妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
生クリームは1日にどれくらい食べてもいいのでしょうか?
何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の生クリームについて紹介致します。
妊娠中生クリームはどれくらい食べてもいいの?
生クリームで気になるのはカロリーです。
生クリームの容量は市販のもので大体200gで販売されています。
生クリーム100gあたりのカロリーを見てみると、
433kcalとなります。仮にパック1杯分を食べたとすると、866kcalになります。
こんなに食べる方はいないと思いますが、100g程度なら食べる人はいるかもしれません。
妊娠中のおやつは厚生労働省の食事バランスガイドによると200kcal以下を目安に食べると良いとされていますので、
これを元にして見ると生クリームは100gも摂取すると摂りすぎになってしまいます。
大まかに生クリームだけがおやつとして見ると1日に50g程度で抑えなければいけません。
生クリームをたくさん使っているお菓子を見てみると、
ショートケーキが挙げられるかと思いますが、
ショートケーキのカロリーを見てみると、18cm型の8等分の1切れで、
366kcalあります。
また、フルーツサンドにもたくさんの生クリームが使用されていますが、
お店によって異なるところではありますが100gあたり191kcal。
1つ(161g)で308kcal程度あります。
この場合、おやつというよりもお昼ご飯などで食べるかと思いますので、
そこまでカロリーを気にする必要はありませんが、
カロリー過多にならないように気をつけてください。
スタバの生クリームも調べて見ると、トールサイズ用でホイップクリームのカロリーは89kcalとなっています。
これにココアやフラペチーノなどがつきますので、厚生労働省の食事バランスガイドで言われている200kcal以下という数値を超えてくるでしょう。
たまにおやつを食べ過ぎても特に問題はないのですが、
毎日のように食べ過ぎると母体にも胎児にも影響が出る可能性があります。
カロリーを毎日摂りすぎるとどうなるの?
毎日生クリームなどおやつをたくさん食べて普段の食事も普通に食べているとしたら、
カロリーの摂りすぎになり、肥満や糖尿病の原因になります。
肥満になると、母体の影響としては、妊娠糖尿病や睡眠時無呼吸症候群、
心機能障害、妊娠高血圧症候群肝臓や腎臓の障害が生じることがありますし、
胎児の影響としては、不育症になる可能性が高まり、帝王切開率が上昇してしまいます。
また、出産時の創部感染症のリスクも増加します。
特に妊娠糖尿病になると、胎児も高血糖の状態となり巨大児や奇形児が生まれる可能性につながります。
参照:おおこうち内科クリニック
ですので、妊娠中にカロリー過多になるような食生活を送っているのであれば、
食生活を改めてください。
生クリームにはリステリア菌はいるのか?
リステリア菌はナチュラルチーズなどに存在する可能性がありますが、
生クリームにもリステリア菌が存在するかについてですが、
日本で販売されている生クリームの場合は、乳の段階で加熱殺菌されていますので、
リステリア菌の心配はする必要はありません。
生クリームにはビタミンA(レチノール)も含まれている
妊娠中はビタミンAが必要なのですが、摂りすぎると胎児に影響が出る可能性があるため、
ちょっと注意しなければいけません。
妊娠中のレチノール必要量は1日2000IU(600μg)で、上限は1日5000IU(1500μg)とされています。
参照:にしのはら歯科医院
生クリーム100gに含まれているレチノールは380μgですので、
1日あたりの必要量には届きませんが、それでも必要量の半分以上補える計算になります。
なお、ビタミンAは動物性のものだけでなく、野菜からも摂取できますので、
野菜もしっかりと食べているのであれば、足りないということはないでしょう。
逆にレバーやうなぎ、穴子などを食べると過剰摂取になる可能性がありますので、
レチノールを豊富に含んでいる、特にレバーは食べないようにした方が良いでしょう。
まとめ
生クリームで気になるのは、カロリーです。
毎日のように生クリームをたくさん食べているのであれば、
カロリー過多になっている可能性があり、
そのような生活を続けていると肥満や糖尿病などのリスクが増大しますので、
食生活を改善する必要があります。
生クリームは別に毎日食べてもカロリーに注意していれば問題はないのですが、
トッピングとして使用すると、おやつとして摂取する場合、
食べ過ぎになる可能性が高くなりますので、
カロリー計算が難しいようであれば、
たまに生クリームを使ったお菓子や飲み物などを楽しむ程度に
とどめておくのが無難でしょう。