妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
キンパは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のキンパについて紹介致します。
妊娠中キンパは食べても良いの?
キンパの原材料を見てみると、
牛肉やハム、カニカマ、卵、きゅうり、ほうれん草、にんじん、たくあん、キムチなどが入っており、
酢飯に海苔、ごま油などで巻いた韓国の巻き寿司となります。
気になる材料としてはカニカマやキムチなどがありますが、
結論を言うと妊娠中のどの時期においてもキンパは食べても構いません。
カニカマにはリステリア菌が存在すると言われていますが、
カニカマは製造過程において火を通しておりますので、
その時点でリステリア菌は死滅しますので、カニカマにリステリア菌はいませんので、
安心して食べることができます。
キムチは辛いものになりますがキムチ程度の辛さであれば血行促進につながり、
むしろ体に良いものになります。
ですので、キムチも安心して食べることができます。
問題となるのは激辛と呼ばれるもので、
これを食べると腹痛や下痢になる場合があり、
辛さに強い場合でも痔になるリスクは高まりますので、妊娠中は激辛のものは控えた方が良いです。
ピリ辛程度の場合は、問題なく食べることができます。
どれくらいの量食べても良いの?
妊娠中の1日の摂取カロリー目標を見てみると、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
キンパのカロリーを見てみると、
キンパに何を入れるかによって変わってくるところでありますが、
キンパ1個(43.7g)あたりのカロリーは70kcalとなります。
参照:カロリーSlism
キンパのみを食事とするなら、10個程度は食べることが出来る計算になります。
キンパをご飯の代わりとするなら、2~3個程度でちょうど良い量になります。
ですが、キンパを10個食べると塩分の摂り過ぎになるため、
キンパのみを食事とするのは避けた方が良いでしょう。
キンパは健康に良い?
キンパの栄養を見てみると、1個(43.7g)あたり
エネルギー 70kcal
タンパク質 2.41g
脂質 1.98g
炭水化物 11.16g
ビタミンA 29.54μg
ビタミンD 0.18μg
ビタミンE 0.17mg
ビタミンK 3.84μg
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 0.31mg
ビタミンB6 0.03mg
ビタミンB12 0.4μg
葉酸 14.46μg
パントテン酸 0.16mg
ビオチン 1.54μg
ビタミンC 1.53mg
ナトリウム 140.13mg
カリウム 52.27mg
カルシウム 14.79mg
マグネシウム 8.01mg
リン 30.49mg
鉄 0.3mg
亜鉛 0.43mg
銅 0.04mg
マンガン 0.14mg
ヨウ素 11.88μg
セレン 1.76μg
クロム 0.14μg
モリブデン 10.01μg
食物繊維総量 0.74g
食塩相当量 0.36g
このようになっています。
参照:カロリーSlism
この中で多い成分としてはビタミンK、ビタミンB12、ヨウ素、モリブデン、
タンパク質、塩分となります。
ビタミンKは骨に存在するカルシウム結合タンパク質を活性化し、カルシウムの骨への沈着を促して流出を防ぎます。
ビタミンB12は赤いビタミンとも呼ばれ、血液を作る造血作用があるのが特徴で、
神経を修復する作用もあります。
ヨウ素は甲状腺刺激ホルモンの構成成分で、ホルモンの働きによって甲状腺から分泌され、血液の流れにのって様々な臓器に運ばれて、体内の新陳代謝の調節を行ないますので、なくてはならない存在です。
モリブデンは血液内で鉄が不足してしまうと、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助け、血液をつく る働きを促進します。
というように、栄養としては比較的栄養価の高い料理になるため、定期的に食べるのは健康に良いでしょう。
ただし、塩分が若干多いため食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになる可能性があるため、
毎食食べるというようなことは避けた方が良いと考えます。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもキンパは食材を見る限り安心して食べることができます。
キムチもピリ辛程度ですので、問題なく食べることができます。
栄養もありタンパク質も摂取できるため、定期的に食べることは推奨しますが、
毎食食べるとなると塩分が若干多く含まれていますので、
塩分の摂り過ぎになる可能性があるため、毎食食べるということはおすすめしません。
毎日食べても良いですが、1日1食白ご飯の代わりとして食べると良いでしょう。