奈良漬けは美味しくて一度にたくさん食べる方もいると思います。
奈良漬けにはアルコールが含まれていますが、妊娠中に食べても良いのでしょうか?
また、どのくらい食べてもいいのか?胎児に影響はないのか?
などについて紹介致します。
妊娠中奈良漬けは食べてもいいの?胎児への影響は?
まず結論を出す前に奈良漬けのアルコール度数を見てみましょう。
奈良漬けは日本農林省によると、3.5%以上のアルコール分を含むことが
奈良漬けの定義とされています。
一般的な奈良漬けのアルコールは5%以上のものが多いです。
これが何を意味するのかというと、わかりやすく置き換えると、
奈良漬けを350g食べると350mlの缶ビール1本分のアルコールを摂取することと同じことになります。
350gの奈良漬けというのは、
おおよそ50切れ分くらいの量ですので、
一気にそこまで食べるという方もあまりいないと思いますが、
目安として書いておきます。
妊娠中のアルコールはどれくらい摂取してもいいの?
では、妊娠中のアルコールはどれくらい摂取してもいいのか?について見ていく必要があります。
日本産婦人科医会・先天異常委員会委員の記事を見ていくと、
1日のアルコール量15ml未満摂取している妊婦は、胎児への影響は少ないとされています。
90ml以上の場合は奇形の発生が明らかに高くなる
120ml以上で胎児アルコール症候群発生率30~50%となります。
なお、アルコール量15mlというのは、
ワインでいうとグラス1杯
日本酒でいうとコップ1/2杯
ビールでいうと350ml缶1本
という換算になります。
参照:日本産婦人科医会・先天異常委員会委員
妊娠中の飲酒に関しては安全量が確立されていない
少ない量でも胎児に影響をおよぼす可能性があると言っています。
また、アメリカの小児学会では一切飲まないに越したことはないとして、
妊婦の飲酒は一切ダメと勧告をしています。(2015年)
参照:YAHOOニュース
これを元に考えると、
奈良漬けを一度に350g程度食べても胎児への影響は少ないということがわかるのですが、
一切摂取しないに越したことはないとしているので、
奈良漬けは食べないで良いのなら食べない方が良いということになります。
妊娠中奈良漬けは食べてもいいのか?結論は?
おそらく、これはアルコールの量が問題だと思われるので、
奈良漬けを1切れ2切れ食べたところで量的に何も起きないと考えます。
ですがアルコールが気になる場合は、
食べないようにしましょう。食べたことによって不安になり
それがストレスになるといったことになりますので。
奈良漬けのアルコールを飛ばしてから食べるという方法も!
奈良漬けを薄くスライスして2~3時間程度置いておけば、
かなりのアルコールが飛びますので、アルコールの心配をする必要が限りなく少なくなります。
他の方法としては、お茶漬けにするという方法です。
奈良漬けを熱湯に浸けるとアルコールは飛びますので、
この方法でもアルコールを気にすることなく奈良漬けを楽しむことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アメリカ小児学会によると妊娠中のアルコール摂取は
少量でもしない方が良いと結論づけています。
ですので、これに従うのであれば、
妊娠中に奈良漬けを食べない方が良いでしょう。
それでも食べたいということであれば、1切れ2切れといったように
少量食べるという方法を取ると良いかと思われます。
ただし、アルコールが気になるのでしたら、
食べないに越したことはないということになります。
アルコールが気になる方でどうしても食べたいという場合は、
奈良漬けのアルコールを飛ばしてから食べると良いかと思います。