妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
卵豆腐は食べても良いのでしょうか?何か注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の卵豆腐について紹介致します。
妊娠中卵豆腐は食べても良いの?
結論を言うと妊娠中のどの時期においてもつわり時期でも
卵豆腐は食べても構いません。
ただし、食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、
食べ過ぎには注意してください。
どれくらいの量食べても良いの?
卵豆腐1個当たり(65g)のカロリーは50kcalとなっております。
塩分は0.65gとなっています。
カロリー的にはたくさん食べても問題ないのですが、
塩分的には2個食べただけで1.3gもの塩分を摂取してしまうことになるため、
1日に食べたとしても2個程度で抑えておいた方が良いでしょう。
厚生労働省によると18歳以上の女性の1日の塩分摂取目標量は6.5g未満と定められているため、
1食に表すと2.1g程度しか塩分を摂取できません。
ですので、卵豆腐は1食に多くて1個でとどめておきましょう。
卵豆腐の栄養は?
卵豆腐1個(65g)あたりの栄養は
エネルギー 50kcal
タンパク質 4.23g
脂質 3.45g
炭水化物 0.59g
ビタミンA 53.95μg
ビタミンD 0.39μg
ビタミンE 0.39mg
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB2 0.11mg
ナイアシン 0.33mg
ビタミンB6 0.03mg
ビタミンB12 0.46μg
葉酸 16.25μg
パントテン酸 0.4mg
ビオチン 8.45μg
ナトリウム 253.5mg
カリウム 64.35mg
カルシウム 16.9mg
マグネシウム 5.2mg
リン 61.75mg
鉄 0.52mg
亜鉛 0.39mg
銅 0.02mg
マンガン 0.01mg
ヨウ素 500.5μg
セレン 9.75μg
モリブデン 0.65μg
食塩相当量 0.65g
このようになっています。
参照:カロリーSlism
この中で多い成分としては、
ビタミンB12、ビオチン、ナトリウム、ヨウ素、セレンとなります。
ビタミンB12は赤いビタミンとも呼ばれ、血液を作る造血作用があるのが特徴です。
また、眼精疲労や肩こり、神経痛の改善も期待できます。
ビオチンは体内で糖・アミノ酸・脂質などの代謝に関わる補酵素として働き、
エネルギーを作り出す手助けをしています。
ヨウ素は、甲状腺の正常な機能に不可欠な栄養素です、
それ以外にも肝機能の改善、アトピーなどの改善、認知症改善、
動脈硬化改善などが報告されています。
セレンは、特定の食品に含まれる必須ミネラルで
甲状腺ホルモンの活性化に必須で
抗酸化作用で組織細胞の酸化を防ぐ働きをします。
つわりで卵豆腐しか食べられない場合は?
つわり時期で卵豆腐しか食べられない場合、
つわり時期の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、卵豆腐を食べられる時に食べられるだけ食べて問題ありません。
この時期は卵豆腐しか栄養を補うものがありませんので、
塩分のことはひとまず置いておいて食べて栄養を摂るようにしましょう。
卵豆腐しか食べていなくてお腹の赤ちゃんが心配になるかも知れませんが、
赤ちゃんはママが元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので、
心配する必要はありません。
卵豆腐は塩分が比較的多い食品のため、
できれば果物のジュースや果物そのものを摂取することで、
カリウムを摂取できますので、積極的に摂り入れてください。
カリウムは体内の塩分を体外に排出する働きがあります。
つわりが終わり何でも食べられるようになったら
栄養やカロリー、塩分のことを意識した食生活に戻すようにしてください。
まとめ
妊娠中のどの時期においても卵豆腐は食べても構いません。
ですが、つわり時期以外でたくさん食べると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、
食べたとしても1日に2個程度でとどめておきましょう。