妊娠中何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
お茶漬けは食べても良いのでしょうか?注意点はあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中のお茶漬けについて紹介致します。

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妊娠中お茶漬けは食べても良いの?

お茶漬け

妊娠中のどの時期においてもお茶漬けは食べても構いませんが、
毎食お茶漬けとなると塩分の摂り過ぎになりますので、
食べたとしても1日1食程度でとどめておいた方が良いでしょう。

普段の食事から塩分を摂り過ぎていると思われる方は、
1日1食のお茶漬けでも塩分が多い可能性がありますので、
1週間に1回などたまに食べる程度にしておいた方が良いかもしれません。

ただし、つわり時でお茶漬けなら食べられると言う場合、
つわり時の考え方は、食べられるものを食べられる時に食べられるだけ食べる
ということなので、この時は塩分のことをそこまで意識しなくても良いです。

つわりが終わって何でも食べられるようになれば、
塩分を意識した食生活に戻してください。

お茶漬けの塩分量はどのくらい?

お茶漬けの素1袋あたりに、塩分は2.2~2.5g程度含まれています。
厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準2020年版」では、
1日の塩分量を18歳以上の女性は6.5g未満を目標としていますので、
この目標から見てお茶漬けの塩分の多さがわかるかと思います。

仮に、1日3食お茶漬けを食べたとするなら
お茶漬けだけで6.6gもの塩分を摂取してしまうことになりますので、
他からの塩分摂取のことも考えると塩分を明らかに摂り過ぎているということになります。

なお、お茶漬けの素を使用したお茶漬けに梅干しを入れてしまうと、
塩分の過剰摂取になってしまうため入れないでください。

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塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

塩

たまに塩分を過剰摂取したとしても特に問題にはならないのですが、
日常的に過剰摂取していると、
妊娠中はむくみやすいのですが、そのむくみがさらにひどくなったり、
高血圧のリスクを高めたり、
赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなります。
参照:エレビット

妊娠高血圧症候群になると胎盤に送られる血液量が減少して、赤ちゃんに酸素や栄養がうまく行き渡らなくなる可能性を高め、
その結果、赤ちゃんの発育不全や機能不全を引き起こす可能性が高まったりします。
参照:HOW TO MARRY

塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?

人参

食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。

カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg

ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg

干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg

このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。

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お茶のカフェインは大丈夫なの?

お茶漬けをする場合、お湯を注いで作る場合と、
お茶(煎茶など)を注いで作る場合がありますが、
煎茶のカフェイン量は100mlあたり30mgなので、
仮に1日3食お茶でお茶漬けを食べたとしても90mgのカフェイン摂取量であるため、問題はありません。

妊娠中にどれくらいのカフェインを摂取していいのか見てみると、
世界保健機関(WHO)によると1日に摂取しても良いカフェイン量は300mg/日(コーヒーをマグカップで約2杯)としています。
英国食品基準庁(FSA)では、1日あたりのカフェイン摂取量を200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)に制限するように求めています。
カナダ保健省(HC)では、1日のカフェイン摂取量を300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)に制限するようにいっています。
参照:厚生労働省

と、海外ではカフェイン許容量が決まっています。
日本にはカフェイン摂取許容量が決まっていませんが、
産婦人科医はコーヒーなら1~2杯程度はOKとしている医師も多くおられます。
参照:ママ、あのね。

このコーヒーの種類が何かはわかりませんが、
コーヒーのカフェインは1杯あたり60~100mg程度ありますので、
それが2杯ということは200mg程度まではOKと思ってもらって良いでしょう。

ですので、100mg以下のカフェイン量は問題にはならないのです。

お茶漬けの種類は何でもいいの?

お茶漬けには様々な種類があります。
海苔、梅、鮭、わさびなど、メーカーも永谷園などがありますが、
どの種類であってもどのメーカーであっても
食べても問題ありません。

そのときの気分に合わせてお茶漬けの種類を変えるのも良いでしょう。

なお、鯛や鮭の切り身が乗ったお茶漬けなどがありますが、
こちらは出汁をかけた表面は加熱されるのですが、
中は生の状態で、リステリア菌やアニサキスが気になりますので、
できれば食べないようにした方が良いでしょう。

他にも生ものの魚や肉が入ったものは控えるようにした方が無難です。

まとめ

妊娠中のどの時期においてもどの種類のお茶漬けを食べても構いませんが、
お茶漬けは塩分量が多いため、毎食お茶漬けなどはせず
できれば1日1食程度でとどめておいた方が良いでしょう。

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