妊娠中サラダチキンはおすすめ？どれくらい食べてもいいの？

妊娠中は胎児の分まで栄養を摂取しなければなりません。
摂取エネルギーも妊娠初期よりも中期。中期よりも後期の方が多く摂取しなければいけません。
そんな中タンパク質摂取としてサラダチキンがおすすめなのです。
こちらでは妊娠中のサラダチキンについて紹介致します。

妊娠中サラダチキンはおすすめ？

妊娠中の1日のタンパク質必要量を見てみると、

妊娠初期は非妊娠時と同じ50gとなっていますが、
妊娠中期はこれに加えて+10gの付加量が付いていますので、60g必要になり、
妊娠後期は+25gの付加量がつきますので、75g必要になります。

サラダチキンのタンパク質を見てみると、
１つで110～125g程度で、エネルギーは125kcal前後、
タンパク質は25～28g程度になっており、それに対し脂質は1.5～2.0gと少ないため
低脂質高タンパクの食材となっているため、妊娠中だけではないですがおすすめの食材となります。

どれくらい食べても良いの？

サラダチキンだけでタンパク質を補っても構わないのですが、
できれば魚介類などからもタンパク質を摂取することで
他の栄養が摂取できますので、様々なものからタンパク質を摂ることをおすすめします。

妊娠中の1日の摂取カロリー目標を見てみると、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期　2050kcal
妊娠中期　2250kcal
妊娠後期　2450kcal

となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期　633kcal
妊娠中期　700kcal
妊娠後期　783kcal

となります。

ですので、カロリーだけで見るとサラダチキンは1食に2つ程度、約220～250g程度食べても問題ないことになります。
2つ食べたとしてもカロリーは250kcalなので、他にご飯や野菜など副菜を摂取すると
ちょうど良い食事になるかと思います。

サラダチキンの栄養は？

サラダチキンの栄養を見てみると、大きいサイズになりますが1個314.2gあたり

エネルギー　346kcal
タンパク質　70.51g
脂質　5.81g
炭水化物　6.98g

ビタミンA　39.97μg
ビタミンD　0.31μg
ビタミンE　0.97mg
ビタミンK　60.23μg
ビタミンB1　0.31mg
ビタミンB2　0.35mg
ナイアシン　36.2mg
ビタミンB6　1.95mg
ビタミンB12　0.6μg
葉酸　51.72μg
パントテン酸　5.81mg
ビオチン　10.37μg
ビタミンC　13.1mg

ナトリウム　851.92mg
カリウム　1154.78mg
カルシウム　38.8mg
マグネシウム　95.39mg
リン　668.93mg
鉄　1.85mg
亜鉛　2.2mg
銅　0.09mg
マンガン　0.19mg
ヨウ素　0.41μg
セレン　51.28μg
クロム　0.53μg
モリブデン　10.46μg

食物繊維総量　0.06g
食塩相当量　2.14g

このようになっています。
参照：カロリーSlism

低脂質高タンパクなだけでなく、
ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸などのビタミン類が多く含まれている上に、
カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、セレン、モリブデンなどのミネラル類も多く含まれている
スーパーフードと言っても良いくらいの栄養が詰まっています。

足りないと感じる栄養としては、カルシウム。多く含まれているものの
サラダチキンだけでは足りない鉄分は他から摂取が必要になります。

また、糖質（炭水化物）も少ないため、他からの摂取が必要になります。