妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
タイ料理は食べても良いのでしょうか?注意しなければいけない食材はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のタイ料理について紹介致します。
妊娠中タイ料理は食べても良いの?
タイ料理には様々な料理がありますが、
いくつか挙げてみると、
パッタイ
タイ風ラーメンのバミー
揚げカレーラーメンのカオソーイ
カオマンガイ
タイ風チャーハンのカオパット
ガパオライス
トムヤムクン
マッサマンカレー
タイスキ
ガイヤーン
トートマン・クン
ソム・タム
ヤムウンセン
カオニャオ・マムアン
ロティ
などがあります。
基本的に生の肉や生の魚や生の魚介類ではなく
激辛でなければタイ料理は食べても構いません。
生肉にはトキソプラズマが存在する可能性がありますし、
生魚や生の魚介類にはリステリア菌が存在する可能性があり、
この両方とも感染すると胎児に移行する可能性があり、
最悪の場合重症化することがありますので、控えた方が良いです。
激辛のものは、食べても直接的に胎児に影響はありませんが、
食べたことにより腹痛や下痢になった場合、激しい下痢の場合ですと
子宮が収縮し胎児にとって良い影響は与えません。
また、腹痛や下痢にならなくても激辛のものは痔になる確率が高まりますので、
妊娠中は治療などが限られる場合があるため控えた方が良いです。
なお、ピリ辛程度のものであれば、食べても問題ありません。
トムヤムクンのパクチーやレモングラスは大丈夫なのか?
トムヤムクンにはパクチーおよびレモングラスが入っていますが、
パクチーは特に妊婦の体に影響するような成分は含まれていませんので、
気にせず食べることができます。
レモングラスなんですが大量に摂取すると子宮収縮作用があるため、
流産などの危険性があるのですが、少量であれば特に気にすることなく摂取しても構いません。
トムヤムクンに含まれている程度の量であれば安心して食べることができます。
タイ料理によく使われているナンプラーは大丈夫なのか?
タイ料理にはナンプラーをよく使いますが、
ナンプラーとは魚醤のことで妊娠中に摂取してはいけない成分は入っておりません。
ただし、塩分が多いため大量に食べる摂取すると塩分の摂り過ぎになる可能性はあります。
通常の料理に使われる量でしたら問題にはなりません。
ガパオライスは大丈夫?
日本で作られるガパオライスであれば、問題なく食べることができます。
ガパオライスの上には半熟卵が乗っている場合がありますが、
日本の場合は食品衛生法に則って料理が提供されますので、
基本的にサルモネラ菌の心配は基本的にいりません。
万が一心配であれば半熟卵を避けて食べてください。
バジルも使用されることがありますが、
大量に食べるということでなければバジルも食べて構いません。
サフランやターメリックは大丈夫なのか?
ご飯の色づけや風味を出すためにサフランやターメリックが使われることがありますが、
基本的に問題なく食べることができます。
サフランやターメリックは過剰に摂取すると子宮収縮作用や堕胎作用があると言われていますが、
通常の料理に含まれている量であれば、まず影響はでません。
マッサマンカレーは大丈夫?
甘味があるのが特徴のマッサマンカレー。香辛料が多く使われていますが、
通常量食べる分には何の問題もありません。
ただし、激辛にしているものは避けてください。
タイカレーやグリーンカレーなどの激辛のものも同様で
妊娠中は控えた方が良いでしょう。
激辛でなければちょっと辛い程度であれば問題なく食べることができます。
タイの調味料は大丈夫なの?
タイの調味料をいくつか挙げますが、
ナンプラー
オイスターソース
タオチオ(タイの味噌のようなもの)
ナムプリックパオ(トムヤムクンに入っている)
タマリンドペースト(フルーツのペースト)
シラチャーソース(チリソース)
シーズニングソース(日本のたまり醤油のようなもの)
パームシュガー(ココヤシからとれる砂糖)
などがあります。
シラチャーソースは辛みが強いため辛いものが苦手な場合は、控えた方が良いですが
その他の調味料は妊娠中でも問題なく摂取することができます。
タイ料理は基本的に安心して食べられる
タイ料理は激辛のものや生肉、生魚、生の魚介類以外であれば
安心して食べることができます。
タイの妊婦さんは日常的に摂取している料理ですので、
日本でいうところの煮ものや炒め物、麺類などを食べる感覚で
皆さん食べておられます。
もちろん現地では衛生面が日本とは違いますので、
食中毒になる確率も日本と比べると多くなりますが、
日本で提供されるタイ料理であれば、基本的に食中毒になることはないでしょう。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもタイ料理は食べても構いませんが、
激辛料理や生肉、生魚、生の魚介類は日本と同じで
トキソプラズマやリステリア菌が存在する可能性がありますので、
妊娠中は控えてください。