妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
牡蠣小屋には行っても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の牡蠣小屋について紹介致します。
妊娠中牡蠣小屋に行っても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期にでも牡蠣小屋に行っても構いませんが、
中心部までしっかりと火を通してから食べてください。
中が半生や生の状態ですと、食中毒になる可能性がありますので注意してください。
中が半生だとどんな食中毒になるの?
中が半生や生の状態で起こる食中毒としては
ノロウイルスが挙げられます。
また、腸炎ビブリオやA型肝炎にかかる可能性もあります。
ノロウイルスの症状についてですが潜伏期間は1~3日程度で、
吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛が主な症状になり、有症期間は平均24~48時間になります。
腸炎ビブリオの症状については潜伏期間が12時間前後で
堪えがたい腹痛があり、水様性や粘液性の下痢が見られ、稀に血便が見られることもあります。
また、37~38℃の発熱や嘔吐、吐き気も見られます。
症状は一両日中に軽快し回復に向かいます。
A型肝炎の症状については食欲不振、全身の倦怠感、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱、下痢、黄疸が見られます。
どこまで火を通したらいいの?
牡蠣の中心部が85~90℃以上で90秒以上加熱することでノロウイルスは失活します。
腸炎ビブリオもA型肝炎ウイルスも失活しますので、しっかりと火を通してください。
しっかりと加熱というのがどこまでなのかというと、
焼く場合は裏表5分ずつ、計10分以上しっかりと焼いてください。
茹でる場合は、沸騰した状態で豆乳して3~5分程度と言われています。
心配な場合は焼く場合15分程度表裏を焼いてください。
水銀は大丈夫なの?
牡蠣をたくさん食べて心配になるのが水銀量ですが、
牡蠣にはマグロなどのように水銀が多く含まれていませんので、
1日程度多量に食べたからと言って水銀が影響をもたらすことはまずないでしょう。
ですので、水銀の心配をする必要はありません。
どうしても心配な場合は?
少しでも不安があるのでしたら牡蠣小屋には行かないことをおすすめします。
牡蠣を食べて不安になるとそれがストレスになり、
ストレスは胎児に良い影響は与えませんので、不安になるくらいなら我慢した方が良いです。
まとめ
妊娠中のどの時期においても牡蠣小屋に行っても構いませんが、
中心部までしっかりと火を通すようにしてください。
牡蠣があたりやすいというのは、加熱不十分によりウイルスが残っていて、
それにあたるからです。
中心部が85~90℃以上で90秒以上加熱さえすれば、
ウイルスは失活しますので、食べても食中毒になることはありません。
行くことに少しでも不安が残るのであれば、しっかりと火が通っているか不安が残るのであれば
行かないことをおすすめします。