのカロリーは150kcalとなります。
チャプチェをメインにするのであれば
2人前に副菜を付けて白ご飯を付けるとちょうど良い食事になるかと思います。
チャプチェは毎日食べても良いの？
毎日食べても構いませんが、チャプチェがメイン料理になるのであれば、
毎日は避けた方が良いでしょう。
というのも、チャプチェの大部分が春雨なので、
炭水化物となります。これに白ご飯を加えたとしても
ご飯も炭水化物なので栄養の偏りが見られるようになります。
ですので、チャプチェはメイン料理ではなく
副食の一部として食べるのであれば毎日食べても良いでしょう。
もしくは白ご飯の代わりにチャプチェを食べるというのも良いかと思います。
しかし、塩分の摂り過ぎにならないようにだけ注意してください。
チャプチェの栄養は？
チャプチェ1人前（163.95g）あたりの栄養は
エネルギー 150kcal
タンパク質 7.51g
脂質 4.87g
炭水化物 20.62g
ビタミンA 51.23μg
ビタミンD 0.87μg
ビタミンE 0.56mg
ビタミンK 4.93μg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.11mg
ナイアシン 1.93mg
ビタミンB6 0.2mg
ビタミンB12 0.46μg
葉酸 19.81μg
パントテン酸 0.44mg
ビオチン 2.08μg
ビタミンC 7.2mg
ナトリウム 468mg
カリウム 222.5mg
カルシウム 17.21mg
マグネシウム 17.77mg
リン 83.91mg
鉄 1.38mg
亜鉛 1.39mg
銅 0.05mg
マンガン 0.3mg
ヨウ素 0.64μg
セレン 1.28μg
クロム 1.64μg
モリブデン 4.36μg
食物繊維総量 2.56g
食塩相当量 1.18g
このようになっています。
参照：カロリーSlism
この中で多い成分としてはビタミンD、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12
ナトリウム、亜鉛、鉄、モリブデンとなっています。
塩分が1人前で1.18gあるため、他の料理をうす味にするなど調節する必要はありそうです。
18歳以上の女性の1日の塩分摂取目標量は厚生労働省によると6.5g未満と定められています。
1回の食事に摂取できる塩分は2.1g程度になります。
ですので、チャプチェを1人前食べると半分以上の塩分を摂取することになります。
他の料理で調節できるのであれば白ご飯の代わりに食べるというのは全然ありだと思います。
白ご飯と比べてビタミン類が豊富に含まれていますし、
妊娠中期から多く必要になる鉄分も白ご飯と比べると
かなり多く含まれていますので、塩分さえ調節できれば
白ご飯よりも栄養のあるチャプチェは健康的と言えます。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもチャプチェは食べても構いません。
毎日食べても良いのですが、チャプチェがメイン料理となる場合は、
毎日食べると栄養の偏りが見られますので、
副食の一つとして食べる、あるいは白ご飯の代わりに食べる
という食べ方は良いと思います。
ただし、白ご飯の代わりに食べるとなると他の料理を薄味にしなければ
塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので注意してください。
