妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
れんこんはどれくらい食べても良いのでしょうか?食べ過ぎたりするとどうなるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のれんこんについて紹介致します。
妊娠中れんこんはどれくらい食べても良いの?
れんこんは100gあたり食物繊維が2g含まれています。
食物繊維は女性で1日の摂取目標量は18g以上とされていますので、
食物繊維だけで見ると900gは食べられる計算になるのですが、
これだといくら何でも食べ過ぎになります。
れんこん1個で200~300gあり、半分に切ってあるれんこんが販売されているのをよく見かけますので、
それだと100~150g程度になるでしょうか。
れんこん100gのカロリーが66kcal程度なので、
れんこんを食べたとしても300g程度でとどめておいた方が良いでしょう。
食べすぎるとどうなるの?
どれくらいから食べ過ぎになるのかは、微妙なところですが、
食べ過ぎるとお腹が膨れますので、れんこんだけでお腹いっぱいになってしまうと
栄養の偏りが見られます。
1日程度なら問題はないのですが、毎日続くようなら注意が必要です。
カリウムが多く含まれていますので、食べ過ぎるとトイレが近くなります。
食物繊維の摂りすぎになる量としては、1~2kgのレンコンを食べないといけないため、
食べ過ぎたなという度を超えた量ですので、食物繊維のことはあまり気にしなくても良いでしょう。
なお、食物繊維を摂り過ぎると腹痛や下痢、逆に便秘になったりおならがよく出るようになったりします。
トキソプラズマは大丈夫なの?
一般的に市販されているれんこんはしっかりと洗浄されている状態で売られていますので、
基本的にトキソプラズマの心配はする必要はありませんが、
調理に使う際はしっかりと洗ってから調理を行なうようにしましょう。
れんこんは生で食べることができるのですが、
妊娠中は免疫力が低下しますので、加熱調理してから食べるようにしましょう。
中心部が75℃以上1分以上加熱した場合、寄生虫や菌は死滅しますので、
安心して食べることができます。
れんこんの栄養は?
れんこん可食部100gあたりの栄養は、
エネルギー 66kcal
水分 81.5g
タンパク質 1.9g
脂質 0.1g
炭水化物 15.5g
食物繊維 2g
ビタミンA(カロテン当量) 3μg
ビタミンE 0.6mg
ビタミンK 0μg
ビタミンB1 0.1mg
ビタミンB2 0.01mg
ナイアシン 0.4mg
ビタミンB6 0.09mg
葉酸 14μg
パントテン酸 0.89mg
ビタミンC 48mg
ナトリウム 24mg
カリウム 440mg
カルシウム 20mg
マグネシウム 16mg
リン 74mg
鉄 0.5mg
このようになっています。
参照:foodslink
特筆すべき栄養としては、
カリウムが挙げられます。カリウムは体内の塩分を体外に排出する働きがありますので、
高血圧になりやすい妊娠中にはおすすめの食材と言えるでしょう。
ビタミンCも豊富に含まれており、疲労回復、かぜの予防、癌予防、老化防止に効果があります。
また、れんこんのアクにはポリフェノールが含まれているため、
動脈硬化など生活習慣病予防に役立ちます。
れんこんのおすすめレシピは?
れんこんは和食料理なら何にでも合うのですが、
おすすめレシピとしては
シャキシャキレンコンの甘酢炒め
つくねのはさみ焼き
レンコンと豚挽き肉で和風キーマカレー
レンコンサラダ
牛肉とレンコンの甘辛炒め
レンコンで簡単!のり塩バター炒め
レンコンと鶏もも肉の照り焼き
筑前煮
レンコンの挟み焼き
レンコンと鶏肉の甘酢あん
野菜たっぷり五目豆
シャキシャキレンコンの鶏つくね
はさみれんこんハンバーグ
レンコンとこんにゃくのそぼろ炒め
れんこんのきんぴら
れんこんの土佐煮
などなど様々なおすすめレシピがあります。
レシピの詳細が知りたい方は下記からご覧になれます。
まとめ
妊娠中にれんこんは通常量であれば特に量のことは気にすることなく食べても問題はありません。
度を超えて過剰に摂取するとレンコンだけでお腹が満たされ、
栄養の偏りが気になりますし、食物繊維の摂りすぎになる可能性もあり、
そうなれば腹痛や下痢、便秘などを引き起こす可能性もあります。
基本的には一般常識的な量であれば問題は起こらないでしょう。
目安としてよく食べたなという量としては300g程度でしょうか(れんこん1個程度)
れんこんを使った料理は食物繊維が豊富なだけでなく
肉類にもよく合いますのでタンパク質も摂取できます。
食物繊維を意識して摂取することで腸内環境が良くなりますので、
妊娠中の体調も良いものになるでしょう。