妊娠中にカルピスを毎日飲んでいる方は要注意です。
なぜかというと、砂糖がたくさん含まれているからです。
では、1日にどれくらいの量飲んでもいいのか見ていきましょう。

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カルピスはどれくらい飲んでもいいの?

カルピス

カルピスウォーター(500ml)に含まれている砂糖の量は55.5gです。
カルピスの原液40ml中に含まれる砂糖の量は22gとなっており、
これを水で5倍希釈して200mlにして飲む感じになります。
参照:ちそう
参照:さかい歯科クリニック

1日にどのくらいの砂糖を摂取しても良いかというと
世界保健機関(WHO)ではこのように述べています。

成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大するという。

引用:食品安全委員会

健康の増大を図るのであれば、1日の遊離糖類は25g以下に抑えるように言っています。
なお、遊離糖類というのは砂糖などをはじめぶどう糖、果汁や蜂蜜、シロップなどのことを指します。

カルピスウォーターペットボトル(500ml)1本飲んでしまうと、
25gを余裕で越えてしまいます。

カルピスを原液40mlで作った場合でも22gの砂糖を摂取することになります。
これなら問題がなさそうな感じにも見えますが、カルピスだけ摂取するなら良いのですが、
他におやつなどを食べると簡単に25g以下という数値は超えてきます。
おやつの中に含まれる砂糖を一部ですが見ていくと、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
コーラ(500ml)に砂糖56g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院

このようになっています。

では、エネルギー総摂取量の10%未満という数値に当てはめると、1日の遊離糖類摂取量は50g未満までは良いということになります。

これでも、カルピスウォーターを1本(500ml)摂取してしまうとオーバーしてしまいます。

カルピス原液40mlで作ったカルピスなら、22gなのでおやつを控えめに食べたとしたら
50g未満に収まるでしょう。

ただし、カルピスを飲んでケーキを食べると50g未満という数値は簡単に超えてきますので、
ケーキなどのように砂糖がたくさん使われているおやつを食べる時はカルピスは飲まないようにした方が良いでしょう。

カルピスを毎日飲むのであれば、カルピスウォーターの場合1日に100~200ml程度で抑えた方が良いでしょう。
カルピスを作る場合も原液20ml~40mlで抑えて、おやつも控えめにした方が良いです。

カルピスウォーターを1本(500ml)飲みたいということであれば、
1週間に1回飲むなど間隔をあけて飲むと、そのときは砂糖の過剰摂取になるかもしれませんが、毎日過剰摂取するということにはならないので、問題はありません。

なお、つわり時期でカルピスしか飲めないような状態であれば、
砂糖のことは気にせず飲んでいただいて問題ありません。
つわりはずっと続く物ではないので。

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砂糖を摂り過ぎるとどうなるの?

上記でも述べたようにたまに過剰摂取になる分には特に問題はないのですが、
日常的に過剰摂取になる場合、例えばカルピスウォーターを毎日1本飲んでおやつも食べるような生活を送っていると、
日常的に砂糖を過剰摂取することになります。
そうなると、ママの肥満のリスクや高血圧のリスク、糖尿病のリスクなど生活習慣病のリスクが増加します。

それだけでなく、ママの心臓病のリスクも増加するようです。
参照:アスゲン製薬株式会社

ママだけではなく生まれてくる赤ちゃんにも影響が出る可能性があります。
呼吸ケアクリニック東京によれば、妊娠中に砂糖を過剰摂取していると
生まれてきた赤ちゃんのアトピーやアトピー性喘息のリスクの高さと関係していたというのです。
参照:呼吸ケアクリニック東京

なお、菓子パンにもたくさんの砂糖が含まれていますので、
毎日食べるということは控えてください。

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0キロカロリーのカルピスがあるが

0キロカロリーのカルピスというものが販売されています。
これは砂糖不使用で砂糖の心配をする必要はないのですが、
人工甘味料としてアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロースが含まれています。
参照:amazon

カルガリー大学のライマー教授の研究によると、人工甘味料を日常的に摂取していた場合に次のような症状が出る可能性があるようです。

実験では妊娠中のラットにアスパルテーム、ステビア、または普通の水を与え、出産後に仔の体重を測定しするとともに腸内微生物叢を調査した。

驚くべきことに、甘味料はラットの母親に対する影響はごくわずかだったものの、仔には有意な影響があった。甘味料を与えられた母親から生まれた仔は、体重が多く、体脂肪率が高くなっていた。腸内微生物に重要な変化が見られ、具体的には、プロピオン酸と酪酸を生成する微生物が増加し、乳糖を発酵させる種は減少していた。腸内細菌叢におけるこれらの変化は、仔の体重増加を引き起こした可能性があるという。

引用:LINK de DIET

この研究ではマウスが使われたので、それをそのまま人間に当てはめることは出来ませんが、
動物実験において、肥満になるリスクが高くなった以上、人間の赤ちゃんにも同じことが起こる可能性が否定できません。

ですので、妊娠中に人工甘味料の摂取は控えた方が良いです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
カルピスはあっさりとして飲みやすいかもしれませんが、カルピスウォーター(500ml)中に55.5gもの砂糖が含まれています。
この量はコーラとそう変わらないくらいの砂糖が含まれています。(コーラ500ml中に砂糖56.5g)

これを日常的に飲んでいると砂糖の過剰摂取になる可能性が高くなり、
日常的に砂糖の過剰摂取が続くと、ママの生活習慣病だけでなく生まれてくる赤ちゃんにも影響がでる可能性があるため、
妊娠中だけではないですが、砂糖の過剰摂取にならないように生活習慣を変えていかなければなりません。

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