妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ザーサイは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のザーサイについて紹介致します。
妊娠中ザーサイは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもつわり時期でもザーサイは食べても良いです。
ザーサイとは高菜の仲間で、からし菜の一種の野菜なのですが、
日本で定着しているザーサイはザーサイの漬物になります。
この漬物は食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになってしまいますので、
食べたとしても少しにしておいた方が良いでしょう。
料理などにも使われますが、ザーサイは塩分が多いため
味付けに塩は入れずにザーサイの塩分だけで調理した方が良いでしょう。
どのくらいの量食べても良いの?
ザーサイ小鉢1杯(25g)に含まれる塩分は3.43gになります。
厚生労働省によると18歳以上の女性の1日の塩分摂取目標量は6.5g未満と定められています。
1日3食として1食に表すと2.1g程度塩分を摂取できる計算になります。
となると、ザーサイを小鉢1杯食べると塩分の摂り過ぎになりますので、
食べるとしたら小鉢1/2杯(塩分量1.715g)程度で抑えた方が良いでしょう。
ザーサイを入れた料理1人前もザーサイ12.5g以下で抑えた方が良いことになります。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
1日程度塩分を摂り過ぎたからといって特に何か影響があるわけではありませんが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット
妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY
塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?
食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
ザーサイの栄養は?
ザーサイ小鉢1杯(25g)あたりの栄養は
エネルギー 5kcal
タンパク質 0.63g
脂質 0.03g
炭水化物 1.15g
ビタミンA 0.25μg
ビタミンE 0.05mg
ビタミンB1 0.01mg
ビタミンB2 0.02mg
ナイアシン 0.1mg
ビタミンB6 0.02mg
葉酸 3.5μg
パントテン酸 0.09mg
ナトリウム 1350mg
カリウム 170mg
カルシウム 35mg
マグネシウム 4.75mg
リン 16.75mg
鉄 0.73mg
亜鉛 0.1mg
銅 0.03mg
マンガン 0.09mg
食物繊維総量 1.15g
食塩相当量 3.43g
参照:カロリーSlism
このようになっています。
この中で比較的多い成分としては、
ビタミンK、ナトリウム、カリウム、鉄が多く含まれているのですが、
塩分が多いため量が食べられません。
ですので、ザーサイで栄養を摂ることは考えない方が良いでしょう。
たまにザーサイを使った料理やザーサイそのものを楽しむ程度に
とどめておいた方が良いです。
ですので、妊娠中におすすめの食材かと言われると
塩分が多いためおすすめはできません。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもザーサイは食べても良いですが、
塩分が多いため、少量食べる程度に抑えた方が良いです。
料理に入れる際もザーサイの塩分で味付けができるため、
塩は入れる必要ありません。
妊娠中にザーサイはおすすめかどうかと言われれば、
塩分が多いため、あまりおすすめとは言えませんが、
たまに楽しむ程度なら問題はないでしょう。