妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
とろろ昆布は1日にどれくらいの量食べても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のとろろ昆布について紹介致します。

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とろろ昆布は1日にどれくらいの量食べても良いの?

とろろ昆布

とろろ昆布で気をつけなければいけないのはヨウ素摂取量です。
妊娠中は1日のヨウ素摂取上限が2200μgになっております。

なお、平均必要量は170μgとなっていますので、
摂りすぎにも不足にも気をつけなければいけません。
参照:厚生労働省

では、とろろ昆布に含まれているヨウ素量を見てみると、
フジッコのとろろ昆布では、100gあたり195mgのヨウ素が含まれており、
1gあたりに直すと1.95mg(1950μg)となります。
参照:フジッコ

ですので、とろろ昆布は1日に1g程度食べても良い計算になります。
仮に2g食べたとすると上限を超えてしまいますので、食べ過ぎになります。

なお、とろろ昆布1gがどれくらいの量になるかというと、以下のサイトを参照してください。

生活知恵袋でとろろ昆布1gの量を見てみる

ヨウ素を摂り過ぎるとどうなるの?

妊娠中にヨウ素を摂りすぎると新生児に甲状腺機能低下が生じることが知られており、
甲状腺機能低下をきたした乳児に関して、母親の妊娠中の昆布製品からのヨウ素摂取量は
2.28~3.18mg/日であると推定されていますので、
日常的に耐容上限量以上のヨウ素を摂取し続けると、新生児及び乳児の
甲状腺機能低下が生じる可能性があると言うことになります。

なお、日本人の平均ヨウ素摂取量は約1.5mg/日に達していると推定されていますが、
甲状腺機能低下や甲状腺腫の発生はほとんど認められていないとのことです。
参照:厚生労働省

逆にヨウ素が不足するとどうなるの?

ヨウ素は人間にとって必要不可欠なミネラルのひとつで、
ヨウ素が不足している状態が続くと流産や早産、死産などのリスクが高くなります。
ですが、日本においては海藻を食べる機会が多いため、
ヨウ素不足になることはあまりないと言えます。

ですので、ヨウ素不足のことを心配することはないでしょう。

1日程度食べ過ぎても大丈夫

先にも書きましたが、日常的に耐容上限量以上のヨウ素を摂取し続けることが問題なので、
1日程度昆布(ヨウ素)を摂りすぎたからと言って直ちに問題になるものではありません。
ですので、1日程度摂りすぎたとしても大丈夫と言えます。

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とろろ昆布1gって何に使える?

例えば、みそ汁やお吸い物に入れるのであれば、1gもあれば問題ないでしょう。
また、おにぎりに混ぜるというのも1gもあれば、事足りるかと思います。

何かの料理に使うのであれば、1gのとろろ昆布では少ないので、
料理に使用するというのは難しいかも知れません。

ただ、家族で食べるとなると、食べる量を調節すれば良いので、
一部とろろ昆布を使った料理を紹介しておきます。

とろろ昆布入り浅漬け
とろろ昆布を使ったきゅうりとオクラの梅肉和え
とろろ昆布と野菜のかき揚げ
とろろ昆布入りお好み焼き
とろろ昆布を使った豚肉とまるごと大根鍋
とろろ昆布入りチヂミ
とろろ昆布のミルフィーユカツ
とろろ昆布と長芋のグラタン
2種類のおいもの海藻グラタン
れんこんとはんぺんのお豆腐団子

これらのレシピは下記のサイトに載っています。

mogunaでとろろ昆布レシピを見てみる

昆布以外にヨウ素が多く含まれている食材は?

昆布は群を抜いてヨウ素含有量が多い食材となり、
それに続くのがひじきです。
ひじきは5~7gあたりにヨウ素が1.5~2mg含まれていますので、
ひじきの食べ過ぎにも注意しなければいけません。

たまにひじきを食べ過ぎたからといって問題になるのではなく
日常的にひじきを食べ過ぎている(ヨウ素を摂り過ぎている)と
赤ちゃんに影響が出る可能性があるのです。

続いて
わかめの吸い物(1~2g)中に0.08~0.15mgのヨウ素が含まれており、
海苔1/2枚(1g)で0.06mgのヨウ素が含まれています。
寒天(1g)で0.18mgのヨウ素が含まれています。
その他、ヨウ素の多い魚としてはタラが挙げられ、
100gあたりにヨウ素0.35mg含まれています。

昆布以外にひじきも注意が必要ですが、
その他については通常量食べる分には問題になるような数値ではありませんので、
海苔や寒天などに含まれるヨウ素に関しては気にする必要はないでしょう。

まとめ

とろろ昆布にはヨウ素が多く含まれていますので、
2gも食べてしまうとヨウ素の摂りすぎになってしまいます。

1日に食べても良い量としては1gまでにとどめてください。

なお、1日程度食べ過ぎたからといって直ちに生まれてくる赤ちゃんに影響があるわけではなく、
長期的継続的に過剰摂取し続けることにより影響が出る可能性があるため、
継続的に過剰摂取にならないように気をつけてください。

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