妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
明太子フランスは食べても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中の明太子フランスについて紹介致します。
妊娠中明太子フランスは食べても良いの?
結論を言うと、明太子にしっかり火が通っていれば
食べても問題ありません。
明太子フランスの基本的な作り方は、フランスパンに明太子バターを挟み込んで
180℃のオーブンで8分~加熱を行ないますので、
加熱した時点でリステリア菌は死滅しますので、食中毒になる心配はありません。
明太子の辛さは大丈夫なの?
明太子程度の辛さであれば、ピリ辛程度ですので、
何の問題もありません。
問題となるのは激辛のものを食べた時になります。
激辛のものを食べると腹痛や下痢になる可能性があり、
ひどい下痢になると子宮が収縮して胎児に良い影響は与えません。
また、激辛に強い場合でも、食べ続けることで痔になる確率が高くなります。
妊娠中に痔になると治療などが限られる可能性がありますので、注意が必要です。
なお、激辛のものを食べたとしても胎児には直接的な影響はありません。
どれくらいの量食べても良いの?
妊娠中の1日の摂取カロリー目標を見てみると、
普通の生活を送っている人で、
妊娠初期 2050kcal
妊娠中期 2250kcal
妊娠後期 2450kcal
となっており、そのうちおやつで摂取するカロリーは
厚生労働省の食時バランスガイドによると1日200kcal以下が推奨されていますので、
これを引いて、1日3食摂取するとした場合の1食のカロリーは、
妊娠初期 633kcal
妊娠中期 700kcal
妊娠後期 783kcal
となります。
明太子フランスのカロリーを見てみると、
100gあたり352kcal
1本125gあたり440kcalとなっていますので、
1本は食べても良い計算になります。
ただし、1本ではカロリーが足りませんので、
これが朝食だった場合、サラダやヨーグルト、卵料理などを追加して
食べると万遍なく栄養の摂れる朝食になるでしょう。
塩分が多く含まれているのが気になる
明太子フランス1本あたりに含まれる塩分は2.36gとなっています。
厚生労働省によると18歳以上の女性の1日の塩分摂取目標量は
6.5g未満と定められています。
1食分に表すと2.1g程度の塩分量でとどめなければいけません。
ですので、明太子フランスを1本食べると塩分の摂り過ぎにあたります。
ただし、これが日常的になっていなければあまり問題にはなりません。
日常的に塩分を摂り過ぎているとむくみや妊娠高血圧症になるリスクが高まりますので、注意しなければいけません。
塩分を摂り過ぎている場合の対処法は?
食生活を見直すことが前提となるのですが、
カリウムを摂取することで、摂取した塩分を排出する作用があるため、
カリウムを摂取することをお勧めします。
カリウムが多く含まれる食材として100gあたりで挙げると
切り干し大根 3500mg
ドライトマト 3200mg
アボカド(生) 720mg
ほうれん草(生) 690mg
人参(生) 630mg
ドライマンゴー 1100mg
ドライバナナ 1300mg
干し柿 670mg
バナナ(生) 360mg
干しひじき(乾燥) 6400mg
乾燥わかめ 5200mg
あおさ(素干し) 3200mg
焼き海苔 2400mg
わかめ(生) 730mg
このようにカリウムを多く含む食材はたくさんあります。
塩分を摂り過ぎている場合は、カリウムの多い食材を積極的に摂り入れましょう。
なお、カリウムには摂取上限はありませんので、心配する必要はありません。
まとめ
明太子フランスの明太子に火が通っていれば
リステリア菌は死滅していますので、リステリア菌の心配はする必要はありません。
基本的にはオーブンで焼くため問題ないのですが、
万が一生の明太子が乗っていた場合は控えた方が良いでしょう。
仮に生の明太子を食べた場合、母体に症状が出なければ
胎児に影響することはありませんし、感染するのが稀なケースとなりますので、
そこまで不安になることはありません。
ただし、次回からは気をつけましょうといったところです。
明太子フランスは塩分が比較的多いため、
食べるとしたらカリウムの多いものと一緒に食べるようにしましょう。