妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ベースブレッドは食べても良いのでしょうか？何か注意点はあるのでしょうか？
こちらでは妊娠中のベースブレッドについて紹介致します。
妊娠中ベースブレッドは食べても良いの？
結論から言うと、妊娠中のどの時期においてもベースブレッドは食べても構いません。
ベースブレッドはいくつか種類がありますが、
気になる味としては「シナモン」でしょうか。
シナモン味にはシナモンフィリングが原材料に含まれており、
シナモンは子宮収縮作用があるのですが、
通常食べるシナモン程度の量であれば何の問題もありません。
過剰に食べると影響が出る可能性があります。
次に「カレー」ですが、
妊娠中に辛いものは控えるように言われたりしますが、
ピリ辛程度であれば何の問題もありません。
問題になるのは激辛と呼ばれるもので、
これを食べると辛いものに弱い方だと腹痛や下痢になる可能性があります。
また、激辛のものは強い弱いに関係なく痔になるリスクが高まります。
妊娠中は痔の治療や処方に制限がかかる可能性があるため、
妊娠中は辛いものを控えるように言われたりします。
なお、激辛のものを食べたとしても胎児に直接的な影響はありません。
ベースブレッドに含まれている酒精は大丈夫なの？
ベースブレッドには酒精と呼ばれるお酒のたぐいが含まれています。
ですが、これは風味付けで使用しているもので、
製造過程で加熱していますので、アルコールは含まれていません。
ですので、酒精が入っていても心配する必要はありません。
ビタミンAは大丈夫？
ベースブレッドには様々な栄養が含まれており、
その中にビタミンAも含まれています。
妊娠初期はビタミンA（レチノール）の摂取量に気をつけないといけないのですが、
耐容上限として妊娠初期は1500μgとなっております。
ベースブレッド1袋中に含まれるビタミンAは161μgですので、
何の心配もいりません。
むしろビタミンAは妊娠中は1日600μg必要ですので、
ベースブレッドを食べることで栄養を補給できます。
どれくらいの量食べても良いの？
妊娠中の1日の摂取カロリー目標を見てみると、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
ベースブレッドのカロリーを見てみると、
200～230kcalとなっており、ミニ食パンが281kcalとなっております。
ベースブレッドを1袋だけだと1食のカロリーは足りません。
ベースブレッドは栄養が満遍なく含まれていますので、
1食に2袋食べても問題はないでしょう。
ただし、塩分が若干多いため1食に3袋程度食べると塩分の摂り過ぎになってしまいます。
値段が高いためおすすめとしては1食に1袋に加えて、
卵料理やウインナーなどの肉系、そしてサラダやヨーグルト、飲み物に牛乳などを
合わせて食べるとちょうど良い食事になるでしょう。
ベースブレッドは一般的な菓子パンを食べるよりも健康に良い
ベースブレッドに含まれる栄養を見てみると、
ミニ食パン・レーズンの場合
熱量 281kcal
タンパク質 13.5g
脂質 7.4g
炭水化物 38.1g
食物繊維 3.8g
食塩相当量 1.1g
ビタミンA 161μg
ビタミンB1 0.5mg
ビタミンB2 0.4mg
ビタミンB6 0.5mg
ビタミンB12 0.5μg
葉酸 126μg
ビタミンC 17mg
ビタミンD 1.7μg
ビタミンE 3.3mg
ビタミンK 27.8μg
ナイアシン 9.6mg
パントテン酸 1.4mg
ビオチン 8.8μg
カリウム 584mg
カルシウム 125mg
クロム 1.7μg
セレン 9.6μg
鉄 2.0mg
銅 0.3mg
マグネシウム 72mg
マンガン 1.6mg
亜鉛 1.6mg
モリブデン 49.4μg
ヨウ素 25.2μg
リン 190mg
このようになっています。
この数値は簡単に言うと全てにおいて高栄養ですので、
忙しい朝などには非常におすすめと言えます。
一方、菓子パンは種類にもよりますが、
基本的に炭水化物が大部分を占めており、
ビタミン類とミネラル類の多くが不足しています。
ですので、ビタミン類とミネラル類を補おうとすると、
野菜類をはじめ、肉類や魚類、牛乳などから補う必要があります。
ベースブレッドも1袋では1食における栄養量が足りていないため、
補う必要はあるのですが、他に何か付け加えるだけで
意識しなくても栄養は補えるのが特徴です。
妊娠中にベースブレッドがおすすめな理由
妊娠初期には葉酸を1日に通常の食事に加えて栄養補助食品などから400μg摂取するように厚生労働省が提示しています。
参照：e-ヘルスネット
ベースブレッドには葉酸が1袋あたりに126μgも含まれていますので、
ベースブレッドを食べただけでかなりの葉酸を補うことができます。
妊娠中期後期になると
鉄の摂取量が1日に16.0mg必要になります。
参照：meiji
この時期は鉄分が不足しがちになり不足すると無性に氷を食べたくなるという症状が出ることがあり、
これを「氷食症」と言うのですが、鉄分が不足しているために起こります。
ベースブレッドを1袋食べるだけで2.0mgも鉄分を補うことが出来ます。
これは牛肉100g食べるのと近しい鉄分を補うことが出来るのです。
なお、牛肉100gあたりの鉄分量は2.3mgとなっています。
その他にもカルシウムやカリウム、食物繊維などのミネラル類に加えて
ビタミン類も多く含まれていますので、
妊娠中でなくても推奨できる食べ物となります。
賞味期限が長いのも嬉しい
ベースブレッドは一般的なパンと比べると
圧倒的に賞味期限が長いです。
一般的なパンの場合は消費期限ですが、
ベースブレッドは賞味期限ですので多少賞味期限が過ぎても問題なく食べることができます。
賞味期限はおおむね1ヶ月程度は日持ちしますので、
朝ご飯がない時の予備として保存しておくこともできます。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもベースブレッドのどの種類でも食べて構いません。
原材料に酒精が入っていますが、製造過程で火を通しますのでアルコールは含まれていません。
全体的にバランス良く栄養が含まれていますので、
妊娠中は特に非妊娠時と比べて栄養を必要としますので、
ベースブレッドは非常におすすめと言えます。
ただし、ベースブレッド1袋だけでは1食のカロリーも栄養も足りていないため、
卵料理やウインナーなど肉類や魚類を合わせて1食にすることで
1食に必要な栄養はしっかりと摂取できるでしょう。
