妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
梨は食べても良いのでしょうか?食べ過ぎるとどうなるのかも気になります。
こちらでは妊娠中の梨について紹介致します。

スポンサーリンク

妊娠中梨は食べても良いの?

梨

結論から言うと、妊娠中のどの時期においても梨は食べても構いません。
ただし、皮を剥くときなどは梨をしっかりと洗ってから剥くようにしてください。
なお、しっかりと洗っていれば皮ごと食べても問題ありません。

厚生労働省の「妊産婦のための食事バランスガイド」 によると
妊娠初期の1日の果物の摂取量の目安はみかんなら2個分、
りんごなら1個分となっており、妊娠中期後期については
みかんなら3個分、りんごなら1.5個分が適量とされています。

りんご1個の重さが300g程度ですので、妊娠初期の場合は1日の果物摂取量目安は300g。
妊娠中期後期にかけては450g程度となります。

梨1個の重さは300g程度ですので、適量はりんごと同じ量になります。

梨を食べ過ぎるとどうなるの?

梨を食べ過ぎると、カリウムの効果によりトイレが近くなります。
また、食物繊維の摂りすぎになる可能性があり、そうなると下痢や腹痛、便秘になることもあります。

梨は低カロリーですが食べ過ぎると糖類の摂りすぎになる可能性があります。
たまに摂りすぎたとしても特に問題になることはないのですが、
日常的に糖類を摂り過ぎていると肥満の原因になり、
肥満になると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症のリスクが高くなりますので、注意が必要です。

なお、食べ過ぎの量がどの程度かと言うと、
適量が梨1個(妊娠中期後期は1.5個)ですので、
1日に3~5個程度食べると食べ過ぎに当たると思われます。

おすすめ

梨の栄養は?

梨1個(可食部)255gあたりの栄養を見てみると、

エネルギー 97kcal
タンパク質 0.77g
脂質 0.26g
炭水化物 28.82g
食物繊維 2.3g

ビタミンE 0.26mg
ビタミンK 12.75μg
ビタミンB1 0.05mg
ナイアシン 0.51mg
ビタミンB6 0.05mg
葉酸 15.3μg
パントテン酸 0.36mg
ビオチン 1.28μg
ビタミンC 7.65mg

カリウム 357mg
カルシウム 5.1mg
マグネシウム 12.75mg
リン 28.05mg
亜鉛 0.26mg
銅 0.15mg
マンガン 0.1mg

このようになっています。
参照:カロリーSlism

特筆すべき栄養としてはビタミンKが多く含まれており、
ビタミンKは骨に存在するカルシウム結合タンパク質を活性化し、
カルシウムの骨への沈着を促して流出を防いでくれます。

ですので、赤ちゃんにカルシウムを送る妊娠中期後期には特におすすめの果物と言えるでしょう。
また、ビタミン類やミネラル類もバランス良く含まれています。

さらに、食物繊維も意外と豊富に含まれているため、
適量であれば便通がよくなり、腸内環境がよくなります。

妊娠中は血圧が高くなりやすいため、カリウムを摂取することにより、
体内の塩分を体外に排出してくれますので、高血圧予防にも期待できます。

そういった意味でも梨は妊娠中におすすめと言えます。

関連記事

まとめ

妊娠中のどの時期においても梨は食べても構いません。
ただし、皮はしっかりと洗ってから食べるあるいは剥くようにしてください。

1日の梨を食べる適量は妊娠初期で1個、妊娠中期後期は1.5個ですので
それ以上食べると食べ過ぎになる可能性があります。

1日に5個など多量に食べるとお腹が冷えたり、食物繊維の摂りすぎにより
下痢や腹痛、便秘になる可能性があり、カリウムの摂りすぎによりトイレが近くなります。
また、糖類の摂りすぎになる可能性があり、たまに食べ過ぎたとしても問題になりませんが、
日常的に多量に食べていると、肥満の原因になり肥満になると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症のリスクが高くなりますので、食べ過ぎには注意してください。

妊娠中に学資保険に加入した方がメリットが大きい理由!

スポンサーリンク