妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
らっきょうは食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のらっきょうについて紹介致します。

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妊娠中らっきょうは食べても良いの?

らっきょう

妊娠中のどの時期においてもらっきょうは食べても構いません。
つわり時期などは酢のものが欲しくなったりしますが、そんな時に重宝することでしょう。

ただし、食べ過ぎると塩分の摂り過ぎや砂糖もたくさん使われているため
カロリー過多になる可能性もあります。

どれくらい食べても良いの?

どれくらい食べても良いのかについては塩分量とカロリーを見なければなりません。
まず、塩分量ですが100gあたり2.2gの塩分が含まれています。
カロリーは100gあたり83kcalとなっています。

らっきょうの重さは大きさによって変化するものの、1個あたり5g程度となっていますので、
100gだと20個程度になります。

らっきょうだけで塩分を2.2gも摂取するのは摂り過ぎに当たるため、
漬物メインとしての食事でなく一部と考えるのなららっきょうは5個程度が妥当だと考えます。
5個ですと25g程度となり、塩分は0.55gとなりますので通常の食事に含まれる塩分量のことを考えても
問題ない程度の塩分になります。

なお、1日の塩分量は厚生労働省によると18歳以上の女性の場合6.5g未満が推奨されています。

食べすぎるとどうなるの?

食べ過ぎるとまず塩分の摂り過ぎになることが考えられます。
ここで言う食べ過ぎとなる量は100g程度のことを指し、
らっきょうだけで2.2gもの塩分を摂取してしまうと通常の食事から摂取する塩分のことを考えると摂りすぎになります。
塩分の摂りすぎが日常的になっているとむくみが出てきたり、高血圧症の原因になります。

次にカロリーについてですが100gで83kcal程度であればカロリー的には問題はありません。

らっきょうにはアリシンという成分が含まれており
これを摂りすぎると下痢や胃もたれを起こす可能性がありますので、食べ過ぎには注意が必要です。

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らっきょうの栄養は?

らっきょうの栄養を見てみると1個(5g)あたり

エネルギー 5kcal
タンパク質 0.07g
脂質 0.01g
炭水化物 1.47g

ビタミンE 0.04mg
ビタミンK 0.05μg
ビタミンB1 0mg
ビタミンB2 0mg
ナイアシン 0.11mg
ビタミンB6 0.01mg
葉酸 1.45μg
パントテン酸 0.03mg
ビオチン 0.05μg
ビタミンC 1.15mg

ナトリウム 0.1mg
カリウム 11.5mg
カルシウム 0.7mg
マグネシウム 0.7mg
リン 1.75mg
鉄 0.03mg
亜鉛 0.03mg
銅 0mg
マンガン 0.02mg
ヨウ素 0.05μg
セレン 0.05μg
モリブデン 0.7μg

となっており、その他に食物繊維が1.04g含まれています。
参照:カロリーSlism

この中で特筆すべき栄養としては、
ビタミンB6とナイアシン、モリブデン、食物繊維となります。

ビタミンB6は免疫機能の正常な働きの維持、皮膚の抵抗力の増進にも必要で、赤血球のヘモグロビンの合成にも欠かせない栄養素になります。

ナイアシンは他のビタミンB6群と同様に酵素をサポートして、糖質、タンパク質、脂質のエネルギー代謝をスムーズにしています。
他に脳神経の働きを活性化する、皮膚を健康に保つ、血液の循環をよくするなど、体内で起こる様々な酵素反応に関与し、体の機能を正常に働かせるために重要な役割を果たしています。

モリブデンは血液内で鉄が不足してしまうと、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助け、血液をつく る働きを促進します。 そのため、鉄欠乏性貧血の予防も期待されています。

食物繊維は便のカサを増して腸の蠕動運動をスムーズにして便の排出を助けます。
便秘の方は積極的に摂りたい成分となっています。

そして、アリシンですが疲労回復に優れたビタミンB1の吸収を手助けして、滋養強壮効果が期待できます。 また、アリシンは免疫力の向上や、がんの予防効果につながるといわれています。

塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

1日程度塩分を多く摂取したとしても問題にはならないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎていると、むくみがひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット

妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

つわり時でらっきょうしか食べられない場合は?

つわり時期でらっきょうしか食べられない場合、
つわり時の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、塩分のことはとりあえず気にせず
食べられる時に食べるとよいのですが、問題はアリシンです。

アリシンは摂りすぎると下痢や胃もたれを起こす可能性がありますので、
らっきょうの他に酢の利いた他の食べ物を見つけることが賢明です。

つわりが終わり何でも食べられるようになったら
カロリーや栄養、塩分のことを意識した食生活に戻すようにしましょう。

まとめ

妊娠中のどの時期においてもらっきょうは食べても構いませんが、
食べ過ぎるとアリシンの摂りすぎになる可能性があり、
摂りすぎると下痢や胃もたれを起こす可能性がありますので注意が必要です。

また、塩分も結構多く含まれていますので、食べ過ぎると塩分過多になる可能性もあります。

1日に食べても良い目安としては3~5個程度で抑えておいた方が良いでしょう。

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