妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
めんつゆは使用しても良いのでしょうか?ヨウ素が気になるところです。
こちらでは妊娠中のめんつゆについて紹介致します。

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妊娠中めんつゆは使用しても良いの?

めんつゆ

結論からいうと、めんつゆを1日に50ml程度ならどの種類のめんつゆであっても
問題なく使用することができます。

めんつゆの種類にもよりますが、原材料に昆布だしが使われていることがあり、
昆布だしにはヨウ素が含まれています。

妊娠中は1日のヨウ素摂取上限が2200μgになっております。

なお、平均必要量は170μgとなっていますので、
摂りすぎにも不足にも気をつけなければいけません。
参照:厚生労働省

めんつゆに含まれるヨウ素量は、100mlあたり
COOPのあじわいめんつゆ 1949.9μg
COOPのめんつゆ2倍 1122.6μg
盛田の鰹つゆ 592.3μg
COOPのかつお風味 つゆ 523.4μg
にんべんのつゆの素 塩分ひかえめ 193.8μg
キッコーマン そうめんつゆストレート 95.0μg
兵庫県手延素麺協同組合 揖保乃糸めんつゆ 90.2μg
シマヤ つゆ自慢 72.1μg

となっています。
参照:成長科学協会

1日1食、例えばそうめんを食べると過程してめんつゆを使った場合、
1食でめんつゆを100mlも使わないと考えられるため、
めんつゆを使用しても問題ないという結論に至ります。

なお、めんつゆ100ml使用したとしても、ヨウ素含有量が多いものでも
100mlあたり2000μg弱となっていますので、他からのヨウ素摂取に気をつければ問題はありません。

ヨウ素を摂り過ぎるとどうなるの?

妊娠中にヨウ素を摂りすぎると新生児に甲状腺機能低下が生じることが知られており、
甲状腺機能低下をきたした乳児に関して、母親の妊娠中の昆布製品からのヨウ素摂取量は
2.28~3.18mg/日であると推定されていますので、
日常的に耐容上限量以上のヨウ素を摂取し続けると、新生児及び乳児の
甲状腺機能低下が生じる可能性があると言うことになります。

なお、日本人の平均ヨウ素摂取量は約1.5mg/日に達していると推定されていますが、
甲状腺機能低下や甲状腺腫の発生はほとんど認められていないとのことです。
参照:厚生労働省

逆にヨウ素が不足し続けるとどうなるの?

ヨウ素は人間にとって必要不可欠なミネラルのひとつで、
ヨウ素が不足している状態が続くと流産や早産、死産などのリスクが高くなります。
ですが、日本においては海藻を食べる機会が多いため、
ヨウ素不足になることはあまりないと言えます。

ですので、ヨウ素不足のことを心配することはないでしょう。

1日程度摂りすぎても大丈夫

先にも書きましたが、日常的に耐容上限量以上のヨウ素を摂取し続けることが問題なので、
1日程度昆布(ヨウ素)を摂りすぎたからと言って直ちに問題になるものではありません。
ですので、1日程度摂りすぎたとしても大丈夫と言えます。

めんつゆには昆布が使用されていないものがある

めんつゆの中には昆布が使用されていないものがあり、
例えば、ヤマキのめんつゆには昆布が使用されていないため、
ヨウ素の心配をする必要はありません。
参照:ヤマキ

他にも原材料を見て昆布あるいは昆布エキスが使用されていないものがありますので、
ヨウ素が気になる場合は、そのようなめんつゆを使用するようにしましょう。

まとめ

妊娠中にめんつゆは使用しても構いませんが、
摂取量には注意が必要です。

例えば、1日3食めんつゆを使用すると、
1日2200μgを越えてきますので、そのような生活を長期にわたり
続けていると、胎児に影響が出る可能性が出てきます。

ですので、昆布だし入りめんつゆを使用するのは1日1回(最大で100ml)で
とどめておいてください。

ヨウ素が気になる場合は、昆布を使用していないめんつゆがありますので、
そちらを使用されるとヨウ素の心配はなくなります。

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