妊娠中は食べ物や飲み物など何かと気を遣う時期ですが、
飲むヨーグルトはどれくらいの量飲んでも良いのでしょうか?
また、注意点などあるのでしょうか?
こちらでは妊娠中の飲むヨーグルトについて紹介致します。
妊娠中飲むヨーグルトはどれくらい飲んでもいいの?
妊娠中に飲むヨーグルトを飲んでも特に問題はありません。
ですが、飲み過ぎには注意が必要です。
プレーンタイプ(砂糖の入っていない)の飲むヨーグルトなら
砂糖のことを気にしなくても良いのですが、
果肉入りなど通常の白い飲むヨーグルトにも砂糖が含まれています。
あくまでも一例にはなるのですが、コップ1杯(200ml)中に砂糖は24.4g程度含まれています。
メーカーや種類によっても異なると思いますので、参考程度にとどめておくと良いでしょう。
参照:note
では、砂糖は1日にどれくらい摂取しても良いのかというと、
世界保健機関(WHO)ではこのように述べています。
成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めている。また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大する
引用:食品安全委員会
健康のことを考えると、1日に25g以下に制限した方が良さそうです。
ですが、飲むヨーグルトを200ml飲むだけで25gに近い砂糖を摂取してしまうことになります。
また、間食などでおやつを食べると思いますが、おやつにも結構な砂糖が含まれています。
おやつの一部になりますが、どれくらいの砂糖が含まれているのか見ていくと、
ショートケーキ(100g)に砂糖32g程度
あんぱん(80g)に砂糖26g程度
大福(70g)に砂糖12g程度
シュークリーム(70g)に砂糖9.2g程度
プリン1個に砂糖16g程度
アイスキャンディー1本に砂糖16g程度
含まれています。
参照:いずみ中央歯科医院
プリンやアイスを食べただけで16gもの砂糖を摂取してしまうことになるので、
それに加えて飲むヨーグルトを飲むと簡単に25gを越えてしまいます。
では、エネルギー総摂取量の10%未満を勧めていますので、
こちらにあわせると、1日に砂糖摂取量は50g未満摂取できるということになります。
これなら、1日に飲むヨーグルトを200ml程度飲んで、おやつを軽く食べても
問題はなさそうです。
メーカーや種類によって糖質の含有量が異なりますので、
原材料や成分をよく見てから摂取すると良いでしょう。
糖質として書かれているとわかりやすいですが、
書かれていない場合は、炭水化物を見ると良いでしょう。
炭水化物≒糖質とここでは思ってもらって良いでしょう。
(具体的には炭水化物-食物繊維で糖質が割り出されます)
注意点はあるの?
注意点としては、飲み過ぎに注意が必要です。
例えば、砂糖入りの飲むヨーグルトを500mlなど飲むと
砂糖の摂り過ぎになります。
また、飲むヨーグルトを過剰に摂取するとお腹が緩くなることがありますので、
お腹を壊しやすい方はたくさん摂取しない方が良いです。
また、アロエ入りの飲むヨーグルトについてですが、
こちらも飲んで大丈夫です。
アロエには子宮収縮作用があると言われていますが、
これはキダチアロエの葉の表面に多く含まれているバルバロイン(別名アロイン)の作用によって
子宮収縮が起こるのですが、生食用としてのアロエ、アロエベラにはこの成分が含まれていません。
参照:健康情報/薬剤師
飲むヨーグルトは様々な種類が出ていますが、基本的に飲んではいけない飲むヨーグルトはありません。
アロエがどうしても気になる方はアロエ入りの飲むヨーグルトは避けると良い話です。
砂糖が含まれているものに関しては、飲み過ぎると砂糖の摂り過ぎになり、
そのような生活を毎日送っているとママの糖尿病や肥満など生活習慣病のリスクが高くなります。
砂糖を過剰に摂取し続けていると胎児というか生まれてくる赤ちゃんに影響が出る可能性があります。
呼吸ケアクリニック東京の記事を見てみると、
妊娠中に砂糖入り飲料の摂取が多いと小児のぜんそくが発症する確率が高くなるのではないかと述べています。
参照:呼吸ケアクリニック東京
ですので、妊娠中に砂糖を毎日過剰に摂取することは控えた方が良いです。
できれば、砂糖を含む飲むヨーグルトよりも砂糖を含まない飲むヨーグルトを摂取することをお勧めします。
なお、菓子パンにもたくさんの砂糖が含まれていますので、
できれば菓子パンは控えた方が良いでしょう。
そこで、お勧めの飲み物として、トリプルヨーグルトという飲料が森永より出ています。
これは、血圧や血糖値、中性脂肪が気になる方用に作られたもので、
この3つは妊娠中に気になるところでもありますので、トリプルヨーグルトはお勧めと言えるでしょう。
このトリプルヨーグルトには砂糖ではなくオリゴ糖が含まれていますので、
砂糖の過剰摂取になることもないので、その点においてもお勧めです。
飲むヨーグルトを飲むメリットは?
飲むヨーグルトの成分を見てみると、
カルシウム、タンパク質、乳酸菌があげられます。
カルシウムは骨を強化するのに役立ちますし、
タンパク質は筋肉や皮膚、髪の毛などを作るのに役立ちます。
乳酸菌は腸内環境を整えてくれるので、
便秘解消やダイエットにも期待できます。
また、妊娠中での効果を挙げると、
胸焼けする後期つわり時でも胃に負担がかからないと言うことが言えます。
乳製品は消化しやすい食品ですので、逆流性食道炎になったときでも摂取しやすい飲み物となります。
タンパク質や脂質も摂れるので、栄養面においても優れています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
飲むヨーグルトは妊娠中でも安心して飲める飲み物となっています。
ですが、砂糖が含まれているものは多量に摂取すると生活習慣病などになる可能性が高くなりますので、
1日に飲んだとしても200ml程度に抑えた方が良いでしょう。
できれば、無糖タイプの飲むヨーグルトが良いです。
ただし、無糖タイプの場合でも飲み過ぎると、お腹が緩くなることがありますので、
過剰に摂取するのは避けた方が良いでしょう。