妊娠中は多くの栄養を必要とする時期ですが、
ごま油は妊婦にとって良いものなのでしょうか?またどれくらい摂取したら良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のごま油について紹介致します。
妊娠中ごま油はおすすめ?
ごま油の栄養を見てみると、
大さじ1杯(12g)中
エネルギー 107kcal
タンパク質 0g
脂質 12g
炭水化物 0g
ビタミンE 0.05mg
ビタミンK 0.6μg
ナイアシン 0.01mg
カルシウム 0.12mg
リン 0.12mg
鉄 0.01mg
銅 0mg
セレン 0.12μg
クロム 0.12μg
飽和脂肪酸 1.8g
脂肪酸 一価不飽和 4.51g
脂肪酸 多価不飽和 4.94g
脂肪酸総量 11.26g
n-3系 多価不飽和 0.04g
n-6系 多価不飽和 4.91g
18:2 n-6リノール酸 4920mg
18: n-6リノレン酸 37.2mg
となっており、
ビタミン類やミネラル類はあまり含まれていませんが、
不飽和脂肪酸が多く含まれています。
参照:カロリーSlism
不飽和脂肪酸は体内で合成することができないため、摂取する必要がある必須脂肪酸になっています。
不飽和脂肪酸はコレステロール値を下げ血管を強くしてくれる効果があり、
ごま油に含まれているセサミンには抗酸化作用があり活性酸素からのダメージから細胞を守ってくれます。
ですので、摂りすぎるとよくありませんが、適量であれば妊娠中でなくても健康に良い食材になります。
また、次のような効果も期待できます。
- 冷え性改善に良い
- 老化防止に良い
- 血液がさらさらになる
- 口腔内の健康に良い
特に妊娠中の冷え性は大敵ですので、冷え性改善に良いのは嬉しい効果です。
どれくらいの量摂取しても良いの?
健康目的でごま油を摂取するのであれば、1日に小さじ1~2杯で十分です。
そのまま飲んでも構いませんが、
普段使っている食用油をごま油に変えるだけで栄養が摂れるだけでなく、
ごま油の風味により食事が美味しくなります。
注意点はあるの?
ごま油を摂りすぎるとカロリーの摂りすぎになる可能性があります。
炭水化物やタンパク質は1gあたり4kcalなのに対して、
脂質は1gあたり9kcalありますので、ごま油は自然とカロリーが多くなってしまいます。
1日2日程度摂りすぎたからといって特に問題になるわけではありませんが、
日常的に油を摂りすぎていると肥満の原因となり、
肥満になると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症のリスクが高まりますので、
過剰な摂取は控えてください。
普段の料理に使う油をごま油に変えるのがちょうど良いかと思います。
ごま油を使ったおすすめ料理は?
ごま油を使ったおすすめ料理をいくつか紹介致します。
基本的にはみそ汁に入れたり中華スープに入れたりサラダにかけるだけでも十分美味しいのですが、
以下の料理も試してみてください。
- ごま油とお塩のやみつきおにぎり
- 豆苗とアボカドの塩昆布和え
- 麻婆茄子豆腐
- レタスと牛肉のおかずサラダ
- 牛こま肉でワンパンビビンバ
- わかめとねぎのスープ
- たたききゅうり
- オクラとトマトのさっぱり和え
- たたききゅうりと鶏ささ身の簡単和え
- わかめと卵のみそ汁
- もやしと豆苗のナムル
- 和風トースト
- ごま油と明太子の冷たいうどん
- ごま油香る豚キムチ炒め
- きゅうりの浅漬け
などなど。
詳しいレシピは下記リンクに載っています。
まとめ
妊娠中にごま油はおすすめと言えます。
特に冷え性対策や血液サラサラ効果、ビタミンEによる抗酸化作用など
妊娠中に嬉しい効果がたくさんありますので、
積極的にごま油を摂り入れていきましょう。
普段使用している食用油をごま油に変えるだけで
十分に健康に良い効果が得られます。
ただし、健康に良いからと言ってたくさん摂取してしまうと
カロリーの摂りすぎになってしまいますので、摂取するのは適量が良いです。