妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
サバ缶は毎日食べても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のサバ缶について紹介致します。

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妊娠中サバ缶は毎日食べてもいいの?

サバ缶

結論を言うと、1日1食ということでしたら、
毎日食べても問題ありません。

サバ缶は水煮や味噌煮など種類がありますが、
その中に含まれる塩分量はメーカーなどにより多少違いはありますが、
鯖の水煮の場合、100gあたりで0.8gの塩分が含まれており、
鯖の味噌煮は100gあたりで1.1gの塩分が含まれています。
※伊藤食品のサバ缶の場合

1缶で190g入っているため、
1缶食べると水煮の場合だと1.52gの塩分量、
鯖の味噌煮だと2.09gの塩分量になります。

1日に摂取しても良い塩分量としては、18歳以上の女性の場合、
厚生労働省の食事バランスガイドによると6.5g未満とされていますので、
伊藤食品のサバ缶の場合は、1食で1缶食べても問題がありません。

サバ缶は意外と塩分が控えめになっています。

サバ缶は栄養満点

サバ缶は、鯖の切り身よりも栄養が豊富に含まれています。
鯖の水煮の場合、100gあたり
エネルギーは174kcal
タンパク質は16.3g
脂質は10.7g
炭水化物は0.2g
カルシウムは260mg
ビタミンB1は0.15mg
ビタミンB2は0.40mg
IPA(イコサペンタエン酸)は930mg
DHA(ドコサヘキサエン酸)は1300mg

となっています。

続いて生鯖(ゴマさば)可食部100g中の栄養を見てみると、
エネルギーは131kcal
タンパク質は23.0g
脂質は5.1g
炭水化物は0.3g
カルシウムは12mg
ビタミンB1は0.17mg
ビタミンB2は0.28mg
IPAは230mg
DHAは830mg

となっています。

特に注目したいのがカルシウムの量です。
サバ缶の方が桁違いにカルシウムを含有しております。
DHAやIPAもサバ缶の方がかなり多く含まれていることがわかります。

IPAはEPAと同じで、
サバ缶はDHAとEPAが豊富に含まれており、
効果としては中性脂肪を抑えたり、悪玉コレステロールを減らす作用があることで知られています。
他に、集中力や記憶力も高まります。
また、DHA・EPAは赤ちゃんの脳の発育・脳機能の向上に大きく関係していますので、
特に妊娠中期から後期にかけては積極的に摂り入れたい栄養
でもありますし、
授乳中も母乳を介して栄養が赤ちゃんに届けられますので、
授乳中にも積極的に摂り入れたい栄養となります。

次にカルシウムですが骨や歯を作るのに必要な栄養で、
特に妊娠中は非妊娠時と比べてカルシウムを多く摂取しないといけないため、
通常の鯖よりサバ缶の方がカルシウムが桁違いに含まれていますので、
お勧めなのです。

なお、1日に必要なカルシウムは650mgと言われています。

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なぜ1日1食なのか?

なぜ1日に1食と言ったかについてですが、
栄養バランスを考えると、毎食サバ缶を食べると
偏りが見られます。

妊娠中だけではないのですが、
栄養は様々なものから取り入れた方が健康に良いため、
こちらでは1日に1食サバ缶を食べると述べています。

なお、毎日食べても問題がないどころか
カルシウムや不飽和脂肪酸などが摂取できるため
積極的に食べていきたい食材になります。

塩分不使用のサバ缶もある

妊娠中塩分を日常的に摂り過ぎているとむくみの原因になりますし、
妊娠高血圧症の原因にもなりますので、
塩分を抑えた生活を送るようにした方が良いです。

サバ缶程度の塩分量であれば、あまり気にすることはないのですが、
日本人は塩分を摂り過ぎている傾向にあるため、
できるだけ減らしていきたいです。

そこで、塩分不使用のサバ缶というものがありますので紹介します。

 

こちらは鯖の水煮になりますが、塩分が使用されていませんので、
塩分を気にすることなく、水溶性の栄養が溶け出た汁まで安心して召し上がることができます。

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サバ缶を使ったお勧めレシピは?

・さばキャベツ

ごま油に生姜のアクセントが効いており、飽きずに食べることができます。
作り方は
キャベツ 200g
鯖の水煮缶 190g(1缶)
しょうが 10g
酒 大さじ1
塩 小さじ1/2
ごま油 適量

キャベツはざく切りにして耐熱ボウルに入れて、しょうがは千切りにします。

さば水煮缶は軽く汁をきって粗ほぐしし、切ったキャベツにのせて、しょうがをちらします。

そして、酒と塩、ごま油(大さじ1)をふり、ボウルにラップをして
電子レンジ(600w)で6分加熱を行ないます。

加熱後にもごま油をふることにより、より香りが引き立ちます。

このさばキャベツをサンドイッチにして食べるというのもお勧めの食べ方になります。
お好みでマヨネーズを使用してください。

・さば缶サンドイッチ

上記のものとは別の作り方で、きゅうりを挟むのが特徴です。
マヨネーズをハーフマヨにしたり、バターをレシピの半分の量で作ることにより
塩分を減らすことができます。

サバ缶サンドイッチのレシピを見てみる

・キャベツとサバ缶のトマト煮

お鍋に順番に具材を入れていき、煮るだけという簡単レシピになっています。
鯖の旨みにバターのこく、そしてあっさりしたトマトが非常に良く合います。

キャベツとサバ缶のトマト煮のレシピを見てみる

まとめ

サバ缶は通常の鯖と比べてカルシウムやDHAなどの不飽和脂肪酸が
豊富に含まれていますし、塩分も比較的少ないので、
妊娠中はお勧めの食材となります。

できれば、毎日食べた方が健康に良いでしょう。
ただし、3食サバ缶など毎食サバ缶を食べると
栄養の偏りが見られますので、1日1食程度にとどめて、
他の食材からも栄養を摂るようにしましょう。

サバ缶の中には塩分不使用のものもありますので、
塩分に気をつけたい方は塩分不使用サバ缶を利用すると良いでしょう。

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