妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
おしゃぶり昆布は食べても良いのでしょうか?ヨウ素の量が気になるところです。
こちらでは妊娠中のおしゃぶり昆布について紹介致します。

スポンサーリンク

妊娠中おしゃぶり昆布は食べても良いの?

おしゃぶり昆布

結論から言うと、おしゃぶり昆布は食べない方が良いです。
というのも、おしゃぶり昆布1gあたりにヨウ素が1.7mg含まれているからです。

妊娠中は1日のヨウ素摂取上限が2200μgになっております。

なお、平均必要量は170μgとなっていますので、
摂りすぎにも不足にも気をつけなければいけません。
参照:厚生労働省

ですので、おしゃぶり昆布を1g食べただけで残り500μgしか
ヨウ素を摂取できない状態になりますので、
おしゃぶり昆布は控えておいた方が良いでしょう。

ヨウ素は海藻類に含まれており、
昆布は突出してヨウ素含有量が高い食材となります。

仮におしゃぶり昆布を食べた日に昆布で出汁を取ったみそ汁などを飲むと、
摂取上限に達する可能性があります。

とはいえ、1日程度オーバーしたからといって、胎児に影響が出る訳ではありませんが。

ヨウ素を摂り過ぎるとどうなるの?

妊娠中にヨウ素を摂りすぎると新生児に甲状腺機能低下が生じることが知られており、
甲状腺機能低下をきたした乳児に関して、母親の妊娠中の昆布製品からのヨウ素摂取量は
2.28~3.18mg/日であると推定されていますので、
日常的に耐容上限量以上のヨウ素を摂取し続けると、新生児及び乳児の
甲状腺機能低下が生じる可能性があると言うことになります。

なお、日本人の平均ヨウ素摂取量は約1.5mg/日に達していると推定されていますが、
甲状腺機能低下や甲状腺腫の発生はほとんど認められていないとのことです。
参照:厚生労働省

逆にヨウ素が不足するとどうなるの?

ヨウ素は人間にとって必要不可欠なミネラルのひとつで、
ヨウ素が不足している状態が続くと流産や早産、死産などのリスクが高くなります。
ですが、日本においては海藻を食べる機会が多いため、
ヨウ素不足になることはあまりないと言えます。

ですので、ヨウ素不足のことを心配することはないでしょう。

1日程度摂りすぎても大丈夫

先にも書きましたが、日常的に耐容上限量以上のヨウ素を摂取し続けることが問題なので、
1日程度昆布(ヨウ素)を摂りすぎたからと言って直ちに問題になるものではありません。
ですので、1日程度摂りすぎたとしても大丈夫と言えます。

昆布以外にヨウ素が多く含まれている食材は?

昆布は群を抜いてヨウ素含有量が多い食材となり、
それに続くのがひじきです。
ひじきは5~7gあたりにヨウ素が1.5~2mg含まれていますので、
ひじきの食べ過ぎにも注意しなければいけません。

たまにひじきを食べ過ぎたからといって問題になるのではなく
日常的にひじきを食べ過ぎている(ヨウ素を摂り過ぎている)と
赤ちゃんに影響が出る可能性があるのです。

続いて
わかめの吸い物(1~2g)中に0.08~0.15mgのヨウ素が含まれており、
海苔1/2枚(1g)で0.06mgのヨウ素が含まれています。
寒天(1g)で0.18mgのヨウ素が含まれています。
その他、ヨウ素の多い魚としてはタラが挙げられ、
100gあたりにヨウ素0.35mg含まれています。

昆布以外にひじきも注意が必要ですが、
その他については通常量食べる分には問題になるような数値ではありませんので、
海苔や寒天などに含まれるヨウ素に関しては気にする必要はないでしょう。

おしゃぶり昆布を食べてしまったらどうしたらいいの?

おしゃぶり昆布は1袋あたり約10g程度の昆布が含まれており、
これを日常的に食べていると、明らかに耐容上限を上回ってしまいますので、
胎児に影響が出る可能性が懸念されます。

ですが、1回程度食べ過ぎたからと入って胎児に影響が出るようなものではなく
長期にわたり過剰摂取し続けていると胎児に影響が出る可能性があるものなので、
そのまま様子を見ると良いでしょう。

どうしても心配なようならかかりつけの医師に相談されると安心かと思います。

まとめ

おしゃぶり昆布には1gあたり1.7mgのヨウ素が含まれており、
妊娠中の1日のヨウ素摂取上限は2.2mgとなっているため、
他からのヨウ素摂取を考えると日常的に食べない方が良い食品となります。

1回程度食べたからといって問題になることはないのですが、
長期にわたり過剰摂取が続くと胎児に影響が出る可能性がありますので、
妊娠中はおしゃぶり昆布は食べない方が良いでしょう。

おすすめ

妊娠中に保険の見直しや加入をすおすすめする理由とは?

スポンサーリンク