妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
パクチーは食べても良いのでしょうか?ハーブ(香草)には子宮収縮があるものがありますので、気になるところです。
こちらでは妊娠中のパクチーについて紹介致します。
妊娠中パクチーは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中どの時期においてもパクチーは食べても良いです。
ハーブ(香草)の中にはレモングラスなど子宮収縮作用があるものがありますが、
パクチーにはそのような作用はありませんので、安心して食べることができます。
ただし、食べ過ぎには注意してください。
食べすぎるとどうなるの?
パクチーにはストレス性の頭痛や鬱々とした気分の軽減に効果が期待できると言われているのですが、
食べ過ぎることによって、リナロールやゲオニオールという成分の摂りすぎになってしまい、
頭痛を引き起こしたり、気分が悪くなるという症状が出る場合があります。
参照:woman.excite
パクチーにはキレート作用という働きがあり、
過剰摂取することで、キレート作用が強くなり、人によっては下痢や腹痛をもたらすようです。
参照:ナチュラルクリニック代々木
また、タイパクチーという種類においては食べ過ぎると
タイパクチーを1回につき10グラム以上摂取すると腎臓への負担が大きくなる。そして、腎臓内に結晶ができる危険性がある。
タイパクチーには、100グラムあたり540ミリグラムのカリウムを含んでいる。これもまた腎臓への負担となる。さらに、カリウムを多く摂取すると心臓にも影響があるという研究報告もある。
タイパクチーの場合、食べ過ぎると腎臓に負担がかかるようで、
腎臓内に結晶ができる危険性があると言います。
また、カリウムの摂りすぎにより腎臓への負担となるというのです。
ただし、腎臓が正常であればカリウムを摂り過ぎたとしても尿と一緒に排出されるため、
カリウムについては健康な人の場合は気にする必要はなさそうです。
参照:健達ねっと
食べすぎはどれくらいなのか?
上記の引用部分に書いてあるのですが、1回につき10g以上摂取すると腎臓への負担が大きくなるとありますので、
1回に10g以上摂取すると摂りすぎになる可能性があります。
ですので、1回の食事につきパクチーは10g未満でとどめておきましょう。
注意が必要なのはパクチーだけのサラダなどは、1人前で30~40g程度ありますので、
1人前食べると食べ過ぎになる可能性があります。
パクチーでアレルギーを起こす?
パクチーを食べてアレルギー症状が出たという報告を時々見かけます。
ヨモギアレルギーやブタクサの花粉症の方はパクチーを食べると
アレルギーが出やすいため、そのような報告が上がるようです。
参照:太融寺町谷口医院
アレルギー症状が出ると口腔内がかゆくなったり、喉がイガイガしたり、
じんましんやひどい場合は、呼吸困難になることもあるようです。
ですので、ブタクサの花粉症やヨモギにアレルギーを持っている人は
パクチーは控えた方が良いかも知れません。
なお、アレルギーは食べてすぐに出る場合や1時間後、遅くても4時間以内には現れますので、
それ以上時間が経過して何もなければ大丈夫ということになります。
パクチーの嬉しい効能は?
上記でも紹介しましたが、パクチーにはリナロールが含まれており、
これは腸の働きを落ち着かせる整腸作用があります。
また、キレート作用と言って、カドミウムや水銀といった有害な重金属や放射性物質など、
危険な成分を外に排出する作用があるため、
妊娠中は水銀の量に注意が必要なため、嬉しい作用と言えます。
次にβカロテンも含まれているため、妊娠中には欠かせないビタミンAを摂取することができます。
βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換され、摂りすぎたとしても体外に排出されるため、
動物性ビタミンA(レチノール)のように、摂りすぎると胎児に影響が出るということはなく、
摂りすぎても問題ありません。
ビタミンCも豊富で、βカロテン同様優れた抗酸化作用があります。
他にもビタミンB1、B2、Eと言ったビタミンも含まれていますので、
パクチーを食べるだけで様々なビタミンを摂取できるというのも利点の一つです。
他にもカルシウムや食物繊維、カリウム、鉄、葉酸なども含まれています。
まとめ
パクチーにはレモングラスのように子宮収縮作用などの妊娠中に
摂取してはいけない成分は含まれていませんので、妊娠中でも食べることができます。
ただし、食べ過ぎることにより、下痢や腹痛、頭痛などを引き起こす可能性があるのと、
腎臓に負担がかかる可能性がありますので、
1回に食べる量は10g未満にとどめておいた方が良いでしょう。